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2014年12月15日(月)
[医学研究] 臨床と基礎の連携に基づき戦略的に研究を推進 脳科学委員会
- 文部科学省は12月15日、科学技術・学術審議会の「脳科学委員会」を開き、今後の脳科学研究の推進方策(p3~p21参照)について討議した。委員会は、2008年度よりスタートした「脳科学研究戦略推進プログラム(脳プロ)」の研究課題の終了とその後の展開を見すえた事後評価をしており、「社会に貢献する脳科学」に向けて、より戦略的に研究を推進することを前提としている(p3参照)(p5参照)。 今回は、戦略的に推進・・・
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2014年12月12日(金)
[臨床研究] 臨床研究に係る制度のあり方、罰則等法規制へ 科学技術部会
- 厚生労働省は12月12日、厚生科学審議会の「科学技術部会」を開催し、「臨床研究に係る制度の在り方に関する検討会の報告書」などを議題とした。報告書では、臨床研究の質の確保による信頼回復を図るため、欧米の規制を参考に一定範囲の臨床研究について法規制が必要と述べている(p4参照)(p16参照)。 法規制の範囲は、「未承認・適応外の医薬品・医療機器等を用いた臨床研究」、「医薬品・医療機器等の広告に用いら・・・
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2014年12月12日(金)
[臨床研究] 臨床研究に係る制度のあり方、報告書が俎上に 科学技術部会
- 厚生労働省は12月12日、厚生科学審議会の「科学技術部会」を開催し、前日の11日に取りまとめられた「臨床研究に係る制度の在り方に関する検討会の報告書」(p6~p16参照)などを議題とした。 報告者では、臨床研究の質の確保による信頼回復を図りながら、法規制による研究の萎縮防止のため、法規制と自助努力・法規制によらない対応策とのバランスが必要と述べている。また、法規制の範囲は、「未承認・適応外の医薬品・医療・・・
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2014年12月11日(木)
[先進医療] da Vinci肺手術、病床数要件などに指摘 先進医療技術審査部会
- 厚生労働省は12月11日、「先進医療技術審査部会」を開催し、新規申請技術の評価結果や先進医療の取り下げなどを議題とした。 先進医療技術Bに申請された、臨床病期I期の原発性非小細胞肺がんに対する「内視鏡手術支援ロボット(da Vinci Surgical System)による肺手術」は、「継続審議」と判断された(p11参照)(p26参照)。 医療機関の要件を病床数100床以上としているが、実施体制を維持するために現実的な規模か・・・
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2014年12月11日(木)
[先進医療] da Vinciによる肺手術、継続審議に 先進医療技術審査部会
- 厚生労働省は12月11日、「先進医療技術審査部会」を開催し、先進医療技術Bに申請された、臨床病期I期の原発性非小細胞肺がんに対する「内視鏡手術支援ロボット(da Vinci Surgical System)による肺手術」は、「継続審議」と判断された(p11参照)(p26参照)。 また、先進医療Bとして申請されていた、原発性ALアミロイドーシスに対する「ボルテゾミブ静脈内投与、メルフェラン経口投与およびデキサメタゾン経口投与の・・・
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2014年12月08日(月)
[医療改革] 医療研究予算約2千億円の要求を提示 健康・医療戦略参与会合
- 政府は12月8日、「健康・医療戦略参与会合」を開催し、2015年度「医療分野の研究開発関連予算要求」(p4~p23参照)などについて討議した。主な出席者は、末松誠・慶應義塾大学医学部長(日本医療研究開発機構の理事長予定者)のほか、堀田知光・国立がん研究センター理事長、水野弘道・京都大学iPS細胞研究所アドバイザー、横倉義武・日本医師会会長、世耕弘成・内閣官房副長官など(p3参照)。 予算要求のポイントは、・・・
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2014年12月05日(金)
[医療改革] 女性医師が活躍できる柔軟な勤務形態が重要 厚労省懇談会
- 厚生労働省は12月5日、「女性医師のさらなる活躍を応援する懇談会」を開催し、報告書案(取りまとめ)(p3~p21参照)について討議した。厚労省によるとこの懇談会は、女性医師が、ライフステージに応じて活躍できる環境整備を検討することが目的。医学部学生の3分の1が女性という現状などをふまえているという。 報告書案は、(1)女性医師をとりまく状況、(2)状況の認識、(3)検討にあたっての視点、(4)医療機関などに・・・
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2014年12月05日(金)
[先進医療] 国家戦略特区特例、自治体からヒアリングし判定 先進医療会議
- 厚生労働省は12月4日、先進医療会議を開催し、「国家戦略特区における先進医療の特例」(p92~p98参照)について議論し、厚労省案が了承された。 そのうち、「臨床研究中核病院と同水準の国際医療機関」は、希望する医療機関に対し、評価に必要な書類提出を求め、評価は「先進医療会議(非公開)」で判定し、議事概要と判定結果のみ公開する。「『適』と評価された後の手続き」などについては、通常の先進医療と同様とする<・・・
