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○個別事項(その18)について 総ー2 (108 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00234.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第575回 12/22)《厚生労働》
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精神医療についての課題②
(精神科在宅医療について)









「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」における医療機関の役割として、入院外医療の提供が求められている。
精神疾患を有する患者について、精神症状が不安定等の理由によって通院が困難な場合、往診、訪問診療等が行われ
ている。
精神科の外来通院患者に対しては、地域生活を支援するに当たって包括的支援マネジメントを実施した場合の評価が
設けられている。一方で、在宅医療の患者については、包括的支援マネジメント導入基準に該当する患者が含まれる一
方、支援を実施した場合の評価は設けられていない。
在宅において継続的な精神医療の提供が必要な者に対して適切な医療を提供する観点から、令和4年度診療報酬改定
において、精神科在宅患者支援管理料について、対象患者の追加が行われた。しかしながら、精神科在宅患者支援管
理料1及び2のイについては、令和4年6月審査分において算定がなく、また、精神科在宅患者支援管理料の届出を行
わない理由として、「対象となる患者がいないため」等が挙げられている。
在宅医療の提供によって、提供前と比較して、平均入院回数や平均入院期間が減少する傾向がみられた。また、多職
種による訪問支援も含めた包括的支援マネジメントが多く提供された患者を分析した結果、包括的支援マネジメント導入
基準の点数が一定以上の患者において、支援の回数及び時間が有意に多かった。

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