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総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
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じて適切な評価を検討すべき。
○ 訪問歯科衛生指導について、施設等で実施される日常の口腔衛生管理と、医療
として実施される訪問歯科衛生指導では役割が異なるため、要介護者等の口腔
健康管理がさらに推進されるよう検討すべき。
○ 人生の最終段階においては、口腔乾燥などから生じる疼痛・不快感などで頻回
の介入が必要になるケースもあることから、適切な介入が可能となるよう検討
すべき。
○ 小児への歯科訪問診療について、医療的ケア児の増加などに伴い今後さらにニ
ーズが増すと考えられることから、推進する必要がある。
○ 歯科訪問診療は歯科医療機関により提供されるため、関係者間の情報連携は非
常に重要であるが、連携が進んでいない現状があることから、その理由や課題
について分析するべき。また、栄養サポートチームについては、実施状況が一部
にとどまることから、連携して実施できる体制を構築していく必要がある。
○ 歯科訪問診療を実施していない理由として「依頼がない」という回答が上位に
ある一方で、介護保険施設では歯科の受診経験なしが約 30%となっている。歯
科訪問診療が推進されるよう、ニーズのマッチングを進めるべき。
⑤在宅患者訪問薬剤管理指導について
【現状と課題】
(在宅薬剤管理における取組等について)
○ 医療保険における「在宅患者訪問薬剤管理指導料」の算定回数、介護保険におけ
る「居宅療養管理指導」に係る算定回数は伸びており、全体として薬剤師による
在宅患者への薬学的管理は進んでいる。
○ 医師、看護師、ケアマネジャー等の様々な職種への情報提供などの連携が実施さ
れており、更なる連携の推進が期待されている。
○ 高齢者施設等においては、訪問薬剤管理指導等の算定ができない施設が存在す
るが、薬剤師の訪問による薬学的管理により重複投薬等の改善に加え、施設職員
の業務改善にもつながっており、更なる推進が期待されている。
○ 緩和ケアにおいては、麻薬を含めた円滑な医薬品の提供体制の整備が求められ
ているが、特に医療用麻薬には複数の種類、剤形、規格が存在しており、多様な
ニーズに対応するためにはこれらを常時取り揃えておく必要がある。
○ 在宅患者の夜間休日対応が可能な体制を整えている薬局は 65.4%あり、人生の
最終段階の利用者・患者への訪問薬剤管理指導を実施している薬局では 90%を
超えている。特に、人生の最終段階の利用者・患者に関しては、24 時間・365 日
対応や開局中の緊急訪問体制が重要とされている。
○ 令和4年改定で新たに評価された在宅中心静脈栄養法加算、在宅患者医療用麻
薬持続注射療法加算に関しては、介護保険を利用する患者においてもこれらの
薬学的管理が行われている。
【論点】
○ 患者の服薬状況等の情報を共有しながら、最適な薬学的管理やそれに基づく指導
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