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2013年11月28日(木)
[臨床研修] 医師臨床研修部会が報告書案を了承、27年度から新制度へ
- 厚生労働省は11月28日に、医道審議会・医師分科会の「医師臨床研修部会」を開催した。 この日も、臨床研修制度見直しに向けた大詰めの議論を行い、厚労省当局の提示した報告書案(修正版)を概ね了承した。厚労省は「早急に関連法規の改正を進める」とコメントしている。 医師臨床研修制度の見直しについて、報告書のポイントをおさらいすると次のとおりだ。●研修の到達目標について、人口動態・疾病構造の変化、医療提供体制・・・
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2013年11月22日(金)
[改定速報] 次期診療報酬改定の基本方針案に消費税対応を明記
- 厚生労働省は11月22日に、社会保障審議会の医療部会を開催した。 この日は、(1)地域医療ビジョンを実現するために必要な措置および新たな財政支援制度の創設(2)臨床研究の推進等(3)次期診療報酬改定の基本方針―の3つのテーマを議論した(p1~p2参照)。◆必要な病床の適切な区分、日医・四病協と厚労省が新提案 (1)の地域医療ビジョンを実現するために必要な措置については、「必要な病床の適切な区分の設定」に関し・・・
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2013年11月22日(金)
[改定速報] 周術期の口腔機能管理推進に向け、医科でも歯科との連携評価へ
- 厚生労働省は11月22日に、中医協総会を開催した。 この日は、歯科医療について議論したほか、新たな医療機器の保険適用の了承、24年度改定(前回改定)結果検証調査結果報告を受けるなどした。◆周術期の口腔機能管理を進めるため、医科報酬でも連携体制等を評価 歯科については、7月31日の会合で自由討議が行われており、今回は2回目の集中討議となった。 この日は、厚労省当局から(1)全身的な疾患を有する者への対応(2)・・・
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2013年11月20日(水)
[医療提供体制] 地域医療再興のため有床診の診療報酬引上げを 日医検討委
- 日本医師会は11月20日の定例記者会見で、「有床診療所に関する検討委員会答申」を公表した。 これは、横倉会長からの諮問を受けた、会内の『有床診療所に関する検討委員会』が行った答申内容で、有床診の諸問題の現状分析と解決の具体的方策に関する提言という位置づけだ(p1参照)(p4~p6参照)。 答申は、(1)有床診の現状(2)有床診を巡る諸問題と改善方策(3)有床診のアピール(4)地域医療再興のための連携強化・・・
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2013年11月19日(火)
[改定速報] 薬価引下分の診療報酬の振替えきめ細かな説明する 厚労相
- 田村厚生労働大臣は11月19日の閣議後に記者会見を行い、薬価引下分の診療報酬本体への振替えについてコメントしている。 11月15日の経済財政諮問会議での麻生財務大臣の発言などで議論となっている、薬価引下分の診療報酬本体への振替えについて、田村厚生労働大臣は、「無駄にという意味ではなくて、必要がある中において、それを使わせてきていただいたということでございます。特に機能充実分というものはプラスです。非常に・・・
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2013年11月18日(月)
[先進医療] 腹部・骨盤部腫瘍の凍結治療、部会で先進医療Bとして適と判断
- 厚生労働省は11月18日に、先進医療技術審査部会を開催した。 この日は、これまでに「継続審議」と評価された技術について再評価を行うなどした。 継続審議となっていた技術は次の3件。(1)進行胃がん、腹膜播種性転移、がん性腹水に対する『術中腹腔内温熱化学療法』(2)初発中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する『照射前大量メトトレキサート療法後のテモゾロミド併用放射線治療+テモゾロミド維持療法』(3)組織学的、ある・・・
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2013年11月14日(木)
[先進医療] 医療上必要な抗がん剤開発に向け、先進医療見直しの具体案提示
- 厚生労働省は11月14日に、先進医療会議を開催した。 この日は、新規技術の振分け(先進医療Bであれば、先進医療技術評価分科会での評価が必要となる)について議論したほか、先進医療制度の運用見直しの具体的方法について厚労省当局から報告を受けた。 先進医療制度の運用見直しは、成長戦略(日本再興戦略)における、ニーズの高い抗がん剤を対象として、「先進医療の審査を大幅に短縮し(現在の6~7ヵ月から、概ね3ヵ月程度・・・
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2013年11月13日(水)
[改定速報] DPC機能評価係数IIの新たな指数として「後発品割合」を導入
- 厚生労働省は11月13日に、診療報酬調査専門組織の「DPC評価分科会」を開催した。 この日は、これまでの議論を踏まえて(1)機能評価係数II(2)算定ルール等(3)II群の要件―のそれぞれについて論点が示された。◆機能評価係数IIの7番目の指数として「後発品使用割合」を了承 機能評価係数IIについては、「データ提出指数」「効率性指数」「救急医療指数」「地域医療指数」の4つの指数が見直される方向が打出された・・・
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2013年11月13日(水)
[改定速報] 高度な手術実績持ち、24時間救急行うスーパー急性期病院を評価
