-
2012年02月01日(水)
[医薬品] 公知申請の事前審査された医薬品の保険適用特例ルール、50成分に
-
厚生労働省は2月1日に、「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱い」に関する通知を発出した。
欧米では使用可能だが、日本では薬事法の承認を受けていないために使用できない医薬品がある。これが、いわゆるドラッグ・ラグと呼ばれる問題だ。このうち、ある疾病への効能効果は承認されているが、別の疾病については承認が得られていない「適応外医薬品」については、海外論文などで効果と安全性が確認できれば・・・
-
2012年01月31日(火)
[介護保険] 介護報酬改定などに伴い、事務処理システムも一部変更
-
厚生労働省は1月31日に、介護保険事務処理システム変更に伴う参考資料について事務連絡を行った。これは、平成24年度介護報酬改定や介護保険関連法規の改正などを踏まえて、介護保険事務処理システムに関して現時点で考えられる見直し点や留意点などを整理したもの。
資料では、(1)介護報酬の算定構造(p9~p52参照)(2)介護給付費サービス種類コード(p53~p54参照)(3)介護給付費算定にかかる体制状況一覧表・・・
-
2012年01月31日(火)
[社会保障] 医療に係る消費税問題を検討する公式の場を設置せよ 四病協
-
日本医療法人協会、日本病院会、全日本病院協会、日本精神科病院協会で構成される四病院団体協議会は1月31日に、社会保障・税一体改革素案に対する意見を発表した。
政府は、社会保障・税一体改革の実現に向けて、平成23年6月に「成案」を策定。さらに成案を具体化した「素案」を今年(24年)1月に取りまとめている。その中では、医療・介護について、(1)病院・病床機能の分化・強化(2)在宅医療・介護の推進―などを柱に据・・・
-
2012年01月30日(月)
[介護保険] 平成23年10月の介護保険給付費は6481億円
-
厚生労働省はこのほど、介護保険事業状況報告の概要(平成23年10月暫定版)を公表した。
資料によると、平成23年10月末現在、65歳以上の第1号被保険者数は2935万人で、このうち要介護(要支援)認定者は522万2000人となっている。65歳以上の17.8%が要支援・要介護状態にある。また、居宅(介護予防)サービス受給者は316万1000人、地域密着型(介護予防)サービス受給者は29万3000人、施設サービス受給者は84万9000人となって・・・
-
2012年01月30日(月)
[意見募集] 介護保険事業計画、定期巡回・随時対応型訪問介護看護等を記載
-
厚生労働省は1月30日に、「介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針」の一部改正案に関する意見募集を開始した。
厚労省は、市町村および都道府県における、第5期介護保険事業(支援)計画の策定に際し、同指針の改正を行う予定としている。
改正内容は大きく(1)市町村介護保険事業計画(2)都道府県介護保険事業支援計画―の作成に関する事項。まず、介護保険事業計画の作成に関する基本的事・・・
-
2012年01月27日(金)
[医療保険] 平成24年度の協会けんぽ保険料率、最高は佐賀の10.16%
-
全国健康保険協会が1月27日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、平成24年度の都道府県単位保険料率などについて議論を行った。
平成24年度の全国平均保険料率は、10.00%(前年度から0.5ポイント増)に引上げる方針(p15参照)。また、保険料率を都道府県別に設定する際の激変緩和措置については、全国平均との乖離幅を、平成24年度には10分の2.5に調整される(前年度は10分の2)・・・
-
2012年01月27日(金)
[介護報酬] 国庫負担の拡大、介護報酬の実質的なプラス改定要望 保団連
-
- これでは介護崩壊が加速する 国庫負担を拡充し、介護報酬の引き上げ・改善を(1/26)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 介護保険
保団連は、今回の改定内容は、平成23年12月末に政府が決定した「介護報酬の2%に相当する介護職員処遇改善交付金を介護報酬内化した上で、介護報酬を1.2%引上げる」という『実質マイナス改定を前提としたもので、基本報酬の多くが引下げら・・・
-
2012年01月26日(木)
[社会保険] 短時間労働者の社会保険適用に関する論点を整理
-
厚生労働省が1月26日に開催した、社会保障審議会「短時間労働者への社会保険適用等に関する特別部会」で配付された資料。この日は、短時間労働者の社会保険適用に関する論点が提示され、それに基づいた議論を行った。
論点は大きく(1)厚生年金・健康保険の適用対象となる者の具体的範囲(2)適用拡大が短時間労働者に与える影響や雇用への影響(3)短時間労働者が多く就業する企業への影響―の3つ。
(1)では、被用者年金・・・
-
2012年01月26日(木)
