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【資料1】認知症への対応力強化 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34837.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第222回 8/30)《厚生労働省》
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(令和3・4年度老健事業) ※令和5年度においても引き続き調査を実施
「BPSDの予防・軽減等を目的とした認知症ケアモデルの普及促進に関する調査研究」
結果

BPSD25Qの介入前後における得点の変化

Short QOL-Dの介入前後における得点の変化


4施設で8事例に対し、リストに基づいた「尊厳を保持し個
別性を重視したその人らしい暮らしを支えるケア」を行っ
た。
・5事例でBPSD重症度総得点が改善し、8事例で予防の標
的としたBPSD項目の点数が維持または、改善した。
・予防の標的としたBPSD項目のベースラインが0点で、取
り組み後も0点を維持できたのは3事例だった。
・Quality of life(QOL)については、7事例で維持・改善
した。

・ 介 入 群 は 対 照 群 に 比 較 し 、 Behavioral and
Psychological Symptoms of Dementia Questionnaire 25
items version(BPSD25Q)得点の変化量が有意に大きく
低下していた。
・介入群は介入前後でBPSD25Q得点が有意に低下し、介
入後は対照群に比較し、BPSD25Qの得点が有意に低かっ
た。
・介入群は対照群に比較し、The short version of QOL
questionnaire for Dementia(short QOL-D)得点の変化
量が有意に高かった。介入群は介入前後でshort QOL-D得
点が有意に増加した。
・介護職員にとって、BPSD評価やPDCAサイクルによる
チームアプローチは日常のケアやBPSDの軽減・再発防止
に役立つと思う割合は90%以上であった。

BPSD評価尺度とPDCAサイクルによるチームアプローチの有用性

BPSD評価尺度とワークシートで本人のニーズやBPSDの背景要因を詳細に把握し、チームで情報共有し
て統一したケアを行いながら、PDCAサイクルでケアを見直すチームアプローチがBPSDの軽減に有効
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