参考資料 (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》 |
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1. 調査の⽬的
緊急避妊薬の薬局における試験販売の現状とそれに関連する当事者のニーズの把握
2.調査の背景
政府は2023年11⽉から、⽇本薬剤師会への委託事業として、「緊急避妊薬販売に係る環境
整備のための調査事業」として、緊急避妊薬(通称アフターピル)の⼀部薬局での試験販売を
始めている。しかしあくまで「試験」的な運⽤で、今後この状態がいつまで続き、もし薬局
販売が全⾯的に解禁された場合にどのような提供形態になるのかなど、多くの点で今後の⾒
通しが不明瞭である。⼀⽅で、今回の試験運⽤を通して緊急避妊薬を処⽅箋なく⼊⼿するこ
とは、その対象店舗の少なさや各種条件などにより、極めて困難という声が上がっていた。
政府の試験的運⽤にかかる調査では、薬局及び薬局と連携する産婦⼈科、及び試験的運⽤に
より薬局で緊急避妊薬を⼊⼿でき、かつ調査に同意した購⼊者が対象となるため、緊急避妊
薬の⼊⼿まで⾄らなかったケースも含めて当事者のニーズやアクセス改善の課題を明らかに
するため、本調査実施に⾄った。
3. 調査⼿法と調査対象
2024年4⽉1⽇から4⽉21⽇のあいだに、#なんでないの プロジェクトとNPO法⼈ピルコン
が共同で、「緊急避妊薬・薬局試験販売で購⼊された⽅・試みたができなかった⽅へのアン
ケート調査」を⾏った。調査ツールには「Googleフォーム」を使⽤した。フォームのURL
をSNS(X、Instagram、Facebook等)を通じて発信し、当事者にリーチさせる「スノーボー
ルサンプリング」で⾏った。
調査対象は、『「緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業」を通じて、緊急避妊薬
を薬局で⼊⼿した⽅』と『 緊急避妊薬を薬局で⼊⼿しようとしたができなかった⽅』のい
ずれかとした。
緊急避妊薬のアクセスについて、回答形式には選択式と記述式の両⽅を⽤意し、服⽤当事者
がより経験を共有しやすい形とした。⼀⽅で、本件に関して問題意識が⾼い層にリーチして
いる可能性などがあり、回答者の偏りが存在するため、本データは⺟数を緊急避妊薬服⽤者
⼀般ではなく、本調査回答者と解釈した。
3週間の調査期間中、107件の回答が寄せられた。回答対象者に含まれることを確認する項
⽬に適切な回答のなかった39件を除く、68件の回答を分析対象とした。薬局で⼊⼿した⼈
としていない⼈で回答セクションを分けている部分があること、また回答必須の設問を設定
していないため、項⽬ごとに集計数が異なる。
4. 本調査の利⽤について
上記の通り、本調査結果を分析、利⽤する上では対象者の偏り、サンプル数、表現等にご留
意の上、取扱いにご注意ください。また、記述式設問は回答者のコメントをそのまま引⽤し
ております。引⽤・転載等の際は、「#なんでないのプロジェクト調べ」と出典明記をお願
いします。
メディア掲載される場合は、必ず事前にお問い合わせください。
お問い合わせ先︓ nandenainohinin@gmail.com
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