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2011年01月26日(水)
[医学教育] モデル・コア・カリ活用した、特色ある医・歯学教育事例を発表
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文部科学省が1月20日に開催した、医学・歯学合同の「モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会」で配付された資料。この日は、モデル・コア・カリキュラムを活用した特色ある教育を行っている5つの大学からヒアリングを行った。
医学教育においては、(1)東北大学(2)福島県立医科大学(3)兵庫医科大学―の3大学医学部が事例を発表した。たとえば、(1)の東北大学では、地域医療に関する教育を積極的に行って・・・
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2011年01月24日(月)
[医療機器] 課題解決型医療機器の開発、病院・企業間の連携を経産省が支援
- 経済産業省は1月24日に、平成22年度「課題解決型医療機器の開発・改良に向けた病院・企業間の連携支援事業」の公募要領を公表した。日本の医療機器産業は、輸入超過で推移しており、医療機器は規制産業であることなどから、日本が誇る中小企業の「ものづくり技術」が活かしきれていない状況となっている。このため、同事業では、厚生労働省および文部科学省と連携し、(1)医療現場からのニーズが高く、課題解決に資する研究課題・・・
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2011年01月24日(月)
[看護] 与薬や新生児の心肺蘇生の技術指導例を加味した、研修GL案を提示
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厚生労働省が1月24日に開催した、新人看護職員研修に関する検討会で配付された資料。この日は、助産師と保健師の2つのワーキンググループから検討結果報告を受けるとともに、検討会報告書案に沿った議論を行った。
報告書案では、看護職員の資質・能力の向上が急務であるため、新人看護職員に臨床実践能力獲得に向けた研修をすべての医療機関で実施することの必要性を改めて強調(p59~p62参照)。具体論については、研修ガ・・・
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2011年01月19日(水)
[臨床研修] 医師養成、出身大学がある都道府県で研修を 日医改革案
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日本医師会は1月19日の定例記者会見で、医師養成について、医学部教育と初期臨床研修制度の見直しに関する提案を行った。
日医はこれまでも、医師養成について検討を重ね、「医師の臨床研修についての検討委員会(プロジェクト)報告書」(2008年)や、「グランドデザイン2007 各論」(2007年8月)、「グランドデザイン2009」(2009年2月)などをもって、改革案を提案してきた(p7~p11参照)。今般、これらの検討経緯、社会・・・
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2011年01月18日(火)
[がん治療] 世界初のホウ素中性子捕捉療法開発へ 国立がん研究センター
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- 株式会社CICSとの加速器を用いるホウ素中性子捕捉療法に関する共同研究契約締結のお知らせ(1/18)《国立がん研究センター》
- 発信元:国立がん研究センター カテゴリ: 医学・薬学
BNCTは、がん細胞だけを選択的に死滅させることのできる画期的な放射線治療法。しかし、中性子を利用するために原子炉を用いなければならず、非・・・
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2011年01月17日(月)
[医薬品] 新薬の審査期間短縮のため、申請者側へCTD標準的フォーマット示す
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厚生労働省は1月17日に、新医薬品の総審査期間短縮に向けた申請に係るCTDのフォーマットについて事務連絡を行った。
新医薬品の製造販売の承認申請に際して提出されるコモン・テクニカル・ドキュメント(国際共通化資料、以下「CTD」)における品質と臨床的安全性の情報に関し、独立行政法人医薬品医療機器総合機構として推奨する標準的なフォーマットを提示することで、承認申請後におけるCTDの大幅な修正・変更を避け、申請・・・
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2011年01月17日(月)
[意見募集] 地域医療を担う意欲・使命感向上させる教育カリキュラム案提示
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- 「医学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に向けて(中間とりまとめ案)」「歯学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に向けて(中間とりまとめ案)」に関する意見募集の実施について(1/17)《文科省》
- 発信元:文部科学省 高等教育局 医学教育課 カテゴリ: 教育機関
医学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案は、(1)基本的診療能力の確実な習得(p4~p20参照)(2)地域の医療を担う意欲・使命感の向上(p21~p22参照)(3)基礎と臨床の有機的連携による研究マインドの涵養・・・
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2011年01月14日(金)
[意見募集] 臨床研修制度、平成24年度以降の激変緩和措置の取扱い示す
- 厚生労働省は1月14日に、「医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の施行について」の一部改正案に関する意見募集を開始した。平成21年4月に行った医師臨床研修制度の見直しにあたっては、臨床研修病院の募集定員および都道府県別の募集定員の上限に関して、激変緩和措置を講じ、平成22年度および平成23年度の臨床研修に適用している。ただし、平成24年度については、研修実施状況や地域医療への影響を勘案して、激・・・
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2011年01月14日(金)
[がん対策] 国家戦略としてバイオバンク整備が必要 がん研究専門委
