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2010年05月31日(月)
[精神医療] 当事者、医療者等によるチームで精神保健医療福祉の改革を協議
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厚生労働省は5月31日に、新たな地域精神保健医療体制の構築に向けた検討チームの初会合を開催した。同検討チームは、平成21年9月に行われた「今後の精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」でまとめられた報告書「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて」を踏まえ、今後の地域精神保健医療施策の具体化を目指して、当事者・家族、医療関係者、地域での実践者、有識者から意見を聞き、新たな体制構築に向けた検討を行うもの。
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2010年05月18日(火)
[障害者施策] 介護保険施設での、障害程度区分のみによる利用制限見直しを
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厚生労働省が5月18日に開催した、障がい者制度改革推進会議の総合福祉部会で配付された資料。障がい者施策については、平成24年の通常国会へ障がい者総合福祉法案(仮称)を提出し、平成25年8月から新制度に移行する予定だ(p33参照)。本部会では、同法案について議論を行うとともに、当面必要な対策についての検討も行っている。
この日は、委員から当面必要な対策に関する意見が複数出された。
奈良県知事の荒井委員・・・
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2010年04月06日(火)
[障害者] 自立支援医療の利用者負担限度額を整理 厚労省
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厚生労働省は4月6日に、自立支援医療における利用者負担の基本的な枠組みについての資料を公表した。
障害者に関する公費負担医療制度である育成医療、更生医療及び精神障害者通院医療費公費負担制度については、平成18年4月から自立支援医療として再編されている。利用者は1割の定率負担をするが、負担が過大にならないよう、所得に応じて1ヵ月あたりの負担限度額が設けられている。
資料では、所得別の負担限度額が整理さ・・・
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2010年04月05日(月)
[臓器移植] 小児臓器移植に向け、被虐待児を除外するマニュアルの作成へ
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厚生労働省が4月5日に開催した、厚生科学審議会疾病対策部会の臓器移植委員会で配付された資料。この日は、改正臓器移植法の7月施行にあたり、制度面からの検討や小児からの臓器提供について議論した。
小児からの臓器提供については、同委員会の下部組織である「臓器提供に係る意思表示・小児からの臓器提供等に関する作業班」から、「改正臓器移植法の施行に係る論点」が提示された(p4~p9参照)。作業班では、虐待を受け・・・
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2010年03月31日(水)
[雇用保険] 雇用保険法施行規則等の一部を改正
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厚生労働省がこのほど開催した、労働政策審議会職業安定分科会で配付された資料。この日は、雇用保険法施行規則等の一部を改正する省令案要綱などについて議論した。
当該省令については、(1)労働移動支援助成金(2)定年引上げ等奨励金(3)育児・介護雇用安定等助成金(4)障害者雇用促進助成金―などの制度改正が行われ、平成22年4月1日より施行されている(p16~p17参照)。
資料では、雇用保険二事業助成について、・・・
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2010年03月30日(火)
[臓器移植] 知的障害者等の意思表示や臓器摘出、対応策の議論深める
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厚生労働省が3月30日に開催した、臓器提供に係る意思表示・小児からの臓器提供等に関する作業班で配付された資料。この日も、改正臓器移植法の施行に向けた検討課題の整理などを行った。
虐待を受けた疑いのある児童の取扱いのほか、知的障害者等の意思表示の取扱いも改正臓器移植法の施行における論点となっている。
知的障害者については、年齢に関わらず、当面、法に基づく脳死判定及びその者からの臓器摘出は見合わせる・・・
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2010年03月08日(月)
[介護保険] 高齢者の住まいと地域包括ケアについて説明会を開催
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厚生労働省が3月8日に開催した、高齢者の住まいと地域包括ケアの連携推進に係る説明会で配付された資料。この説明会は、平成22年度高齢者等居住安定化推進事業の募集に先立って行われたもの。
高齢者等居住安定化推進事業は、高齢者、障害者及び子育て世帯が安心して生活することができる住まい及び住環境を整備することにより高齢者、障害者及び子育て世帯の居住の安定確保を推進することを目的としたもの。先導的な高齢者等・・・
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2010年02月18日(木)
[臓器移植] 臓器を提供しない意思表示、3点の確認方法を提示 厚労省
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厚生労働省が2月18日に開催した、臓器提供に係る意思表示・小児からの臓器提供等に関する作業班で配付された資料。この日は、小児からの臓器提供が平成22年7月から実施されるにあたり、脳死判定・臓器摘出の要件の変更に伴う、検討課題の整理が行われた。
検討課題の1つである、「臓器を提供しない意思表示」の確認方法については、(1)臓器提供意思表示カードへの記載確認(2)臓器提供意思登録システムへの登録確認(3)家・・・
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2010年02月09日(火)
[施設整備] 障害者支援施設が増加、有料老人ホームは増加傾向続く
