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資料1 大学附属病院本院以外の特定機能病院の現状及びあり方等について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58323.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第24回 5/29)《厚生労働省》
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特定機能病院のあり方に関するこれまでの議論の整理(案)

第23回特定機能病院及び地域医療
支援病院のあり方に関する検討会
令和7年2月26日

2.大学病院本院である特定機能病院のあり方について
(1)大学病院本院に期待される役割
○ 特定機能病院のあり方については、令和6年7月3日以降、3回にわ
たって「特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」
において議論してきたところであるが、大学病院本院については、上記
の特徴があること等から、他の特定機能病院と分けて議論すべきものと
され、まずは大学病院本院について議論を行ってきた。
○ 大学病院本院については、これまで高度の医療提供などにおいて重要な
役割を果たしてきたが、人口減少等がより顕著に進む2040年頃を見据え
ると、高度の医療提供、医師派遣機能も含め、地域医療における役割を
積極的に果たすことがより一層期待される。一方で、大学病院本院は、
医療提供以外にも、医学生を含む人材育成・供給や医学の進歩にも寄与
する研究開発の推進を担う機関であり、豊富な医療資源等を活用したよ
り高度な取組も望まれる。
(2)大学病院本院である特定機能病院の見直しに係る方向性
○ 大学病院本院である特定機能病院については、(1)を踏まえ、2040年
頃を見据えて果たしていくべき役割や現在の「承認要件」を超えて自主
的に実施している取組を適切に評価するため、以下の2つの観点から、
見直しを行うこととしてはどうか。
①地域(特に医師が少数である等の条件不利地域)において、高度な医療
等を提供するための拠点としての機能や、医師派遣機能を果たしているこ
とを評価する。
②現在の「承認要件」を、すべての大学病院本院が満たすべき「基礎的基
準」として整理するとともに、個々の大学病院本院が地域の実情も踏まえ
て自主的に実施している高度な医療提供・教育・研究・医師派遣に係る取
組を「発展的(上乗せ)基準」によって評価し、その結果を公表する。
○ また、各基準の具体的な内容については、例えば、以下のような考えの
もと検討を深めていくことが考えられるのではないか。
<基礎的基準>
○ 基礎的基準については、現在の「承認要件」を基本としつつ、本検討会
での議論及び(2)①の考え方を踏まえつつ、検討を進めることが適当
ではないか。(大学病院本院が自動的に特定機能病院とされるという考

資料


えではなく、一定の要件を満たすものとする。)
○ 医療提供、教育、研究、医師派遣、医療安全の分野ごとの基礎的基準に
ついては、例えば、以下のような項目を設定することが考えられるので
はないか。

基準

項目(案)
紹介率、逆紹介率、基本診療科の幅広い設置、専門医配置、高難
医療提供
度新規医療技術への対応、先進医療又は難病医療等の実施等。
いわゆるStudentDoctorの育成、研修医数※・専攻医数※、幅広い
基本診療科の専門研修プログラムを基幹施設として担っているこ
教育
と、地域の医療機関への学習機会の提供※等、看護師・薬剤師その
他専門職の実習受け入れ・育成※
査読付き英語論文※(CaseReportやLetterについては、本数制限
研究
や割引等を行う。)、IRB設置、COI管理、研究支援組織設置等
医師派遣 地域に一定の医師派遣を行っていること※
医療安全 引き続き検討
(注1)太字下線が新設。
(注2)※を付した事項については、地域の実情や地域において果たしてい
る役割を踏まえた評価のあり方について検討。

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