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2013年04月23日(火)
[がん研究] がん種により抗がん剤に差異、患者救うためドラッグラグ解消を
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- 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第2回 4/23)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医学・薬学
プレゼンを行ったのは、(1)眞島構成員(NPO法人パンキャンジャパン(膵臓がん患者支援団体)事務局長)(2)祖父江構成員(阪大大学院医学系研究科教授)(3)野田構成員(日本癌学会理事長、がん研究所所長)・・・
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2013年04月19日(金)
[医薬品等] 東北大学病院、群馬大学病院など5病院を新たに選定
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厚生労働省は4月19日に、臨床研究中核病院整備事業の公募結果を公表した。臨床研究中核病院とは、「国際水準の、質の高い臨床研究や、医師主導の治験を推進し、日本発の革新的な医薬品・医療機器を創出するための、複数病院のネットワークの拠点となる病院」のこと。
厚労省は平成24年度に、臨床研究に対する院内支援を強化した、北海道大学病院、千葉大学医学部附属病院、名古屋大学医学部附属病院、京都大学医学部附属病院、・・・
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2013年04月18日(木)
[意見募集] 臨床研究使用を目的としたヒト幹細胞の調製等も指針の対象に
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厚生労働省は4月18日に、「『ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針』の全部改正」に関して意見募集を開始した。
ヒト幹細胞を用いた臨床研究を行うにあたっては、安全性・倫理性などの課題が少なくないために、『ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針』(平成18年7月策定)を遵守することが必要だ。ただし、その後の医学・医療の急速な進歩や、ヒト幹細胞の取扱いに関する社会的状況の変化を受け、今般、厚労省は指針の・・・
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2013年04月17日(水)
[規制改革] 再生医療での保険外併用療養活用、医療機器の銘柄別収載を提言
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内閣府は4月17日に、規制改革会議を開催した。この日は、国際先端テストなどについて議論したほか、下部組織である「健康・医療ワーキンググループ」から報告を受けた。
国際先端テストとは、我が国のさまざまな規制について、「諸外国と比較して必要性・合理性があるのか」を調査するもの(p116参照)。国際競争力を高めていくにあたり、不必要または不合理な規制の存在は大きな足かせとなってしまうためだ。
健康・医・・・
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2013年04月15日(月)
[がん研究] 今後の重点がん研究分野などの検討開始、今夏に意見とりまとめ
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- 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第1回 4/15)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医学・薬学
がんは、我が国の死因第1位を独走しており、国をあげた対策がとられている。たとえば、平成24年6月に閣議決定された「がん対策推進基本計画」(24~28年度が対象期間)では、(1)がん医療の充実と人材育成(2)早期からの緩和ケア推進(3)がん登録の推進(4)小児がん対策の充実―などに重点的に取組む方針が明確にされている・・・
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2013年04月11日(木)
[医学研究] 2025年目指すイノベーション戦略、在宅・再生医療で成果あげる
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内閣府は4月11日に、総合科学技術会議の「有識者議員懇談会」を開催した。これは、科学技術政策担当の政務3役(大臣、副大臣、大臣政務官)と、総合科学技術会議の有識者議員とが意見交換を行う会合である。
この日は、「イノベーション25」のフォローアップについて意見交換を行った。イノベーション25とは、2025(平成37)年までを視野に入れた、我が国における科学技術推進の長期戦略指針で、平成19年6月1日に閣議決定され・・・
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2013年04月10日(水)
[診療報酬] 後発品促進ロードマップ、中医協委員は品質情報の公開求める
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厚生労働省は4月10日に、中医協総会を開催した。この日は、入院医療等の調査項目について議論したほか、(1)後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ(2)平成24年度診療報酬改定結果検証に係る調査(在宅歯科医療)の結果速報-などについて報告を受けた。
「入院医療等の調査」とは、下部組織である「入院医療等の調査・評価分科会」で行っているもの。24年度改定後の影響や、医療機関の動向、26年度改定に向け・・・
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2013年04月03日(水)
[DPC] 中小規模病院でも、院内の連携により優れたDPCコーディングが可能
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厚生労働省は4月3日に、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催した。
この日は、コーディングについて先進的な取組みを行っている5病院からヒアリングを行ったほか、DPC対象病院等の現況や、平成25年度の機能評価係数IIについて厚労省から報告を受けるなどした。
コーディングとは、最も医療資源を投入した疾病・治療内容をもとにDPCコードを決定する作業をいうが、病院によってコーディングの質にバラつきがあると指・・・
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2013年04月03日(水)
[鳥インフル] WHO発表を受け、該当する症状の患者の情報提供を依頼