- 厚生労働省は11月13日に、中医協総会を開催した。 この日は、入院医療について集中審議を行った。 入院医療については、「病床機能の分化・強化と連携」を中心として幅広い議論が行われている。 この日は、入院医療の中でも「高度急性期」を担う病床について議論した。 具体的には、(1)集中治療室管理料を算定する病床(2)総合入院体制加算(旧、入院時医学管理加算)を算定する医療機関―の大きく2点について見直しを検討・・・
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2013年11月08日(金)
[改定速報] 医療事故は院内調査をし、民間第三者機関が分析する仕組みに
- 厚生労働省は11月8日に、社会保障審議会の「医療部会」を開催した。 この日は、(1)チーム医療の推進(2)特定機能病院・地域医療支援病院のあり方(3)医療事故に係る調査の仕組み(4)次期診療報酬改定の基本方針案―の4点について議論を行った(p1~p2参照)。◆チーム医療推進へ外国医師の臨床修練制度見直しや特定行為の看護師研修制度創設 (1)のチーム医療の推進については、(i)特定行為に係る看護師の研修制度創設・・・
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2013年11月07日(木)
[看護] 新人看護職員研修ガイドライン見直しへ検討会発足
- 厚生労働省は11月7日に、「新人看護職員研修ガイドラインの見直しに関する検討会」を開催した。 新人看護職員研修は、看護職員本人の責務として免許を受けた後も臨床研修やその他の研修を受け資質の向上を図るため、平成22年4月1日に「保健師助産師看護師法」および「看護師等の人材確保に関する法律」の一部改正により、努力義務化された(p3~p6参照)。 さらに、23年2月の「新人看護職員研修に関する検討会報告書」で、新・・・
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2013年11月06日(水)
[改定速報] 真に医療の質向上に貢献するための医薬品開発に2900億円を投資
- 厚生労働省は11月6日に、中医協の「薬価専門部会」を開催した。 この日は、下部組織である薬価算定組織からの提案について議論したほか、専門委員から「新薬等の研究開発状況」について報告を受けた。◆薬価算定組織が「世界に先駆けて日本で薬事承認」されたことの評価要望 薬価算定組織は7月31日の薬価専門部会に、平成26年度の薬価制度見直しに向けて(1)外国平均価格調整ルールの見直し(2)原価計算方式におけるイノベー・・・
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2013年11月06日(水)
[改定速報] 費用対効果評価、既存薬等を例として具体的検討へ
- 厚生労働省は11月6日に、中医協の「費用対効果評価専門部会」を開催した。 この日は、議論の中間的な整理等を行ったほか、今後の検討項目・スケジュールについて確認した。◆費用対効果評価について、中間整理を専門部会として了承 費用対効果評価は、「将来、医療費が今以上に高騰した際には、新規の医薬品・機器・技術をすべて保険収載することは難しくなるだろう。その際には、保険収載する際のメルクマールとして『新規技術・・・
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2013年10月29日(火)
[医療提供体制] 薬剤師、診療放射線技師の業務範囲見直し提案
- 厚生労働省は10月29日に、チーム医療推進会議を開催した。 この日は推進会議の下部組織である「チーム医療推進方策検討ワーキンググループ」で行われてきた業務範囲等の見直しの検討結果の報告等や、特定行為に係る看護師の研修制度の検討状況の報告が行われた(p1~p4参照)。 前者の業務範囲等の見直し案が出されたのは、(i)居宅(患家)での薬剤師の調剤(ii)診療放射線技師(iii)臨床検査技師―の3点。 具体的には、・・・
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2013年10月24日(木)
[臨床研修] 大都市部6都府県以外の内定者割合過去最大 研修医マッチング
- 厚生労働省は10月24日に、平成25年度の医師臨床研修マッチングの結果を発表した。 医師臨床研修制度は16年度に見直しがされ、(1)臨床に携わる医師には2年間の臨床研修の義務化(2)研修は、内科・外科・麻酔科を中心とした複数の診療科で行う(スーパーローテート方式)(3)研修先は、研修医と医療機関の希望をすり合わせて決定する(マッチング)―の3点が導入されている。 医師臨床研修マッチングとは、臨床研修を受ける医・・・
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2013年10月24日(木)
[臨床研修] 27年度研修医定員上限を厚労省試算、東京と埼玉200人超増
- 厚生労働省は10月24日に、医道審議会・医師分科会の「医師臨床研修部会」を開催した。 この日は、厚労省当局から報告書案(修正版)が提示され、これに基づいて議論を深めた。 平成27年度からの臨床研修制度見直しに向けて、部会ではこれまでに議論を進め、前回(10月10日)会合では厚労省当局から報告書素案が示された。今回の報告書案は、さらに委員の意見を踏まえて、修正を加えたもの(p4~p30参照)(p31~p109参照)・・・
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2013年10月23日(水)
[医療改革] 子どもの医療等を総合的に支援する「成育基本法」提唱 日医
- 日本医師会は10月23日の定例記者会見で、「周産期・乳幼児保健検討委員会答申」について発表した。 答申では「成育基本法」についての考え方をまとめている。 少子高齢化の急速な進行により、我が国では「子どもの健全な育成を保障するための社会的施策が立遅れている」との認識に立ち、委員会では「成育過程(胎児期、新生児期、乳幼児期、学童期、思春期を経て、成人期にいたるまでの成長周期)にある者、およびその養育者の・・・