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厚生労働省は2月9日に、平成20年の社会福祉施設等調査結果の概況を公表した。
この調査は、全国の社会福祉施設等の数、在所者、従事者の状況等を把握し、社会福祉行政推進のための基礎資料を得ることを目的として行われた(p2参照)。
社会福祉施設等を種類別に見ると、ほとんどが減少傾向だが児童福祉施設のうち保育所が前年に比べ60施設(0.3%)増加している。また障害者支援施設も、665施設(29.8%)と大幅な増加を・・・
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2010年01月25日(月)
[地域医療] 福井県の2医療圏、医療機能分担と連携で再生へ
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厚生労働省がさきごろ発表した、福井県の地域医療再生計画に関する資料。(1)福井・坂井医療圏(2)嶺南医療圏―の2医療圏における地域医療提供体制を再生するもの。
(1)の福井・坂井医療圏では、機能分担・連携を重点化する。救急を担う病院に過重な負担や、医療機能の分担と連携、重度障害者に対する医療提供体制が不足しているという。そこで、救急医療の確保では、「精神科救急体制の構築」「周産期医療の機能強化」「小・・・
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2010年01月20日(水)
[診療報酬] 長期入院患者の減額規定、年齢拡大は反対 京都府保険医協会
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京都府保険医協会は1月20日に、「長期入院患者」に対する減額規定の対象拡大に関するアンケート調査の結果を発表した。
中医協では、次回診療報酬改定に向けた議論が活発に行われている。1月15日に示された「現時点の骨子」でも、これまで後期高齢者のみを対象に行われてきた「長期入院患者」に対する入院基本料の減額規定を、原則として全年齢を対象にしてはどうかという内容が盛り込まれている。京都府保険医協会は、今回の・・・
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2009年12月25日(金)
[22年度予算] 精神科救急医療体制の整備に23億円計上 社会援護局
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厚生労働省が平成21年12月25日に発表した、社会援護局の平成22年度予算案の概要。社会福祉施設等に対する支援として、(1)福祉医療機構の貸付事業(2)社会福祉施設職員等退職手当共済事業給付費補助金―などが盛り込まれている(p1~p7参照)。
資料2として、平成22年度障害福祉関係予算案の概要を添付した。精神医療の質の向上や精神障害者の地域移行を支援する施策として、(1)精神科救急医療体制の充実・強化に23億円(・・・
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2009年12月03日(木)
[22年度予算] 「事業仕分け」による厚労省管轄の削減額480億円に
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厚生労働省が12月3日に開催した、厚生労働省政策会議で配付された資料。この日は、行政刷新会議「事業仕分け」の評価結果について議論した。
「事業仕分け」の評価結果を受けた厚労省の対応方針に基づく削減見込み額は、一般会計が460億円、特別会計が20億円で、合計約480億円となっている。基金の国庫返納額は約2800億円にのぼる。主な見直しは、(1)福祉医療機構の基金の全額国庫返納:2787億円(2)雇用・能力開発機構運営・・・
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2009年12月02日(水)
[施設整備] 社会福祉施設等の整備補助は25ヵ所、総額4億9千万円
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厚生労働省が12月2日に公表した、「平成21年度社会福祉施設等施設整備の内示」。
平成21年度の障害者関係施設への整備補助は、計25施設に対し、総額4億8943万2000円になることが明らかになった。このうち、内示額が最も多いのは共同生活援助・共同生活保護18施設に対する1億3359万6000円となっている(p1参照)。
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2009年11月25日(水)
[診療報酬] さらなる後発品使用促進のため、加算について議論 基本小委
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厚生労働省が11月25日に開催した、中医協の診療報酬基本問題小委員会で配付された資料。この日は、歯科診療報酬や調剤報酬について議論された。
歯科診療報酬については、(1)在宅歯科医療の推進(2)障害者歯科医療の充実(3)患者の視点に立った歯科医療(4)生活の質に配慮した歯科医療の充実(5)歯科固有の技術の評価―を取りまとめている(p3~p11参照)。
調剤報酬については、平成20年度改定で後発品使用を促進・・・
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2009年11月13日(金)
[介護保険] 処遇改善交付金申請率、全国平均で介護が約72%障害が約60%
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厚生労働省は11月13日に、介護職員処遇改善交付金(介護保険制度)及び福祉・介護人材の処遇改善事業助成金(障害者福祉制度)の都道府県別の申請率を公表した。
平成21年10月30日までに、介護職員の処遇改善に取り組む事業所に、介護職員1人当たり平均月1.5万円を助成する交付金、及び福祉・介護人材の処遇改善助成金について申請を行った事業所の割合は、全国平均で介護保険制度が約72%、障害者福祉制度が約60%であった。・・・
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2009年10月23日(金)
[衛生行政] 人工妊娠中絶件数は前年度比1万4000件減の24万件
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厚生労働省は10月23日に、平成20年保健・衛生行政業務報告(衛生行政報告例)の結果の概況を公表した。
これによると、精神保健福祉関係では、精神障害者申請通報届出数は前年度より737件増加し、1万6113人。精神障害者保健福祉手帳の交付台帳登載数は前年度に比べて4万177人増加し、48万2905人となっている。精神保健福祉センターにおける相談延人員は20万3226人で、「社会復帰」に関する相談が最も多く12万2658人(60.4%)・・・
