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○最適使用推進ガイドラインについて-3-1 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00143.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第519回  4/13)《厚生労働省》
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CRS Grade 注
トシリズマブ
副腎皮質ステロイド
圧、又は Grade 2 の臓器 上記の治療で 24 時間以内に CRS の改善が認められない場合、又は急速に悪化する場合:
毒性。
トシリズマブを再度投与し、デキサメタゾンの用量及び投与頻度を漸増する(20 mg を 6
~12 時間ごとに静脈内投与)。
以上の治療で 24 時間以内に CRS の改善が認められない場合、又は急速な悪化が継続する
場合:
メチルプレドニゾロン(2 mg/kg 投与後、2 mg/kg を 1 日 4 回に分割投与)に切り替える。
副腎皮質ステロイドの投与を開始した場合は、少なくとも 3 回は投与を継続し、最大 7 日
間かけて漸減すること。
なお、トシリズマブの投与回数上限は、24 時間で 3 回、合計 4 回までとする。

Grade 3
症状が高度な介入を必
要とし、介入に反応す
る。
FiO2 0.4 以上の酸素投与
を必要とする、高用量
もしくは複数の昇圧薬
を必要とする低血圧、
Grade 3 の臓器毒性、又
は Grade 4 のトランスア
ミナーゼ上昇。

トシリズマブ 8 mg/kg の静脈内投与を行う(1 時間かけ デキサメタゾンを投与する
て投与、800 mg を超えないこと)。
(例:10 mg を 12 時間ごとに静
脈内投与)。
上記の治療で 24 時間以内に CRS の改善が認められない場合、又は急速に悪化する場合:
トシリズマブを再度投与し、デキサメタゾンの用量及び投与頻度を漸増する(20 mg を 6
~12 時間ごとに静脈内投与)。

以上の治療で 24 時間以内に CRS の改善が認められない場合、又は急速な悪化が継続する
場合:
メチルプレドニゾロン(2 mg/kg 投与後、2 mg/kg を 1 日 4 回に分割投与)に切り替える。
副腎皮質ステロイドの投与を開始した場合は、少なくとも 3 回は投与を継続し、最大 7 日
間かけて漸減すること。
なお、トシリズマブの投与回数上限は、24 時間で 3 回、合計 4 回までとする。
Grade 4
トシリズマブ 8 mg/kg の静脈内投与を行う(1 時間かけ デキサメタゾン 20 mg を 6 時間
生命を脅かす症状
て投与、800 mg を超えないこと)。
ごとに静脈内投与する。
人工呼吸器サポートが 上記の治療で 24 時間以内に CRS の改善が認められない場合、又は急速に悪化する場合:
必要、又は Grade 4 の臓 トシリズマブを再度投与する。トシリズマブの投与回数上限は、24 時間で 3 回、合計 4 回
器毒性(トランスアミ までとする。
ナーゼ上昇を除く)
以上の治療で 24 時間以内に CRS の改善が認められない場合:
メチルプレドニゾロン(1~2 g、必要に応じて 24 時間ごとに反復投与、臨床的に必要な場
合は漸減)又は抗 T 細胞療法(シクロホスファミド 1.5 g/m2 等)を考慮する。
注:Lee らの CRS Grade 判定基準(Lee ら、2014 年)
* トシリズマブの投与にあたっては、トシリズマブの最新の添付文書、適正使用ガイド等を熟読すること。

神経系事象があらわれることがあるので、本品の投与にあたっては、錯乱状態、脳症、
失語症、幻覚、精神状態変化、譫妄、嗜眠、振戦等の臨床症状について、観察を十分に
行うこと。異常が認められた場合には、製造販売業者が提供する最新の神経系事象管理
アルゴリズム及び神経系事象に対する最新の情報に従い、適切な処置を行うこと。MM001 試験を踏まえた神経系事象管理アルゴリズムは表 9 のとおりである。なお、MM-001
試験及び CRB-401 試験において、本品の投与開始から神経系事象の初回発現までの期間
の中央値(範囲)は、それぞれ 6.0 日(1~720 日)及び 6.0 日(1~451 日)であった。

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