3 オンライン診療の実施の流れ
予約

⚫ 患者がオンライン診療システム上で予約し、問診を記入。患部の画像を撮影しシステム
にアップロード。
⚫ 事務スタッフが予約内容を確認。問診内容等を医師に共有。
⚫ オンライン診療の予約は、特定の時間帯の枠は設けず対応。

診療

●看護師がシステム上で患者と接続。
●患者がシステムにアップロードした患部の画像等も参照しながら、医師がオンライン診
療を実施。
●訪問診療又は往診の患者は、予定された日以外の急な往診は難しいため、合間に診察希
望があった場合は、状況を説明し患者の求めに応じてオンライン診療で対応。
●オンライン診療システム上の問診への記載内容を踏まえて、対面診療の必要性を判断。
例えば、薬の処方だけでは対応できず処置が必要と考えられる患者などは対面診療に切
り替え。

支払い

⚫ オンライン診療システム上でクレジットカード決済。

処方箋・処方薬の
受け渡し

⚫ 事務スタッフが、患者の希望する薬局に処方箋をFAX送付するとともに原本を送付。

4 オンライン診療を実施する際の課題と工夫点等
皮膚科であるため、処置が必要な場合や検査が必要な場合はオンライン診療の実施が難しく対面診療が必要
であることを患者にあらかじめ伝えている。
介護施設と連携し、施設入所の患者の患部の画像を撮影、オンライン診療システム上で送付してもらい、医
師が状況を確認することがある。

5 オンライン診療の効果と今後の展望
把握した効果等
新型コロナウイルス感染症流行下では遠方から通っている患者（感染が不安で公共交通機関を利用したくな
い、体調がすぐれない等）に対応できた。
訪問診療又は往診の患者は、予定された日以外の急な往診は難しいため、予定された訪問日以外に変化があ
った場合にまずオンライン診療を提案して、患者の求めに応じて実施し、状況を確認することができた。施
設入所の患者の場合は、通院時の施設職員の付添い負担も軽減できた。

今後の展望
今後も、患者の状況に合わせて訪問診療又は往診とオンライン診療を組み合わせて活用していきたい。

15