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資料2-32 ワクチン接種後の後遺症報告一覧[543KB] (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00138.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第106回 4/14)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和7年度第1回 4/14)(合同開催)《厚生労働省》 |
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病理では、HE染色で多核巨細胞を伴った類上皮細胞性肉芽腫の形成を認め、免疫組織化学ではランゲルハ
ンス細胞を示唆するCD1a陽性細胞は乏しく、CD68陽性のマクロファージを多数認めた。また、チール・ネルゼ
ン染色は陰性であった。生検結果からランゲルハンス細胞組織球症(LCH)は否定的で、BCG骨髄炎を疑う所
見が得られた。
LCHが疑われ尺骨から骨生検を行ったが、病理所見からはLCHの可能性は低く、類上皮肉芽腫を認めた。
BCG接種痕の所見もあり、BCGなどの抗酸菌による骨髄炎を疑ったが、塗抹、PCR検査、培養検査いずれも
陰性であった。
2021/09/24
画像所見から活動性が高いと判断した胸椎腫瘍から再度生検を行ったが、同様の所見であった(BCG菌は検
出されなかった)。
ツベルクリン反応は強陽性、QFTは陰性であった。
病原体の証拠は得られなかったもののBCG骨髄炎が最も疑わしく、脊椎病変が増悪傾向、神経損傷のリスク
もあったことから診断的治療を開始。
2021/09/29より
エタンブトールの副作用に視力障害があることを懸念し、リファンピシン、イソニアジドによる治療を開始した。
2021/10/02
退院。
治療開始2か月後
病変の縮小を認め、多発BCG骨髄炎と診断した。
多発BCG骨髄炎から原発性免疫不全症を疑い、遺伝子検査を行ったところ、STAT1遺伝子に既報告のない変
異を認めた。
機能解析を行ったところ、IFN-γ刺激後のSTAT1GAS転写活性が低下しており、MSMDと診断した。
治療開始4か月後
再び通常歩行可能。
治療開始8か月後
走ることが可能になった。
椎骨病変により生じた円背に対しては体幹装具を使用してい
る。;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
(参考)事務局追記
2020/06/19 接種当日
2021/09/03 接種後 441 日
2021/09/10 接種後 448 日
2021/09/24 接種後462日
2021/09/29 接種後462日
2021/10/02 接種後470日
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ンス細胞を示唆するCD1a陽性細胞は乏しく、CD68陽性のマクロファージを多数認めた。また、チール・ネルゼ
ン染色は陰性であった。生検結果からランゲルハンス細胞組織球症(LCH)は否定的で、BCG骨髄炎を疑う所
見が得られた。
LCHが疑われ尺骨から骨生検を行ったが、病理所見からはLCHの可能性は低く、類上皮肉芽腫を認めた。
BCG接種痕の所見もあり、BCGなどの抗酸菌による骨髄炎を疑ったが、塗抹、PCR検査、培養検査いずれも
陰性であった。
2021/09/24
画像所見から活動性が高いと判断した胸椎腫瘍から再度生検を行ったが、同様の所見であった(BCG菌は検
出されなかった)。
ツベルクリン反応は強陽性、QFTは陰性であった。
病原体の証拠は得られなかったもののBCG骨髄炎が最も疑わしく、脊椎病変が増悪傾向、神経損傷のリスク
もあったことから診断的治療を開始。
2021/09/29より
エタンブトールの副作用に視力障害があることを懸念し、リファンピシン、イソニアジドによる治療を開始した。
2021/10/02
退院。
治療開始2か月後
病変の縮小を認め、多発BCG骨髄炎と診断した。
多発BCG骨髄炎から原発性免疫不全症を疑い、遺伝子検査を行ったところ、STAT1遺伝子に既報告のない変
異を認めた。
機能解析を行ったところ、IFN-γ刺激後のSTAT1GAS転写活性が低下しており、MSMDと診断した。
治療開始4か月後
再び通常歩行可能。
治療開始8か月後
走ることが可能になった。
椎骨病変により生じた円背に対しては体幹装具を使用してい
る。;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
(参考)事務局追記
2020/06/19 接種当日
2021/09/03 接種後 441 日
2021/09/10 接種後 448 日
2021/09/24 接種後462日
2021/09/29 接種後462日
2021/10/02 接種後470日
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