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2009年10月07日(水)
[社会福祉行政] 特別養護老人ホーム、施設数も定員総数も年々増加
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厚生労働省が10月7日に公表した、平成20年度の「社会福祉行政業務報告」の結果の概況。
報告では(1)生活保護関係(2)身体障害者福祉関係(3)知的障害者福祉関係(4)婦人保護関係(5)老人福祉関係(6)民生委員関係(7)社会福祉法人関係―など9分野の行政運営の基礎データがまとめられている。
老人福祉関係では、平成20年度末現在の老人ホーム(有料老人ホームを除く)の施設数が、9299施設で、前年度に比べ191施設(・・・
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2009年10月06日(火)
[施設整備] 社会福祉施設等の整備補助は7カ所、総額3億4千万円
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厚生労働省が10月6日に公表した「平成21年度社会福祉施設等施設整備の内示」。
平成21年度の障害者関係施設への整備補助は、計7施設に対し、総額3億4248万6000円になることが明らかになった。このうち、内示額が最も多いのは多機能型3施設に対する1億8085万4000円となっている(p1参照)。
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2009年09月24日(木)
[精神医療] 精神保健医療福祉の更なる改革に向けて、報告書をとりまとめ
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厚生労働省は9月24日に、「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて」を公表した。これは、今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会において議論を重ねてきたもの。中間まとめに盛り込まれた事項を含め、改革ビジョンの後期5年間の重点施策群の策定に向けて、同検討会としての意見をとりまとめている。
資料では、(1)精神障害者の状況(2)改革ビジョンの後期重点施策群の策定に向けて(3)精神保健医療福祉の改革(4・・・
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2009年09月10日(木)
[精神医療] 精神保健医療福祉の改革に向けて、報告書案を提示
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厚生労働省がこのほど開催した、今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会で配付された資料。この日は、「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて」(報告書案)について議論を行った。
報告書案は、我が国の精神障害者の状況を分析し、(1)精神保健医療福祉改革の基本的考え方(p14~p15参照)(2)精神保健医療福祉改革の具体策(p16~p50参照)(3)今後の課題(p51~p52参照)―などについて詳細にまとめてい・・・
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2009年09月01日(火)
[難病等] 公費助成のある医療に関する請求方法示す 東京都
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東京都はこのほど、公費助成のある医療に関して、医療機関向けの請求方法を発表した。これは、難病(重症筋無力症など)や特殊医療(先天性血液凝固因子欠乏症など)、心身障害者医療といった公的な助成がある医療について、医療機関が費用請求する場合に、どの様式で請求するかなどを具体的に示したもの(p2~p3参照)。
たとえば、人工透析を必要とする腎不全では、都内の医療機関では併用レセプトで請求するが、都外の医・・・
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2009年08月31日(月)
[概算要求] 離島やへき地における医師確保の取組等に12億9700万円を計上
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内閣府は8月31日に、平成22年度の予算概算要求の重点事項を公表した。
内閣府本府の平成22年度概算要求額は、前年度比860億3800万円増の5559億8500万円となっている。安全・安心な生活の確保のための取組として、離島やへき地における医師確保の取組や医療施設の整備に対する支援などを実施するとして、12億9700万円を計上している(p13参照)。また、障害者施策の推進に1億300万円、自殺総合対策の推進に1億3100万円を要・・・
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2009年08月27日(木)
[概算要求] 障害者への医療給付に1532億円 社会・援護局
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厚生労働省は8月27日に、社会・援護局および障害保健福祉部の、平成22年度社会福祉関係予算の概要を公表した。
社会・援護局の概算要求額は前年度比7.7%増の2兆3335億円で(p1参照)、生活保護費の国庫負担が2兆2146億円と95%を占める。また、障害保健福祉部の概算要求額は1兆686億円である(p6参照)。
主要項目について見てみると、(1)外国人看護師・介護福祉士の受入事業に4700万円(2)障害福祉サービスの確・・・
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2009年08月25日(火)
[医療法人] 高齢者専用賃貸住宅の登録なしでも附帯業務として認める
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厚生労働省が8月25日付で、都道府県知事等に宛てて出した、「医療法人の附帯業務の拡大」に関する通知。高齢者の居住の安定確保に関する法律の一部改正に伴い、医療法人が行える附帯業務の範囲を拡大したもの。
高齢者の居住の安定確保に関する法律の一部改正では、高齢者専用賃貸住宅についても登録基準が定められた。今回の通知では、法改正前の高齢者専用賃貸住宅については、法改正後に登録を受けられなかった場合でも、居・・・
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