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感染症について(その1) 総-2 (88 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00197.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第550回 7/26)《厚生労働省》
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小児抗菌薬適正使用支援加算の導入による影響について
〇 小児抗菌薬適正使用支援加算の導入により、1歳~2歳の小児に対する抗菌薬の使用率及び広域抗
菌薬の使用率が減少したとする報告がある。

1-2歳の小児に対する抗菌薬の使用率等に関する
抗菌薬小児抗菌薬適正使用支援加算の
算定施設と非算定施設※1の比較

1-2歳の小児に対する抗菌薬の使用率に関する
小児抗菌薬適正使用支援加算の
算定施設と非算定施設※1の間の比較

(2017年4月-2019年3月、傾向スコアマッチングを用いた差分の差法による比較)

(2017年4月-2019年3月、傾向スコアマッチングを用いた差分の差法による比較)

抗菌薬の使用率
(1000件あたりのDOTs)※2
(SE)

算定施設(N=1740)
差分の差の推定値
(95%信頼区間)

加算
加算
導入前 導入後

前後


導入前 導入後

前後


全抗菌薬

1240.5
(3.2)

1268.9
(4.0)

28.4

1261.5
(3.3)

1061.3
(3.6)

-200.2

-228.6
(-272.4,-184.9)

広域抗菌薬※3

623.3
(2.1)

627.2
(2.6)

3.9

649.3
(2.2)

528.5
(2.4)

-120.8

-124.7
(-156.3,-93.1)

抗菌薬の使用率

非算定施設(N=1740)

非算定施設
算定施設

加算導入からの期間(月)
※1 2018年4月から2019年3月までの間に小児抗菌薬適正使用支援加算を一件以上算定している施設及びそれ以外の施設
※2 感染症による受診1000件あたりの、抗菌薬の処方日数の合計
※3 第三世代セファロスポリン、経口ぺネム系、ホスホマイシン系、テトラサイクリン系、キノロン系抗菌薬
出典:Okubo, Y., Nishi, A., Michels, K. B., Nariai, H., Kim-Farley, R. J., Arah, O. A., Uda, K., Kinoshita, N., & Miyairi, I. (2022). The consequence of financial incentives for not prescribing antibiotics: a Japan's nationwide quasiexperiment. International journal of epidemiology, 51(5), 1645–1655. https://doi.org/10.1093/ije/dyac057

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