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資料2_薬局薬剤師によるHIV専門医療機関との連携等について (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59230.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第15回 6/30)《厚生労働省》
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HIV診療における薬剤師の関わり
エイズ治療・研究開発
センター(ACC)
全国のブロック・中核・
拠点病院

HIV感染症専門・薬物療法
認定薬剤師などが中心に
なって薬薬連携を実施

エイズ治療拠点病院(2025年5月2日現在)
全国369施設
(うちブロック:14施設、中核60施設)

保険薬局
(高度薬学管理機能として、
HIV感染症については、現
在のところ専門医療機関連
携薬局などの標榜はない)

病院薬剤師(主な業務)

薬局薬剤師(主な業務)

• 患者への服薬支援
(治療開始前・治療開始時・治療開始後)
服薬指導:ライフスタイルに合わせた服薬支援、食事の影響確認、併用薬・
サプリメントの薬物相互作用確認、合併症管理(生活習慣病)、血友病、薬
剤耐性、抗HIV薬の情報提供
• 医師・医療スタッフ
質疑応答・情報共有・情報提供、カンファレンス参加と治療方針への参画
• 薬薬連携
薬剤の在庫管理、ART開始時・変更時の薬局への情報共有
• 抗HIV薬血中濃度測定 (NCGM、名古屋医療センター)

• 患者への服薬支援
(治療開始時・治療開始後)
服薬指導:ライフスタイルに合わせた服薬支援、食事の影響確認、併用薬・
サプリメントの薬物相互作用確認、合併症管理(生活習慣病)、血友病、抗
HIV薬の情報提供
• 地域連携
他の病院・クリニックからの処方箋応需、薬剤の重複・薬物相互作用の
チェック、ポリファーマシー対応、患者高齢化に伴う在宅訪問による服薬・薬
剤管理
• 薬薬連携
病院と連携した薬剤の在庫管理

【具体的な連携内容】
• 患者残薬の確認と処方日数の調整→無駄な残薬を作らない(処方数の多い薬局以外はデスストックの観点からボトルだし)→ 医療費の適正化
アドヒアランスの確保による無駄な医療費の低減
抗HIV薬:年間240万円/人→アドヒアランス95%で残薬12万円/年→HIV治療患者数約4万人だとアドヒアランス95%でも残薬48億円
• 病院-保険薬局間でのトレーシングレポート(TR)や情報共有書の活用
病院側で拾いきれない薬局からの情報提供(アドヒアランス不良、認知機能低下、他院処方薬・サプリメントを含む薬物相互作用)→ フォローアップ体制の充実
• 災害時の対応
災害発生時の薬剤の供給確保、薬局や病院間の連携、緊急時の抗HIV薬の服薬中止

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