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総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
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2.議論の内容及び意見の整理について
1)医療DXについて
【現状と課題】
○ 医療DXに関しては、
「医療DXの推進に関する工程表」
(令和5年6月2日医療
DX推進本部決定)がとりまとめられたところ。
○ 工程表においては、全国医療情報プラットフォームに関し、2024 年度中の電子
処方箋の普及に努めるとともに、電子カルテ情報共有サービス(仮称)を構築し、
共有する情報を拡大。併せて、介護保険、予防接種、母子保健、公費負担医療や
地方単独の医療費助成などに係るマイナンバーカードを利用した情報連携を実
現するとともに、次の感染症危機にも対応することとされている。
○ 2024 年度に医療機関等の各システム間の共通言語となるマスタ及びそれを活用
した電子点数表を改善・提供して共通コストを削減、2026 年度には、共通算定
モジュールを本格的に提供し、共通算定モジュール等を実装した標準型レセコ
ンや標準型電子カルテの提供により、医療機関等のシステムを抜本的に改革し、
医療機関等の間接コストを極小化することとされている。
○ 診療報酬改定の施行時期の後ろ倒しに関しては、実施年度及び施行時期につい
て、中央社会保険医療協議会の議論を踏まえて検討とされているところ。
(診療報酬改定DXに対応するための施行の後ろ倒しについて)
○ これまで診療報酬改定に伴い、答申や告示から施行、初回請求までの期間が短
く、医療機関・薬局等及びベンダの業務が逼迫し、大きな負担がかかっている。
○ 今後は、施行の時期を後ろ倒しし、共通算定モジュールを導入することで、負担
の平準化や業務の効率化を図る必要がある。

【論点】
○ 全国医療情報プラットフォームの構築や電子カルテ情報の標準化において、情報
の共有にあたっての標準規格化された3文書(診療情報提供書および退院サマリ
ー、健診結果報告書)、およびそれに含まれる6情報を普及促進し、医療の質向
上のために活用していくことについてどのように考えるか。
○ 診療報酬改定DXにおいて、共通算定モジュール導入と、診療報酬改定の施行時
期後ろ倒しは、各医療機関やベンダ等における対応に係る負担軽減を目指して検
討されているところ、財政影響や改定結果の検証期間等の総合的な観点からどの
ように考えるか。
○ 診療報酬改定DXの推進に向け、医療機関・薬局等やベンダの集中的な業務負荷
を平準化するため、令和6年度診療報酬改定より施行時期を6月1日施行とする
こととしてはどうか。
○ また、薬価改定の施行に関しては例年通り4月1日に改定とすることとしてはど
うか。
○ 電子処方箋について、医療機関や薬局・患者間での処方/調剤の情報共有や API
連携によるマイナポータルからの情報連携を含め、薬剤情報の有効活用を通じて
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