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2023年度 介護老人保健施設の経営状況について (8 ページ)
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公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/250331_No016.pdf |
出典情報 | 2023年度 介護老人保健施設の経営状況について(3/31)《福祉医療機構》 |
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2024-016
いるとおり、医療機関や家庭などの関係機関と
していきたい。黒字・赤字施設別に算定状況を
の連携強化や地道な新規入所者の確保がカギに
確認したところ、ターミナルケア加算の算定率
なると思われる。本稿では、加算の算定に着目
の差がとくに大きく、死亡日以前の日数で区切
られた 4 区分について、それぞれ 6~8 ポイン
トの差がみられた。この加算は中重度者や看取
(図表 7)黒字・赤字施設別 2023 年度
老健の経営状況
指標
りへの対応の充実を図る観点から重視されてお
り、黒字施設はいずれの施設類型も約 7 割が算
黒字
単位
n=1,043
赤字
n=465
差
(赤字
-黒字)
100.5
44.9
91.8
64.3
307.0
3.20
1.97
92.7
42.2
87.1
58.2
286.6
3.16
1.94
△ 7.8
△ 2.8
△ 4.7
△ 6.2
△ 20.4
△ 0.04
△ 0.02
62.1
54.6
△ 7.5
り従事者数が多いことにくわえて、従事者 1 人
67.1
59.6
△ 7.5
当たり人件費が高いことが挙げられる。なお、
67.3
60.6
△ 6.7
67.6
14,553
11,125
60.4
14,322
11,082
△ 7.2
△232
△43
6.16
6.66
0.51
5,965
5,541
△ 424
4,787
4,893
105
8,033
7,320
△ 713
59.6
8.2
19.6
4.0
6.1
7.7
66.8
8.8
23.9
4.5
△ 7.1
△ 6.0
7.2
0.7
4.3
0.5
△ 13.3
△ 13.7
人
入所
定員数
通所
人
入所
%
利用率
通所
%
在所日数(入所)
日
入所
-
要介護度
通所
-
死亡日以前
%
45 日以下
ターミナル 死亡日以前
%
30 日以下
ケア加算
算定率
死亡日
%
前々日、前日
死亡日
%
入所
円
利用者単
価
通所
円
利用者 10 人当たり
人
従事者数
入所定員 1 人当たり
千円
事業収益
従事者 1 人当たり
千円
人件費
従事者 1 人当たり
千円
事業収益
人件費率
%
給食材料費率
%
経費率
%
うち水道光熱費率
%
事業利益率
%
経常利益率
%
(図表 8)利用率・収益規模別
定していた。もちろん当該加算の算定が黒字化
に直結するわけではないが、看取りも含めた幅
広いニーズに対応できる体制の構築が、経営状
況として表れているのかもしれない。
次に、費用に関する指標をみると、人件費率
と経費率の差が大きい。赤字施設の方が人件費
率が高くなっている要因は、利用者 10 人当た
黒字施設の人件費率および経費率を利用率・収
益規模別に確認したところ、どの区分も人件費
率は 60%程度、経費率は 20%程度となってい
た(図表 8)
。データをみる限り、この水準が黒
字施設のベンチマークとなるのかもしれない。
2023 年度 黒字施設の人件費率および経費率
利用率
指標
収益規模
80%未満
80%以上
85%未満
85%以上
90%未満
80%以上
95%未満
95%以上
4億円未満
4億円以上 5億円以上 6億円以上
7億円以上
5億円未満 6億円未満 7億円未満
拠点数
62
73
158
351
399
123
206
263
208
243
人件費率
60.3
60.2
59.5
60.2
59.0
59.4
59.4
59.3
59.6
59.9
経費率
19.6
20.2
19.8
19.6
19.3
19.6
19.2
19.6
19.6
19.6
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8
いるとおり、医療機関や家庭などの関係機関と
していきたい。黒字・赤字施設別に算定状況を
の連携強化や地道な新規入所者の確保がカギに
確認したところ、ターミナルケア加算の算定率
なると思われる。本稿では、加算の算定に着目
の差がとくに大きく、死亡日以前の日数で区切
られた 4 区分について、それぞれ 6~8 ポイン
トの差がみられた。この加算は中重度者や看取
(図表 7)黒字・赤字施設別 2023 年度
老健の経営状況
指標
りへの対応の充実を図る観点から重視されてお
り、黒字施設はいずれの施設類型も約 7 割が算
黒字
単位
n=1,043
赤字
n=465
差
(赤字
-黒字)
100.5
44.9
91.8
64.3
307.0
3.20
1.97
92.7
42.2
87.1
58.2
286.6
3.16
1.94
△ 7.8
△ 2.8
△ 4.7
△ 6.2
△ 20.4
△ 0.04
△ 0.02
62.1
54.6
△ 7.5
り従事者数が多いことにくわえて、従事者 1 人
67.1
59.6
△ 7.5
当たり人件費が高いことが挙げられる。なお、
67.3
60.6
△ 6.7
67.6
14,553
11,125
60.4
14,322
11,082
△ 7.2
△232
△43
6.16
6.66
0.51
5,965
5,541
△ 424
4,787
4,893
105
8,033
7,320
△ 713
59.6
8.2
19.6
4.0
6.1
7.7
66.8
8.8
23.9
4.5
△ 7.1
△ 6.0
7.2
0.7
4.3
0.5
△ 13.3
△ 13.7
人
入所
定員数
通所
人
入所
%
利用率
通所
%
在所日数(入所)
日
入所
-
要介護度
通所
-
死亡日以前
%
45 日以下
ターミナル 死亡日以前
%
30 日以下
ケア加算
算定率
死亡日
%
前々日、前日
死亡日
%
入所
円
利用者単
価
通所
円
利用者 10 人当たり
人
従事者数
入所定員 1 人当たり
千円
事業収益
従事者 1 人当たり
千円
人件費
従事者 1 人当たり
千円
事業収益
人件費率
%
給食材料費率
%
経費率
%
うち水道光熱費率
%
事業利益率
%
経常利益率
%
(図表 8)利用率・収益規模別
定していた。もちろん当該加算の算定が黒字化
に直結するわけではないが、看取りも含めた幅
広いニーズに対応できる体制の構築が、経営状
況として表れているのかもしれない。
次に、費用に関する指標をみると、人件費率
と経費率の差が大きい。赤字施設の方が人件費
率が高くなっている要因は、利用者 10 人当た
黒字施設の人件費率および経費率を利用率・収
益規模別に確認したところ、どの区分も人件費
率は 60%程度、経費率は 20%程度となってい
た(図表 8)
。データをみる限り、この水準が黒
字施設のベンチマークとなるのかもしれない。
2023 年度 黒字施設の人件費率および経費率
利用率
指標
収益規模
80%未満
80%以上
85%未満
85%以上
90%未満
80%以上
95%未満
95%以上
4億円未満
4億円以上 5億円以上 6億円以上
7億円以上
5億円未満 6億円未満 7億円未満
拠点数
62
73
158
351
399
123
206
263
208
243
人件費率
60.3
60.2
59.5
60.2
59.0
59.4
59.4
59.3
59.6
59.9
経費率
19.6
20.2
19.8
19.6
19.3
19.6
19.2
19.6
19.6
19.6
Copyright ⓒ 2025Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
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