よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


○個別事項(その18)について 総ー2 (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00234.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第575回 12/22)《厚生労働》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

多職種による訪問支援も含めた支援回数・時間の分析結果
○ 多職種による訪問支援も含めた包括的支援マネジメントが多く提供された患者を分析した結果、以下の
包括的支援マネジメント導入基準が5点以上の患者において、支援の回数及び時間が有意に多かった。
【調査方法】
調査対象の医療機関において、多職種による訪問支援を含めた包括的支援マネジメントが提供された患者(n=233)について、以下の包括的支援マネジメン
ト導入基準による点数で2群に分けたときの、支援回数及び支援時間を比較(※包括的支援マネジメントの必要性の判断に強く関連する要因で、かつ客観的
な情報が比較的容易に入手可能な4項目は「コア項目」とし、それらを除いた11項目を用いて分析を実施)

■包括的支援マネジメント導入基準(重み付けを行った場合)
1

2
3
4
5
6
7
8

10
11
12
13
14
15

6か月間継続して社会的役割(就労・就学・通所、家事労働を中心的に担う)を遂行することに重大な問題がある
自分一人で地域生活に必要な課題(栄養・衛生・金銭・安全・人間関係・書類等の管理・移動等)を遂行することに重大な問題がある
(家族が過剰に負担している場合を含む)
家族以外への暴力行為、器物破損、迷惑行為、近隣とのトラブル等がある
行方不明、住居を失う、立ち退きを迫られる、ホームレスになったことがある
自傷や自殺を企てたことがある
家族への暴力、暴言、拒絶がある
警察・保健所介入歴がある
定期的な服薬ができていなかったことが2か月以上あった(初発の場合は「無」)
外来受診をしないことが2か月以上あった(初発の場合は「無」)
自分の病気についての知識や理解に乏しい、治療の必要性を理解していない
直近の入院は措置入院である
日常必需品の購入、光熱費/医療費等の支払いに関して、経済的な問題がある
家賃の支払いに経済的な問題を抱えている
支援をする家族がいない(家族が拒否的・非協力的、天涯孤独)
同居家族が支援を要する困難な問題を抱えている(介護・貧困・教育・障害等)

1点

3点
コア項目※
3点
2点
コア項目
コア項目
2点
1点
1点
コア項目
3点
1点
2点
1点

■包括的支援マネジメント導入基準(重み付けを行った場合)の点数による、支援の回数及び時間に関する比較
ICMSS 4点以下
n

Mean

SD

ICMSS 5点以上

Median

IQR

n

Mean

SD

t検定

Median

IQR

Log_GLM

t

p

B

p

支援回数

71

9.2

14.1

4.0

7.0

162

34.6

54.8

13.0

29.0

-3.850

<0.001

0.767

<0.001

支援時間

71

195.6

307.2

80.0

165.0

162

681.0

1144.7

272.5

610.0

-3.515

0.001

0.839

<0.001

1on1支援時間

71

231.3

368.8

115.0

185.0

162

1112.9

2152.6

310.0

906.0

-3.425

0.001

0.973

<0.001

出典:令和3年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(障害者政策総合研究事業)「地域精神保健医療福祉体制の機能強化を推進する政策研究」(研究
代表者:藤井千代)

37