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2013年10月23日(水)
[先進医療] 早期胃がんのセンチネルリンパ節生検、先進医療Bとして承認
- 厚生労働省は10月23日に、「先進医療技術審査部会」を開催した。 この日は、これまでに「継続審議」と評価された技術について再評価を行うなどした。 再評価の対象となったのは、早期胃がん(術前診断T1NO、腫瘍長径4cm以下、単発性)に対する「センチネルリンパ節を指標としたリンパ節転移診断と個別化手術の有用性に関する臨床試験」である。 この技術は、がん細胞が周囲のリンパ節へ転移していないかどうかを、見張りリン・・・
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2013年10月23日(水)
[診療報酬] 機能強化型在支診、看取り等の実績を評価する仕組みに見直しへ
- 厚生労働省は10月23日に、中医協総会を開催した。 この日のメインテーマは在宅医療である。◆機能強化型の在支診・病、厚労省は看取り等の実績を重視したい意向 在宅医療については、これまでに3回、集中討議を行っている。4回目となった今回は、次の7分野について、厚労省当局から詳細な論点が提示された。(1)機能強化型在宅療養支援診療所・病院の要件(2)訪問看護(3)在宅医療における注射薬や衛生材料等の提供(4)在宅・・・
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2013年10月21日(月)
[診療報酬] 体外衝撃波膵石破砕術等の3技術、施設基準届出受理日から算定可
- 厚生労働省は10月21日に、「新たに設定された磁場によるナビゲーションシステムを用いた心筋焼灼術、体外衝撃波膵石破砕術及びバルーン拡張型人工生体弁セットの施設基準に係る届出の取扱い」に関する事務連絡を行った。 上記の医療技術は、新たな医療機器の保険適用によって可能となったが、高度な技術を要するために一定の施設基準が設けられている。 たとえば、磁場によるナビゲーションシステムを用いた心筋焼灼術では、(・・・
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2013年10月17日(木)
[医学研究] DMD患者、ステロイド使用群で有意に歩行可能期間が延長
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- 筋ジストロフィーに対するステロイド治療の長期効果を立証(10/17)《国立精神・神経医療研究センター》
- 発信元:国立精神・神経医療研究センター カテゴリ: 医学・薬学
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2013年10月16日(水)
[意見募集] 平成26年度の医学部入学定員の上限、9109人で前年度比20人増
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- 「大学の設置等の認可の申請及び届出に係る手続等に関する規則の一部を改正する省令案」及び「大学、大学院、短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準の一部を改正する告示案」に関するパブリックコメント(意見公募手続)の実施について(10/16)《文部科学省》
- 発信元:文部科学省 高等教育局 医学教育課 カテゴリ: 医療提供体制
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2013年10月16日(水)
[DPC] 26年度のDPC制度改正に向け、分科会の中間報告を中医協総会が承認
- 厚生労働省は10月16日に、中医協総会を開催した。 この日は、下部組織であるDPC評価分科会から中間報告を受け、承認している。これを受け、DPC分科会では制度見直しの詳細を詰めていくことになる。◆健保連の白川委員、「3日ルールの悪用」是正のための見直しを要望 DPC分科会の中間報告について大まかに内容を振り返るとともに、この日の議論を整理しよう。(1)基礎係数(医療機関群を含む)(p5~p7参照)●基礎係数等につ・・・
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2013年10月11日(金)
[規制改革] ネットセカンドオピニオン、対面診断する主治医への参考のみ可
- 内閣官房は10月11日に、「構造改革特区及び地域再生に関する再々検討要請に対する各府省庁からの回答(第23次提案)」を発表した。 医療・介護に関連の深い項目について見てみよう。 まず「日中の時間帯において提供される20分未満の指定訪問介護の算定要件緩和」提案に対して、厚生労働省は「介護報酬の内容は介護保険制度の根幹に関わるものとして、介護給付費分科会等の審議を経て全国一律で決定されるべきもの」との見解を・・・
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2013年10月10日(木)
[臨床研修] 特定分野の専門医療行う病院、基幹型研修病院として適切でない
- 厚生労働省は10月10日に、医道審議会・医師分科会の「医師臨床研修部会」を開催した。 この日は厚労省当局から報告書素案が提示され、これに基づいた議論を行った。部会では年内に報告書を取りまとめる予定だ。 素案の構成は、(1)基本理念と到達目標(p6~p9参照)(2)臨床研修病院の在り方(p9~p18参照)(3)地域医療の安定的確保(p18~p23参照)(4)その他(p24~p26参照)―となっている(p4~p28参照)。・・・
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