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○在宅(その5)について 総-3 (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00227.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第568回 11/29)《厚生労働省》
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薬剤師と医師等の連携による処方内容の調整
○ 薬剤師が医師をはじめとした多職種と密な連携体制を築いているような在宅医療の現場においては、麻薬
の処方量等の提案、患者の状態に合った剤形の選択、医師や看護師等の訪問へ同行した際の処方提案の
行為が薬剤師から医師へ日常的に行われている。

医療用麻薬を切り替える際の投与量換算が必要な事例
■フェンタニル貼付剤3mgからモルヒネ持続皮下注へ切り替える必要があり、医師から処方内容の設
計の相談を受けたため、フェンタニル貼付剤3mg≒モルヒネ注射剤45mgと切り替える場合の処方量
を計算し、具体的な皮下注射の投与方法を医師へ提案(1%モルヒネ塩酸塩0.2mL/h(48mg/day)で
開始し、2日に1回シリンジ交換)。提案どおりの処方となり、円滑に麻薬持続注射療法へ移行できた。

内服薬から注射薬への剤形変更の相談事例
■病状が進行し内服薬の服用が難しくなってきたので内服薬の減量・中止を医師へ相談したところ、症
状緩和のためにステロイド剤の投与を継続したいとの治療方針があったので、ステロイド注射剤へ剤
形変更して投与継続し、変更後の必要な用量を医師へ提案。提案どおり変更された。
■医療用麻薬徐放性製剤が処方されていた患者が、錠剤を噛んで服用するようになったため内服薬の
服用が難しくなったので、医師へ相談すると処方内容を調整した結果、翌日から麻薬持続注射療法
へ変更した。

医師等と一緒に訪問して処方内容を調整した事例
■褥瘡患者の往診の際に、訪問看護師と一緒に薬剤師も患家を訪問し、褥瘡の状態を確認して医師
へ必要な薬剤を提案。再訪問時からは、提案した内容で調剤した外用剤を使用。
出典)個別ヒアリングを基に保険局医療課にて作成

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