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総ー3○個別事項(その9)について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00228.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第569回 12/1)《厚生労働省》
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令和5年8月2日開催の中医協における主な意見
○ かかりつけ医機能については、小児医療提供体制の基礎となる重要な論点。かかりつけ医機能において、 24時間対応は極めて重要な要素で
あり、小児かかりつけ診療料のこれ以上の要件緩和はすべきではない。
○ 小児入院医療管理料を届け出る病棟では、保育士や看護補助者を一定数配置しているが、医療的ケア児や、NICUからステップダウンしてく
る児等の、昨今の増加を踏まえれば、様々な需要を受け止めきれているのかについて検討が必要ではないか。
○ 小児病棟では、現状、看護補助者の配置に対する評価がなく、配置が進んでいない状況にある。看護職員が小児患者への看護に集中でき、
親子とも、より安心して過ごせる入院環境が整備できるよう、看護補助者配置への評価が重要。
○ 小児入院患者が減少する中、小児病棟を単独で維持することが難しくなっている。「成育医療等基本方針」でも記載されたように、小児の心身
発達への配慮や、小児患者・家族が安心して療養できる環境確保の観点から、成人との混合病棟の中における小児病床の区域特定が必要。

○ NICUにおいては、超低出生体重児の割合や高度な処置の実施が増加しており、高水準な医学的管理を安全に行うためには、特定集中治療
室や小児特定集中治療室と同等の手厚い配置が必要。
○ NICUには、新生児集中ケア認定看護師などの専門性の高い看護師や小児患者の在宅移行支援に関する研修を受講した看護師が配置され
ることが望ましい。
○ 同時改定では障害福祉サービスと医療機関との連携や情報提供を促していくことが重要。

○ 医療的ケア児については、レスパイトケアが課題の1つ。障害福祉の「医療型短期入所サービス」の役割も重要であり、同時改定のタイミング
で、家族の不安をどのように解消するかを含めて、障害福祉サービスでの対応を検討すべき。
○ 入院・外来・在宅が一体となって「地域で支える」というコンセプトは、成人の場合と同じであると考えている。
○ 小児にも緩和ケアは必要であり、どのような病棟で、どのように対応するべきなのか、実態の分かるデータをもとに議論を進めていくべき。

○ 小児の緩和ケアは、家族や兄弟姉妹との関係の中で、その子どもらしく、穏やかな最期の時を迎えられるよう支援することが重要であり、提供
体制の充実が必要と考える。
○ 医療計画に沿った体制整備は重要だが、令和8年度改定で正常分娩の保険適用が論点になることが予想されるため、その全体像が明らかに
なった段階で周産期医療全体の評価のあり方を検討すべきであり、令和6年度は、周産期医療の評価について、慎重に判断するべき。

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