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2014年12月05日(金)
[告知] キーワードでみる厚生行政 vol.4 厚生政策情報センター
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- キーワードでみる厚生行政(第4号 12/5)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: 医療提供体制 医療制度改革
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2014年12月05日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール(12月8日~12月14日)
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- 来週注目の審議会スケジュール(12月8日~12月14日)(12/5)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2014年11月28日(金)
[臨床研修] 2016年度の募集定員の上限案が提示される 医師臨床研修部会
- 厚生労働省は11月28日、医道審議会・医師分科会の「医師臨床研修部会」を開き、2016年度における募集定員の上限案などについて討議した。 上限案(p3参照)では、現行方式からの変更(補正)点として、(1)研修希望者数の推計方法、(2)上限の算出方法が提起されている。具体的には次の通り。 (1)本年度(2015年度)の研修希望者に、6年次の研修希望者の増加分・再度の研修希望者の増加分をそれぞれ推計、加算して算出・・・
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2014年11月27日(木)
[規制改革] 承認要件の骨子案が提示される 臨床研究中核病院検討会
- 厚生労働省は11月27日、「医療法に基づく臨床研究中核病院の承認要件に関する検討会」を開催し、取りまとめに向けて骨子案(p4~p10参照)が示された。 骨子案は、承認要件として医療法に規定されている、「特定臨床研究(厚労省令で定める基準にしたがって実施する臨床研究)に関する計画の立案・実施能力」や「他病院などと共同して特定臨床研究を行う場合、実施にあたって主導的な役割を果たす能力」などを前提としている&・・・
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2014年11月26日(水)
[医療安全] 関連省令などのイメージを提示 医療事故調査制度検討会
- 厚生労働省は11月26日、「医療事故調査制度の施行に係る検討会」を開催し、医療機関と医療事故調査・支援センター(第三者機関)の関係などについて、省令や通知で定めるための論点が、厚労省から示された(p6~p25参照)。 医療事故調査制度は、医療事故の再発防止を目的として、2014年6月に成立した改正医療法で制度化され、2015年10月1日に施行される。医療機関で予期しない死亡事故が発生した場合、医療機関は遺族に説明・・・
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2014年11月26日(水)
[臨床研究] 法規制の必要性を含む報告書案を提示 臨床研究検討会
- 厚生労働省は11月26日、「臨床研究に係る制度の在り方に関する検討会」を開催。取りまとめである「報告書案」(p7~p23参照)が提示された。臨床研究に関する国内外の制度(p11~p13参照)、見直しの方向性(法規制の必要性、法規制の範囲、具体的な規制・対策の内容を含む)(p14~p21参照)などを内容とする。・・・
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2014年11月25日(火)
[医療提供体制] 再生医療開発・提供促進のための基本方針を閣議決定 政府
- 政府は11月25日、「再生医療の迅速かつ安全な研究開発及び提供・普及の促進に関する基本的な方針」を閣議決定した。柱は、再生医療推進のための(1)基本的方向(2)基本的施策―の大きく2つ。国は、国民への迅速な提供や理解の促進を行いつつ(p1~p2参照)、研究開発、事業参入を促進し、安全性等の基準整備や、臨床研究・治験等の環境整備を行い、実用化に当たっては審査体制の充実・強化などを推進していくとしている・・・
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2014年11月21日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール(11月24日~11月28日)
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- 来週注目の審議会スケジュール(11月24日~11月28日)(11/21)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2014年11月19日(水)
[規制改革] 国家戦略特区・先進医療特例の要件や採点を議論 中医協総会
- 厚生労働省は11月19日、中央社会保険医療協議会の総会を開催し、「国家戦略特区における先進医療の特例」すなわち、(1)「臨床研究中核病院等と同水準の国際医療機関」の要件(p50~p52参照)(2)先進医療の特例に係る運用(p53参照)-などについて議論した。 まず(1)では、「要件の該当性の確認」について、厚労省当局は「同水準の国際医療機関」となることを希望する医療機関に対し、評価のために必要な書類提出を・・・