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厚生労働省が1月14日に開催した、がん対策推進協議会のがん研究専門委員会の初会合で配付された資料。この専門委員会は、新たながん対策推進基本計画の策定に向けて設置されたもの。この日は、委員から提出された意見をもとに、今後の課題が整理された。
委員からは、がん研究における、(1)臨床研究の目標・支援など(2)シーズ開発(3)バイオバンク(4)がんプロフェッショナルと診療連携拠点病院(5)ガイドライン―などの・・・
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2011年01月12日(水)
[臨床研修] 研修医募集定員の激変緩和措置、平成26年度まで継続
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厚生労働省が1月12日に開催した、医道審議会医師分科会の医師臨床研修部会で配付された資料。この日は、平成24年度以降の臨床研修における対応について議論を行った。
平成16年より現行の新医師臨床研修制度がスタートしたが、平成22年から都道府県別の募集定員増減が設けられた。これは、医師の地域偏在を是正するためとされている。ただし、この措置は医師養成計画や臨床研修病院の診療体制に大きな影響を与えるため、(1)・・・
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2011年01月12日(水)
[臨床研修] 医学部教育に「臨床実習免許」の導入を提案 日医
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日本医師会は1月12日の定例記者会見で、医学部教育・初期臨床研修制度に関する見解と改革案を示した。この改革案は、日医総研の聞き取り調査をもとにしたもの。
日医は、医学部教育から初期臨床研修までの教育研修の在り方をトータルで見直し、全体最適の視点から改革案を提示。改革案の柱は、(1)医学部教育における臨床実習のライセンス化(2)医師国家試験の臨床への集中(3)初期臨床研修における初期対応力養成を基本と・・・
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2010年12月24日(金)
[23年度予算] 革新的な医薬品・医療機器の開発促進に206億円計上 医政局
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厚生労働省は平成22年12月24日に、平成23年度の厚生労働省医政局の予算案の概要を公表した。
医政局の平成23年度予算は、前年度比247億3100万円減の1696億500万円。このうち、要求枠は1608億3200万円、元気な日本復活特別枠は87億7300万円となっている。主な内容を見てみると、(1)地域医療確保対策の推進に434億9500万円(2)救急医療・周産期医療の体制整備に207億3100万円(3)革新的な医薬品・医療機器の開発促進に206億9・・・
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2010年12月24日(金)
[医薬品] コレバイン錠500mgなど26品目、再審査で安全性など確認
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厚生労働省は平成22年12月24日に、「新医薬品の再審査結果 平成22年度(その3)」について通知を発出した。
医薬品については、薬事法の承認を受ける際に、治験結果等から有効性・安全性の審査が行われる。しかし、臨床現場で実際に使用する場合には、承認時に想定できなかった事態が起こりうるため、新薬については承認後一定期間の実績をもとに、有効性や安全性が再確認される(再審査)。本通知では、コレバイン錠500mgなど・・・
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2010年12月24日(金)
[医療機器] 23年4月1日より「製造販売後調査等実施計画書」の取扱い変更
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厚生労働省は平成22年12月24日に、新医療機器の再審査に係る製造販売後調査等基本計画書等に関する通知を発出した。
今般、新医療機器の再審査に係る製造販売後調査等基本計画書ならびに使用成績調査実施計画書、特定使用成績調査実施計画書および製造販売後臨床試験実施計画書(以下、これら3種の実施計画書を「製造販売後調査等実施計画書」とする)の作成に関する具体的取扱いを変更するという。それに伴い、「新医療用具の・・・
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2010年12月24日(金)
[23年度予算] 地域医療確保推進事業は19億円で、概算要求の3分の1に縮減
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厚生労働省は12月24日に、平成23年度予算案の主要事項を公表した。一般会計について見てみると、平成23年度予算額は28兆9638億円で、平成22年度当初予算(27兆5561億円)に比べて1兆4077億円、5.1%の増額となっている。うち、社会保障関係費は28兆5153億円(22年度当初予算比で1兆4360億円、5.3%増)となっている(p7~p8参照)。
医療関係について見てみると、懸案となっていた地域医療確保推進事業は19億円が確保された・・・
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2010年12月22日(水)
[医療計画] 4疾病5事業の範囲や、在宅医療担う人材育成などが論点に
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厚生労働省が12月22日に開催した、社会保障審議会の医療部会で配付された資料。この日は、医療計画と在宅医療といったテーマを中心に議論を行った。
都道府県の医療計画は、医療提供の量を管理するとともに、地域で必要とされる医療機能を確保し、切れ目のない医療提供を推進するために定められる。具体的には(1)4疾病5事業に係る目標等(2)医師、看護師等の確保(3)医療圏の設定(4)基準病床数の算定―などが定められる&l・・・
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2010年12月20日(月)
[規制改革] 外国人医師の臨床修練に関わる手続き簡素化へ
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- 「外国医師等が行う臨床修練に係る医師法第十七条等の特例等に関する法律施行規則の一部を改正する省令(案)について」への意見募集(12/20)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 医事課 カテゴリ: 医療制度改革
