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オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月版) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/index_0024_00004.html
出典情報 オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月版)(4/19)《厚生労働省》
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3 オンライン診療の実施の流れ
● オンライン診療の予約枠を設定。
予約

● 患者のオンライン診療の予約後、医師が主訴を確認した上で、主訴に合わせて必要な問

診票を患者に連絡し、患者がオンライン上で回答。問診票に希望する薬局も記載。

診療

⚫ 予約時間になったらオンライン診療を実施。オンライン診療中、医師事務作業補助者が横
で診療記録を作成。
⚫ 診療終了後、処方がある場合は事務スタッフに処方箋発行後の対応を依頼。

支払い

● オンライン診療システム上でクレジットカード決済。

処方箋・処方薬の
受け渡し

● 診療後、事務スタッフが電話で患者の希望する薬局にオンライン服薬指導の対応が可能か

・薬剤の在庫があるかを確認し、薬局に処方箋をFAX送付するとともに原本を送付。

4 オンライン診療を実施する際の課題と工夫点等
課題や留意点
システムアップデート時のトラブルを経験したことがあり、アップデート時には内容の確認を行うことを徹
底するようにした。
トラブルの例として、システム上で薬剤の受け取り希望に関する選択が可能になった際に、システム上では
薬剤の自宅受け取りを選択していたが、以前から活用していた問診票では薬局での受け取りとなっていた。
患者は自宅に薬剤が配送されてくると認識していたが、薬局には問診票に基づいた情報を共有したため、薬
局では患者が対面で薬を受け取ると認識していた。薬局から患者が薬を受け取りに来ていないという連絡で
状況が判明した。

5 オンライン診療の効果と今後の展望
今後の展望
へき地・離島等でオンライン診療の活用が進むのが望ましい。薬剤のドローン配送など普及すれば、より活
用の幅が広がる。
ものもらい・結膜炎などスマホのカメラでもある程度確認可能な眼科疾患がある。受診前に患者が目をスキ
ャンして 3 Dで再現するようなシステムがあり、患部をより詳細にかつ立体的に確認できるとオンライン診
療の活用が広がる。
今後、診療所と全国的に大きな病院とD to Dの遠隔医療でつながれると良いだろう。診療所で対応 が 難し
いような疾患と判断した際に、病院などのより高次の医療機関とオンラインで連携できて、緊急の対応の相
談等がしやすい環境となると、シームレスな診療につなげることができる。