2024-016

Research Report
2023 年度 介護老人保健施設の経営状況について
経営サポートセンター

令和 7 年 3 月 31 日
リサーチグループ
調査員 寺尾 加帆

事業利益率が一定程度回復するも、コロナ禍前の水準には戻らず
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2023 年度の経営状況
✓ 入所・通所のいずれも利用率および利用者単価が上昇
施設類型別の経営状況
✓ その他型を除くすべての施設類型において事業利益率が上昇し、赤字施設割合が縮小
黒字施設・赤字施設別比較
✓ 赤字施設は利用率および利用者単価が低く、費用に見合った事業収益の確保が課題

▼ 介護老人保健施設の赤字施設割合と事業収益対事業利益率の推移
赤字施設割合

単位：％

事業利益率

12

70

60

10

8

7.3

7.8
7.0

50

41.6

6.6

6

40

5.8

5.7

33.8

30.8

28.0

4
15.4

18.6

18.5

20.2

23.0

21.7

30

2.9
2.5

4.1

20

0.8

2

10

0

0

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

(年度)

【本リサーチ結果に係る留意点】
・資料出所は、特に記載がない場合は、すべて福祉医療機構である
・数値は四捨五入しているため、合計や差引が一致しない場合がある。また、図表中の「n」は施設数である（以下記載がない場合同じ）
・本稿は、福祉医療機構の融資先のうち開設後 1 年以上経過している 1,508 施設を対象としており、開設主体は医療法人が 1,180 施設
（78.2％）、社会福祉法人が 261 施設（17.3％）、社団法人・財団法人が 49 施設（3.2％）、その他法人（学校法人、各種法令に基づく
組合等）が 18 施設（1.2％）である
・従事者に係る指標は常勤従事者数（常勤換算後の非常勤従事者の人数を含む）により算出した
・経常利益が 0 円未満を赤字とした
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