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資料 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000928403.pdf
出典情報 医療分野における仮名加工情報の保護と利活用に関する検討会(第2回 4/13)《厚生労働省》
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仮名化データ利活用事例案
希少疾患・難病のリアルワールドデータを用いた治験
特異なデータが匿名加工されずそのまま利活用できれば希少疾患・難病の創薬研究が進展
する。また、治験において対照群をプラセボではなくリアルワールドデータで代替することで、治験
で必要な症例数を少なくし、治験期間を短縮することができ、迅速な治験実施→承認申請
→上市が実現できる。これらにより、治験が増加することも期待できる。
医薬品の長期にわたる有効性・安全性の評価
• COVID-19ワクチンや治療薬の長期にわたる有効性・安全性の評価が可能になる。また、
死亡情報が紐づけば、死亡率の計算や非投与群との比較も可能となる。
• 心血管イベントを有効性や安全性の観点で長期かつ前向きに調査するニーズは高い。
従来は、リアルワールドデータでの前向き研究の困難さや、発症時に普段通院している医療
機関とは別の医療機関に搬送されるケースが多いことから研究が困難であったが、これが可
能となる。
個別化医療に向けたがん治療薬の有効性、副作用予測

ゲノム情報から、その患者さんにとって最も治療効果が高く、副作用が少ないと考えられる治療
法を見出したり、より有用性の高い治療薬の開発に繋げることができる。
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