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厚生労働省は4月3日に、中国における鳥インフルエンザA(H7N9)患者の発生について、情報提供および協力依頼の通知を発出した。
4月1日、WHO(世界保健機関)は、中国の国家衛生・計画出産委員会からインフルエンザA(H7N9)に3人が感染したと報告があったことを発表。厚労省はこれを受け、情報を公開するとともに、WHO作成のQ&Aを併せて公表している(p1参照)。
情報提供を求める患者の要件は、「38度以上の発熱と急性・・・
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2013年04月02日(火)
[医療改革] 疾病予防等の取組みに具体的インセンティブ付与を 安倍首相
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政府は4月2日に、日本経済再生本部を開催した。
この日は、これまでに産業競争力会議で議論指摘された事項(p8~p11参照)を踏まえ、本部長である安倍首相から「当面の政策対応」について指示が行われた(p12~p14参照)。
指示内容は、大きく(1)雇用・少子化対策(2)人材育成(3)クリーンで経済的なエネルギー需給の実現(4)健康長寿社会の実現(5)産業の新陳代謝(6)国際先端テスト―の6項目。
このうち、(4・・・
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2013年03月29日(金)
[医薬品] エスシタロプラムシュウ酸塩など6医薬品の「使用上の注意」改訂
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厚生労働省は3月29日に、医薬品の「使用上の注意」の改訂について通知を発出した。
医薬品の品質、有効性・安全性に関する情報の調査・検討を踏まえ、改訂が必要と考えられる品目について、日本製薬団体連合会より関係事業者に周知徹底するよう依頼している。
今回改訂が必要とされたのは、すべて精神神経用剤で(1)エスシタロプラムシュウ酸塩(p2参照)(2)塩酸セルトラリン(p3参照)(3)デュロキセチン塩酸塩・・・
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2013年03月28日(木)
[医療提供体制] 医道審4年ぶり開催、会長に長寿医療研究センターの大島総長
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厚生労働省は3月28日に、医道審議会を開催した。医道審は、医師の臨床研修のあり方を検討する「医師臨床研修部会」や、不正行為を行った医師等の行政処分について検討する「医道分科会」などの親会議にあたる。この審議会が開催されるのは、平成21(2009)年3月以来、4年ぶりのこと。
この日は、各分科会の活動状況について報告を受けた(p14~p26参照)。
医道審には、(1)医道分科会(p15参照)(2)医師分科会・・・
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2013年03月26日(火)
[先進医療] 北大病院等、ドラッグラグ解消に向け「最初の数例」免除
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厚生労働省は3月26日に、先進医療技術審査部会を開催した。この日は、(1)新規申請技術の評価(2)先進医療Bにおける「事前の数例の実績」の免除―などを議題とした。
新規に申請された技術は、次の2件。総評では、いずれも「条件付き適」とされている(p11参照)。
(i)特発性肺線維症の急性増悪患者に対する、「トレミキシンを用いた血液浄化療法」の有効性および安全性に関する探索的試験(p12~p35参照)
(ii)腎・・・
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2013年03月22日(金)
[臨床研修] 医師臨床研修プログラム、7科必修、3科必修等地域のバラつき大
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厚生労働省は3月22日に、医道審議会・医師分科会の「医師臨床研修部会」を開催し、医師臨床研修制度の見直しに向けた「基本理念と到達目標」に関する議論を行った。
部会では、前回までに論点整理が行われている。
まず臨床研修の基本理念について、現状では「医師としての人格涵養」と「プライマリ・ケアの基本的な診療能力を身に付ける」こととされている。社会情勢や、これまでの臨床研修制度に対する関係者の評価を踏ま・・・
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2013年03月18日(月)
[がん対策] 病院選択で「専門的治療提供する機器・施設」重視の声が65.5%
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内閣府は3月18日に、がん対策に関する世論調査(平成25年1月調査)の結果を公表した。
調査は、がん対策に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考にするために行われたもの。
調査項目は、(1)がんに対する印象・認識(2)予防・早期発見(3)治療法および病院等に関する情報源(4)緩和ケア(5)がん患者と社会とのつながり(6)がん登録(7)臨床試験(8)がん対策に関する政府への要望―の8つ。全国の20歳以上の3000・・・
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2013年03月18日(月)
[審査支払] 歯科報酬の審査情報6事例を新たに追加 支払基金
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- 第4次審査情報提供事例(歯科)として6事例を追加(3/18)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
歯科関係の審査情報提供は、平成23年9月26日に第1次として10事例を発表して以来、今回で4回目となる(p1参照)。
今回提供された事例は、(1)根管充填(p4参照)(2)歯周基本治療と歯周・・・
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2013年03月15日(金)
[医療安全] 体内植込み医療機器の確認不十分等、2012年の安全情報整理
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.76(3/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
今回は、2012年1月~12月に毎月提供された医療安全情報No.62~No.73を整理している。
このうち、(1)患者の体内に植込まれた医療機器の不十分な確認(2)画像診断報告書の確認不足(3)アレルギーのある食物の提供(4)硬膜外腔に持続注入する薬剤の誤った接続―に関しては、2012年12月31日までに類似事例の発生が報告されている(p1参照)。
(1)の・・・
