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2 健康・福祉 (2 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/zenbun/07pdf_index.html
出典情報 令和7年版高齢社会白書(6/10)《内閣府》
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年 11 月には、令和7年度から使用する「日本

う、
「第4次食育推進基本計画」
(令和3年3月

人の食事摂取基準(2025 年版)」を策定し、策

31 日食育推進会議決定)に基づき、多世代交

定に当たっては高齢者の低栄養やフレイル予防

流等の共食の場の提供や栄養バランスに優れた

も視野に入れた。また、令和2年3月に作成し

日本型食生活の実践に向けたセミナーの開催等

た、高齢者やその家族、行政関係者等が、フレ

の食育活動を支援するなど、こどもから大人に

イル予防に役立てることができる普及啓発ツー

至るまで、
生涯を通じた食育の取組を推進した。

ル(パンフレットや動画)を周知し、普及啓発

加えて、高齢受刑者で日常生活に支障がある

ツールを用いた地方公共団体の取組事例を収集

者の円滑な社会復帰を実現するため、リハビリ

した。加えて、
「地域高齢者等の健康支援を推

テーション専門スタッフを配置した。

進する配食事業の栄養管理に関するガイドライ

そのほか、散歩や散策による健康づくりにも

ン」(平成 29 年3月策定)を踏まえた配食サー

資する取組として、河川空間とまち空間が融合

ビスの普及と利活用の推進に向けて、周知啓発

した良好な空間の形成を目指す「かわまちづく

を行った。

り」の推進を図った。また、国立公園等におい

幼少期の経済状況や逆境体験の有無等の成育

ては、
主要な利用施設であるビジターセンター、

環境による将来の健康状態への影響等を考慮し

園路、公衆トイレ等についてユニバーサルデザ

つつ、
「こども大綱」(令和5年 12 月 22 日閣議

イン化や、利用者の利便性を高めるための情報

決定)に基づき、良好な成育環境を確保し、貧

発信の充実等を推進し、高齢者にも配慮した自

困と格差の解消を図り、全てのこども・若者が

然とのふれあいの場を提供した。

幸せな状態で成長できるようにするという基本
的な方針の下、こども大綱に基づく幅広いこど

介護予防の推進

も政策の具体的な取組を一元的に示した初めて

介護予防は、高齢者が要介護状態等になるこ

のアクションプランである「こどもまんなか実

との予防又は要介護状態等の軽減若しくは悪化

行計画 2024」を策定した。

の防止を目的として行うものである。住民が主

さらに、医療保険者による特定健康診査・特

体となって高齢者の介護予防に資する活動を行

定保健指導の着実な実施や、データヘルス計画

う通いの場における取組を中心とした一般介護

に沿った取組等、加入者の予防・健康づくりの

予防事業等を推進しており、一部の地方公共団

取組を推進していくとともに、糖尿病を始めと

体では、健康意識の増加や要介護リスクの低下

する生活習慣病の重症化予防の先進的な事例の

などの成果が現れてきている。また、高齢者の

横展開等を実施した。

保健事業と介護予防の一体的な実施により、通

いつまでも健康で活力に満ちた長寿社会の実

いの場を活用した取組が広がってきている。

現に向けて、地方公共団体におけるスポーツを

地方公共団体において、第9期介護保険事業

通じた健康増進に関する施策を持続可能な取組

(支援)計画を踏まえた取組が円滑に進められ

とするため、域内の体制整備及び運動・スポー

るよう、担当者会議や研修会等を実施すること

ツに興味・関心を持ち、習慣化につながる取組

で地域の実情に応じた効果的・効率的な介護予

を推進した。

防の取組を推進した。

高齢期の健全な食生活の実現にも資するよ
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