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総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
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○ 薬局は立地に依存するのではなく、患者・住民のニーズに対応する機能を果たし
つつ、地域における医薬品の供給拠点としての役割を発揮するため、周囲の薬局
との連携も含め、薬局の体制に係る評価についてどのように考えるか。
【主な意見】
(全体)
○ 次回改定は介護報酬との同時改定でもあり、薬局の体制の充実やかかりつけ機
能の強化、それらを通じた質の高い薬学的管理の提供、医療・介護の関係者や関
係施設等との連携などが今以上に進むような方策が必要。
○ 前回改定で調剤報酬の体系を大きく変えたことから、新しい体系を踏まえた分
析と評価を次期改定に向けて十分に行う必要がある。薬学的管理がより充実す
る対応が重要。
○ 薬局については、地域に根差しているのか、地域において 24 時間対応を含めた
連携体制が図れているのかという点を評価していくべき。
(服薬指導・かかりつけ薬剤師)
○ 「患者のための薬局ビジョン」において、全ての薬局をかかりつけ薬局とする
とされた 2025 年を目前に控えていることを十分意識して、かかりつけ薬剤師を
中心に、薬局の機能をより一層高めることが重要。
○ 薬剤服用歴等の記録やかかりつけ薬剤師の在り方について合理的な業務が行え
るよう、薬剤師の働き方を意識した整理も必要。
○ かかりつけ薬剤師の休日・夜間対応については、かかりつけ医と同様に極めて
重要な機能であり、要件の緩和はあり得ない。
○ 薬剤服用歴の記録は非常に重要な業務であるが、これに多くの時間がかかって
いることについては業務の効率化等で対処すべき。
○ 医療的ケア児を含む小児特定疾患や認知症の患者への対応について適切な取組
が進むよう検討すべき。
(重複投薬、ポリファーマシー及び残薬等への対応)
○ 高齢化が進展する中、重複投薬・多剤投与や残薬解消の取組について、ICT 化に
よる情報共有を含め、現場の取組がさらに推進するような検討が必要。電子処
方箋の導入など見据えて在り方を見直す余地があるのではないか。
○ 調剤管理加算については、その効果についてしっかり検証する必要がある。

(医療機関と薬局の連携等)
○ 医療機関と薬局の連携は、点と点ではなく面での連携に広がるようにすべき。
○ セキュリティに十分配慮しながら、ICT の活用を引き続き進める必要がある。
○ 医療機関と薬局の連携においては、薬局が提供する情報と医療機関が希望する
情報に差があることや薬局が取り扱う医薬品等の把握が医療機関側では困難と
の意見があるため、服薬情報の提供や無菌製剤処理等に対応可能な薬局の把握
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