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2013年03月09日(土)
[検査] 「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」の共同声明を発表
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- 「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」についての共同声明(3/9)《日本医師会》
- 発信元:日本医師会、日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本人類遺伝学会 カテゴリ: 医学・薬学
これまで、「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」については、日本産科婦人科学会に設置された検討委員会をはじめ、日本医師会や日本医学会でも議論が行われていた。
これらの議論を踏まえ、平成24年12月15日に、日本産科婦人科学会は当該検査の指針案を提示・・・
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2013年03月08日(金)
[規制改革] 半年以内にすべての一般用薬ネット販売認めよ 規制改革会議
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内閣府は3月8日に、規制改革会議を開催した。この日は、(1)一般用医薬品のネット等販売規制(2)ワーキンググループの検討項目―が議題となった。
(1)の一般用医薬品ネット等販売については、規制改革会議の見解が提示された。
そこでは、半年以内に(i)ネット等ですべての一般用医薬品の販売を可能とする(ii)ネット等販売においては、業界の自主的ガイドラインも踏まえて、安全性を適切に確保する仕組みを設ける―こと・・・
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2013年03月07日(木)
[医師数] 被災地への医師派遣、地域医療センターの機能強化が必要 日医
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日本医師会は3月7日の定例記者会見で、「医学部新設と東日本大震災被災地の医療復興」について見解を発表した。
日医は、医師不足を「医師の絶対数の不足と偏在からなる問題」と定義している。2008年から政府が医師数増加の取組みを行っており、絶対数の不足に関しては一定のめどがついたので、今後は医師の地域偏在、診療科偏在の解消を目的とすべきであると述べる(p2参照)。
また、医学部新設については、「教育確保・・・
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2013年03月06日(水)
[医薬品・機器] 薬事戦略相談、個別面談は機器63%、対面助言は医薬品65%
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厚生労働省は3月6日に、医薬品・医療機器薬事戦略懇談会を開催した。
この日は、薬事戦略相談の実績について厚労省当局から報告を受けたほか、薬事戦略相談のさらなる活性化方策について議論を行った。
まず、薬事戦略相談の実績について見てみよう。
薬事戦略相談とは、有望なシーズを持つ大学・研究機関・ベンチャー企業等に対し、「開発初期から必要な品質・非臨床試験・治験に関する指導・助言」を行うもの。これによ・・・
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2013年02月27日(水)
[診療報酬] 後発品使用割合、24年4月から急上昇し、24年8月は29.4%
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厚生労働省は2月27日に、中医協総会を開催した。
本日の議題は多岐にわたり、以下のとおりである。
(1)新たな医療機器の保険適用(p3~p9参照)
(2)平成24年度DPC評価分科会における特別調査(p10~p23参照)
(3)26年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価・再評価に係る評価方法(p24~p42参照)
(4)在宅自己注射(p43~p47参照)
(5)最近の医療費の動向(p48~p65参照)
(6)医療経済実態調査&l・・・
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2013年02月26日(火)
[補正予算] 24年度補正予算が原案どおり成立、医師確保等に500億円
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国会は2月26日に、平成24年度の補正予算を政府原案どおり可決・成立させた。
厚生労働省所管分は、3兆2198億円で、(1)緊急経済対策関係7034億円(2)基礎年金国庫負担割合2分の1の維持等2兆5164億円―という配分だ。
医療・介護関連を見ると、次のような項目が目立つ。
(i)再生医療の臨床応用に向けた人材育成に22億円(p3参照)
(ii)肝炎研究推進のための臨床研究基盤体制の整備に13億円(p3参照)
(iii)創・・・
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2013年02月22日(金)
[がん対策] 地域がん診療病院(仮称)と拠点病院で、「面」によるがん対策
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- がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第3回 2/22)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
この日は、これまでの議論を整理した、「今後のがん診療提供体制のあり方について(特にがん診療連携拠点病院に関すること)」案が厚労省当局から提示され、これに基づいた議論が行われた。
がんは我が国の死因第1位を独走しており、国をあげてさまざまな対策が講じられている。とくに、全国どこでも質の高いがん医療を提供するために、「すべて・・・
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2013年02月21日(木)
[臨床研修] 臨床研修制度見直し、26年度から新制度下の研修医募集
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厚生労働省は2月21日に、医道審議会・医師分科会の「医師臨床研修部会」を開催した。
この日は、(1)臨床研修病院群の変更(協力型臨床研修病院の追加)等(2)臨床研修制度の評価に関するワーキンググループの「論点整理」―などが議題となった。
(1)の臨床研修病院群の変更は、当該病院等の経営状況にも影響が出るため、非公開とされている。
(2)は、2月8日に開催されたワーキンググループで示された「論点整理」が・・・
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