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2010年12月17日(金)
[臨床研修] 内科、救急、地域医療にプラスアルファした研修プログラム増加
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厚生労働省がこのほど開催した、医道審議会医師分科会の医師臨床研修部会で配付された資料。この日は、平成22年度の研修医受入実績結果や、平成22年度研修医マッチング結果、平成23年度の研修プログラム状況などが報告された。
平成22年度の研修医受入実績(平成22年度から研修を開始する研修医)は7506名で、前年度に比べて138名減少している。地域別に見ると、東京都、大阪府、福岡県等の6都府県での受入れが47.8%、それ以・・・
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2010年12月16日(木)
[DPC] 施設特性反映や、平均値に一定幅乗せる調整係数見直し方針了承
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厚生労働省が12月16日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、調整係数の見直しについて議論し、見直しの方向を了承した。なお、「1日あたり包括支払方式」を明確にする名称として『DPC/PDPC』とすることも了承している。
DPCの調整係数については、段階的に廃止し、別の係数に置き換えていくことが決まっている。別の係数の1つとして、平成22年度改定で機能評価係数IIが導入された。・・・
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2010年12月09日(木)
[医薬品] 複数医療機関での治験を束ねる集約管理研究機関の募集開始
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厚生労働省は12月9日に、平成22年度「治験基盤整備事業」の申請受付を開始した。
平成22年5月公表の「新たな治験活性化5カ年計画の中間見直しに関する検討会」報告では、国内における症例集積性の向上が必要と指摘されている。厚労省はこれを受け、複数医療機関で連携して行われている大規模治験について、集約管理を担う臨床研究機関等を選定し、支援の拡充や職員への研修を行う特定領域治験等連携基盤を整備する。
集約管・・・
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2010年12月09日(木)
[チーム医療] 医科・歯科連携や専門職の役割などについてヒアリング
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厚生労働省が12月9日に開催した、チーム医療推進方策検討ワーキンググループで配付された資料。この日は、各委員からチーム医療推進方策について意見陳述が行われた。
医科と歯科の連携について発表した向井委員は、医科・歯科連携推進方策として(1)歯科専門職配置に係る診療報酬の設定等(2)歯科医師のみならず、歯科衛生士のチーム参画(3)各専門職種間の理解と尊重―が必要と訴える(p6~p16参照)。
このほか、薬剤・・・
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2010年12月03日(金)
[死因究明] 死亡時画像診断の活用、論点整理の方向性示す 厚労省
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厚生労働省が12月3日に開催した、死因究明に資する死亡時画像診断の活用に関する検討会で配付された資料。この日は、前回会合に引き続き、同検討会の報告書(案)の論点整理が行われた。
報告書(案)では、前回会合で示された「報告書の事項立て項目(案)」にそって、これまでの意見を整理(p18~p21参照)。撮影や読影を行う者の人的要件等では、死亡時画像診断は、基本的に画像診断であることから、検査(撮影)は診療放・・・
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2010年11月30日(火)
[規制改革] 医療分野の新成長戦略に向け、医療イノベーション会議が初会合
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内閣官房が11月30日に開催した、「医療イノベーション会議」の初会合で配付された資料。この会議は、新成長戦略実現会議の下部組織で、実用化に向けた医療研究開発の推進をはじめ、医療分野における新成長戦略に関連する事項の実現に向けて、官民をあげて取組むために設置されたもの(p3参照)。
この日は、医療イノベーションの必要性について有識者からヒアリングを行った。
日本製薬工業協会の長谷川会長は、「産官学・・・
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2010年11月26日(金)
[臨床研修] マッチング率の不振は、個々の大学病院の事情 政府答弁
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政府はこのほど、平成22年度の医師臨床研修における「マッチング」結果に関する質問に対する答弁書を公表した。
平成16年度から導入された医師臨床研修制度は、大学の医師派遣機能の強化、研修医の適正配置を図る観点から、平成21年度に見直しが行われた。その結果、平成22年度の研修医の採用実績では、大学病院のシェアが47.2%に改善された。しかし、先日発表された平成22年度の「マッチング」結果(平成23年度に採用となる・・・
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2010年11月26日(金)
[診療報酬] 高度医療柔軟化で「高度な臨床研究機能」病院案提示 中医協
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厚生労働省が11月26日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、ドラッグ・ラグ解消に向けた医療保険サイドからのアプローチについて引き続き議論を行ったほか、外来管理加算・地域医療貢献加算等に係る調査票を確定した。また、既に保険適用された新しい配合剤について、処方日数制限が廃止されている。
ドラッグ・ラグの解消に向けた医療保険サイドからのアプローチとしては、前回(11月10日)会合で、(1)高度・・・
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