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【資料1】認知症への対応力強化 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34837.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第222回 8/30)《厚生労働省》
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(令和3・4年度老健事業) ※令和5年度においても引き続き調査を実施
「BPSDの予防・軽減等を目的とした認知症ケアモデルの普及促進に関する調査研究」
目的

方法

①:令和3年度事業で検討されたBPSD予防ケアのチェックリスト
の実用性を検証
②:「BPSDの客観的評価」「全人的アセスメント」「PDCAサイ
クルで繰り返すチームアプローチ」の3つの要素に準じたケアを行
う介入群と通常ケアを行う対照群を比較し、その効果検証を行う。

①:R3事業で検討されたリスト(「その人らしい暮らし」について本人に聞き
取る7項目)に基づいたケアを展開した結果をもとに、BPSD予防に寄与したで
あろうケアについてインタビューを実施。さらにリストの実用性の検証を行った。
②:全国の施設・事業所(介護老人保健施設6施設、特別養護老人ホーム28施設、
認知症対応型共同生活介護27施設の計61施設)を利用する認知症の人を対象に、
「 BPSD の 客 観 的 評 価 」 「 全 人 的 ア セ ス メ ン ト 」 「 Plan-Do-Check-Act
(PDCA)サイクルで繰り返すチームアプローチ」の3つの要素に準じたケアを
行う介入群と通常ケアを行う対照群を比較した。

【調査スキーム】
X施設ケアチーム(2名以上)
BPSD25Q*による評価とケア要件に基づいた介入
目標100例(50施設、1施設あたり2名の利用者)
施設X
介入群

2か月後評価の後に、アンケート実施
その後は通常ケアに戻り、ケア要件の
効果が継続するか検証
(2か月後評価と4か月後評価で前後比較)

スタッフXA
利用者の主担当者、評価の中心
スタッフX他

ケア要件(本人のニーズ、チェックリスト、チームアプローチ、
PDCAサイクル)に基づいた介入
XとYの比較(RCT)

施設Y
対照群

Y施設ケアチーム(1名以上)
BPSD25Qによる評価と通常ケア
目標100例(50施設、1施設あたり2名の利用者)
スタッフYA
利用者の主担当者

2か月後評価の後に、ケア要件に
基づいたケア介入を開始する
(2か月後評価と4か月後評価で前後比較)
4か月後評価の後に、アンケート実施

評価の中心

初回評価(10月)

2か月後評価(12月)

*他に使用する尺度と
してのNPI-NH の有効性
は既に他で検証済み

4か月後評価(2月)

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