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【資料3】意見募集及び調査の結果を踏まえた「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.2版(案)」 (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24799.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第10回 3/30)《厚生労働省》
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続を遮断する、不要な接続は行わない等、運用面での対策も可能である。
※ 人体表面や周辺においてデータをやり取りする通信距離の極めて短いワイヤレス
ネットワークである BAN(Body Area Network)を含めた広義の意味で、PAN という
表現が用いられることもある。
IoT の更なる普及によって、活用方法の多様化や安全性に対する脅威やその対策に係
る技術的変化が進み、医療等分野のセキュリティに大きな影響を及ぼす可能性がある。
医療機関等においても、今後の動向に注意を払う必要がある。
(8) その他
無線 LAN は、看護師等が情報端末を利用し患者のベッドサイドで作業する場合等にお
いて利便性が高い反面、通信の遮断等も起こる危惧があるので、情報の可用性が阻害さ
れないように留意する必要がある。また、無線電波により重大な影響を被るおそれのあ
る機器等の周辺での利用には注意が必要である。無線 LAN の運用に関しては、総務省発
行の「一般利用者が安心して無線 LAN を利用するために」や「企業等が安心して無線 LAN
を導入・運用するために」を参考に対策を実施する必要がある。
また、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)を利用する場合、医療機器
に対する安全性が確認されておらず、厚生労働省医薬食品局から「広帯域電力線搬送通
信機器による医療機器への影響に関する医療関係者等からの照会に対する対応につい
て」
(平成 18 年 11 月 9 日付け薬食安発第 1109002 号)の通知が出されているため、可用
性の確保と他の医療機器への影響の双方に留意する必要がある。

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