よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

実施した。
○ 障害者施設等入院基本料については「個別の病態変動が大きく、その変動に対し
高額な薬剤や高度な処置が必要となるような患者が対象」、特殊疾患病棟入院料に
ついては「処置内容や病態の変動はそれほど大きくないが、医療の必要性は高い
患者が対象」とされている。令和4年度改定において、重度の意識障害を有さな
い脳卒中の患者について、療養病棟入院料の評価体系を踏まえた評価とする見直
しを行った。
(入院医療における他の取組)
○ DPC対象病院数は令和4年4月1日時点で 1,764 病院となり、経年的に増加傾
向である一方、急性期病床規模の小さいDPC対象病院も増加している。DPC
/PDPSにおける評価については、医療機関の機能や役割に応じた医療機関別
係数を設定するとともに、入院初期を重点評価するため在院日数に応じた3段階
の定額報酬を設定している。
○ 日帰り及び4泊5日までの入院による手術等を行うための管理等について、包括
的な評価を行う短期滞在手術等基本料が設定されており、実態等に合わせ、対象
手術等や評価の見直しを実施してきている。
○ 病気になり入院しても、住み慣れた地域で継続して生活できるよう、また、入院
前から関係者との連携を推進するために、入院前や入院早期からの支援の強化や
退院時の地域の関係者との連携を評価するため、入退院支援加算を設定しており、
急性期一般入院料1、専門病院入院基本料、特定機能病院入院基本料では8割以
上が届出を行っている。
○ 緩和ケア病棟入院料は、主として苦痛の緩和を必要とする悪性腫瘍及び後天性免
疫不全症候群の患者に対する入院医療及び緩和ケア並びに外来や在宅への円滑な
移行支援の評価として、令和2年度に設定された。令和4年度においては、患者
の状態に応じた入院医療の提供を更に推進する観点から、疼痛の評価等を実施し
た場合の評価として、緩和ケア疼痛評価加算が新設されている。
【論点】
○ 急性期入院医療について、高齢者の救急搬送件数の増加等を踏まえ、急性期病棟
と地域包括ケア病棟に求める役割・機能について及びこれらの機能分化を促進し、
個々の患者の状態に応じた適切な医療資源が投入される効率的かつ質の高い入院
医療の提供を推進するための評価のあり方についてどのように考えるか。
○ 回復期入院医療について、在宅患者等に対する救急医療を含め、地域包括ケア病
棟に求められる役割やその評価のあり方及び回復期リハビリテーション病棟にお
ける質の高いリハビリテーションを推進するための評価のあり方についてどのよ
うに考えるか。
○ 慢性期入院医療について、療養病床に係る医療法施行規則における看護師等の員
数等についての経過措置が終了すること等を踏まえ、長期にわたり療養が必要な
14