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2014年11月12日(水)
[医療提供体制] 医師国家試験の評価と改善を議論 国家試験改善検討部会
- 医道審議会・医師分科会の「医師国家試験改善検討部会」は11月12日に開催され、医師国家試験の評価と改善について議論した。議題は、(1)出題数(p20~p36参照)(2)OSCE(客観的臨床能力試験)(p37~p58参照)(3)受験資格認定(p59~p67参照)。2015年前半予定の次回、報告書をとりまとめる方針だ(p6参照)(p68参照)。・・・
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2014年11月10日(月)
[規制改革] 患者申出療養の対象医療などについて厚労省が説明
- 内閣府は11月10日、規制改革会議を開催し、「患者申出療養(仮称、以下同)」の検討状況について、厚生労働省当局から説明を受けた。 患者申出療養とは、保険外併用療養費制度のなかに創設され、2015年の次期通常国会に、健康保険法改正案に盛り込む形で、関連法案が提出される予定の仕組み。患者からの申し出を起点として、患者が最先端の医療技術などを希望した場合、安全性・有効性などを確認したうえで、保険外の診療と保険・・・
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2014年11月07日(金)
[医療保険] 患者申出療養を医療保険部会に報告、枠組みへの明確な反論なし
- 厚生労働省は11月7日に、社会保障審議会の「医療保険部会」を開催した。 この日は、平成27年の通常国会に提出する健保法等改正案の策定に向けて、患者申出療養(仮称)や、後期高齢者の保健事業などを議題とした。 なお医療保険部会では、平成27年の医療保険改革において予定されている項目について、今回の会合で一通りの検討を終えたこととなり、次回以降、報告書取りまとめに向けた総括的な議論が行われる模様だ。◆患者申出・・・
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2014年11月05日(水)
[診療報酬] 患者申出療養の枠組みを中医協が承認、特定機能病院も対象に
- 厚生労働省は11月5日に、中医協総会を開催した。 この日は、患者申出療養(仮称)や再生医療等製品の保険上の取扱いなどについて議論したほか、先進医療会議から報告を受けるなどした。◆患者申出療養の枠組みを中医協が了承、特定機能病院でも「前例なき医療」実施へ 患者申出療養(仮称、以下略)は、安倍首相が創設を決定した新たな保険外併用療養制度。具体的には、「患者が最先端の医療技術等を希望した場合に、安全性・有・・・
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2014年10月24日(金)
[感染症対策] エボラ出血熱国内発症時、未承認薬を医師判断で緊急使用も可
- 政府は10月24日に、「エボラ出血熱に関する質問」に対する答弁書を公表した。 西アフリカで発生したエボラ出血熱は、ナイジェリアにおいて終息宣言が出されはしたものの、ギニア、リベリア、シエラレオネ、コンゴ民主共和国の4国では、感染拡大の一途を辿っている。また、アメリカ、スペインで輸入症例および2次感染が発生。さらに、日本においても、当該国からの入国者に感染が疑われる事例も発生した。結果的に感染は免れてい・・・
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2014年10月23日(木)
[看護] 「橈骨動脈ラインの確保」等6行為を特定行為とすること決める
- 厚生労働省は10月23日に、医道審議会・保健師助産師看護師分科会の「看護師特定行為・研修部会」を開催した。 この日は、特定行為や、特定行為研修の内容等について議論を行った。 前回(10月2日)会合では、これまでに特定行為に位置づけるとする方向で議論が進んでいた41行為のうち、12の行為について「特に検討が必要」と整理された(p2参照)(p15~p17参照)。 この日は、上記12行為のうち次の6行為を特定行為に位・・・
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2014年10月23日(木)
[臨床研修] 大都市部以外の内定者割合が過去最大を更新 研修医マッチング
- 厚生労働省は10月23日に、平成26年度の医師臨床研修マッチングの結果を発表した。 医師臨床研修制度は平成16年度に見直され、(1)臨床に携わる医師には2年間の臨床研修の義務化(2)研修は、内科・外科・麻酔科を中心とした複数の診療科で行う(スーパーローテート方式)(3)研修先は、研修医と医療機関の希望をすり合わせて決定する(マッチング)―の3点が導入されている。 医師臨床研修マッチングとは、臨床研修を受ける医・・・
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2014年10月22日(水)
[診療報酬] 患者申出療養、「原則6週間に拘らず慎重な安全性評価」求める声
- 厚生労働省は10月22日に、中医協総会を開催した。 この日は、患者申出療養(仮称)に関する議論などを行ったほか、再生医療等製品の保険収載に関して関連学会・団体から意見を聴取している。◆患者申出療養(仮称)の新設に向け、具体的な論点を厚労省が提示 患者申出療養(仮称)は、安倍首相が創設を決定した新たな保険外併用療養制度だ。「困難な病気と闘う患者からの申出」を起点とする新たな仕組みで、具体的には「患者が・・・
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