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資料2 「住宅確保要配慮者に対する居住支援機能のあり方に関する検討会」 中間とりまとめ素案について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36058.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第108回 11/6)《厚生労働省》
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2.現状・課題
<住宅確保要配慮者の状況>
○ 我が国の総人口は、2010 年にピークとなり、今後も減少していく見通しとなっている。
一方、75 歳以上(後期高齢者)の人口は、2015 年から 2030 年までの間に、約 680 万
人増加する見通しとなっている。(高齢者人口全体では約 370 万人増加する見通し)
【高齢者人口の推移】
75 才以上(後期高齢者)約 1,613 万人(2015 年)→ 約 2,288 万人(2030 年推計)
高齢者全体
約 3,347 万人(2015 年)→ 約 3,716 万人(2030 年推計)

○ 住宅の所有形態で見ると、全世帯のうち、6割が持家で4割が借家となっており、60
歳以上については、2割が借家となっている。また近年、20 歳代~50 歳代において持
家率は減少傾向にある。
【年代別持家率の推移】
50 歳代:74.3% (2008 年) → 67.6% (2018 年)
40 歳代:62.2% (2008 年) → 57.6% (2018 年)
30 歳代:38.8% (2008 年) → 35.7% (2018 年)

○ 現在、単身世帯は総世帯数の1/3(約1,800万世帯)を占め、世帯類型で最も多い
類型となっており、今後も増加する見通しとなっている。特に、高齢単身世帯は、2030
年には800万世帯に迫る見通しとなっている。
【高齢単身世帯数】
約 630 万世帯(2015 年)→約 800 万世帯(2030 年推計)

○ 住宅確保要配慮者の入居については、賃貸人(大家等)の一定割合は拒否感を有
している。その背景としては、高齢者については「居室内での死亡事故等に対する不
安」が最も多い理由となっている。
【住宅確保要配慮者の入居に対する賃貸人(大家等)の意識】
高齢者、障がい者に対する入居拒否感 約 7 割
【高齢者に対して入居を拒否する理由】
居室内での死亡事故等に対する不安 約 9 割

○ 高齢者や低額所得者、障害者のみならず、ひとり親世帯、刑務所出所者等の住宅
確保要配慮者についても、地域で安心して暮らせる環境整備が求められているが、
民間賃貸住宅に入居しようとする場合には、入居制限等の課題がある。
<居住支援の実態>
○ 平成 29 年の現行の住宅セーフティネット制度の施行以降、住宅確保要配慮者への
入居前・入居後の居住支援を行う居住支援法人が増加している。居住支援法人では、
各法人の業務等に応じて、高齢者のみならず、障害者、ひとり親世帯、刑務所出所者

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