大学附属病院本院以外の特定機能病院等におけると論点
【現状】
○ 医療の提供については、特定領域型については、悪性腫瘍全般について、比較的高い実績がみられるも
のの、一部では、実績が低いことがある。総合型については、悪性腫瘍についての実績が低いものが散見
されることや、救急搬送の受入や誤嚥性肺炎、心不全等の受入実績は高いものの、急性白血病や急性膵
炎等について、必ずしも実績が高いとは限らない状況等、疾患の幅広さ、受け入れる疾患の重症度等につ
いて、大学附属病院本院よりも低い傾向がある。
○ 医療技術の開発・評価等（研究）については、特定領域型で、AMED研究費の獲得や論文発表実績など
で高い実績がみられるが、総合型では、低い傾向にあり、また、学振の実績については双方で低い傾向に
ある。
○ 医療に関する研修等（教育）（医師派遣を含む）については、特定領域型において臨床研修医や専攻医
の受入が少なく、総合型において、特に研修について実績が低い傾向にある。また、医学部生への卒前教
育を行う機能を有していることや大学附属病院本院が実施しているような医師派遣を行うことは、大学附属
病院本院以外では基本的に想定されていない。

【論点】
○ 今般、特定機能病院としての大学附属病院本院について、特定機能病院は高度な医療を提供するた
め、研究・教育・医療安全についても一体として求められている（それらにより、地域において医療を提供
する基盤となっているという点も含む）との観点で、求められる機能等を整理したことや、これまで提示・議
論されてきた大学附属病院本院以外の医療・研究・教育・医師派遣等の現状も踏まえ、大学附属病院本
院以外の特定機能病院についての承認基準を含めたあり方・取扱いをどのように考えるか。
○ その際、併せて、特定領域型の取扱いについて、上記論点を含めて、どのように考えるか。
○ また、見直しを行う場合、実務的な観点を含め、既に特定機能病院となっている大学附属病院本院以
外の病院の取扱いや承認基準を含めたあり方・取扱いと新規承認に関する取扱いの関係等について、
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今後、事務局等での整理を行っていく際の留意点等を含め、どのように考えるか。