[意見募集] 24年度からの介護報酬新単位数等について、パブコメ募集開始
-
厚生労働省は1月26日に、平成24年度介護報酬改定に伴う、関係省令・告示の改正に向けて、意見募集を開始した。介護報酬改定に、広く国民の意見を反映させる狙いがある。
介護報酬は、介護保険から給付される訪問介護やデイケア、特養ホームなどの公定価格である。サービスごとに基本サービス費や特別なサービスを行った場合などの加算、報酬を算定するための要件などが「介護報酬単位表」としてまとめられている。介護報酬は、・・・
-
2012年01月25日(水)
[介護保険] 低所得者への単独減免実施保険者数520、減免3原則遵守は473
-
厚生労働省は1月25日に、介護保険最新情報vol.257を公表した。今回は、平成23年度介護保険事務調査の集計結果について掲載している。この調査は、平成23年4月1日現在の保険料、要介護認定、地域支援、給付等の事務の実態を集計したもの。
保険料については、年金からの天引き対象となる特別徴収対象者は約2603万人、普通徴収対象者は約312万人。低所得者に対する保険料の単独減免を実施している保険者は520で、このうち保険料・・・
-
2012年01月25日(水)
[介護保険] 介護報酬の新単位表決定、処遇改善加算は体制に応じて3区分
-
厚生労働省が1月25日に開催した、社会保障審議会の介護給付費分科会で配付された資料。この日は、小宮山厚生労働大臣から平成24年度介護報酬改定(新単位表など)について諮問を受け(p3~p567参照)、即日答申した(p569参照)。4月1日から新単位表が施行される。
今回改定で特筆すべき項目を眺めてみよう。
介護職員の処遇改善加算については、事業所の体制などに応じて3段階に設定された。基本となる『介護職員処・・・
-
2012年01月24日(火)
[社会保障] 社会保障・税一体改革に与野党の違いなし 野田首相
-
野田内閣総理大臣は1月24日に、施政方針演説を行った。
首相は、社会保障と税の一体改革について、持続可能な社会保障制度を再構築するという大きな方向性に隔たりはなく、「異論があるのなら、大いに議論しようではありませんか」と野党への協力を求めた(p1参照)。
社会保障・税一体改革については、「単に財源と給付のつじつまを合わせるために行うものではく『社会保障を持続可能で安心できるものにしてほしい』と・・・
-
2012年01月20日(金)
[診療報酬] 外来医療等の高額療養費現物給付化に伴い、記載要領通知を改正
-
厚生労働省は1月20日に、「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正に関する通知を発出した。
本通知では、高額療養費の現物給付化が外来医療や訪問看護でも実施されることに伴い、(1)昭和51年に発出された通知「診療報酬請求書等の記載要領等について」(2)平成18年に発出された通知「訪問看護療養費請求書等の記載要領について」―の2つを改正するもの。
主な改正点は、(1)の診療報酬請求については、(i・・・
-
2012年01月16日(月)
[介護保険] 平成23年9月の介護保険給付費は6382億円
-
厚生労働省はこのほど、介護保険事業状況報告の概要(平成23年9月暫定版)を公表した。
資料によると、平成23年9末現在、65歳以上の第1号被保険者数は2928万人で、このうち要介護(要支援)認定者は520万4000人となっている。65歳以上の17.8%が要支援・要介護状態にある、という状況だ。また、居宅(介護予防)サービス受給者は314万7000人、地域密着型(介護予防)サービス受給者は29万人、施設サービス受給者は84万3000人と・・・
-
2012年01月13日(金)
[肝炎対策] 集団予防接種によるB型肝炎ウイルス感染者への給付金支給手続き
-
厚生労働省は1月13日に、「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令」の施行に関する通知を発出した。
集団予防接種の際に注射器を連続使用したことによって、多数の方にB型肝炎ウイルス感染被害が生じた。そこで政府は、昨年12月16日に、「7歳に達するまでの間における集団予防接種等の際の注射器の連続使用でB型肝炎ウイルスに感染した者(特定B型肝炎ウイルス感染者)」に・・・
-
2012年01月13日(金)
[肝炎対策] 特定B型肝炎ウイルス感染者給付金の支給を開始 支払基金
-
- 特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等支給関係業務を開始(1/13)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 医療保険
また支払基金内に、フリーダイヤルによる給付金等支給相談窓口を設置し、・・・
-
2012年01月13日(金)
[診療報酬] 改定の骨子案提示、診療側は診療所再診料の「回復」を要望
-
厚生労働省が1月13日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、厚労省から平成24年度診療報酬改定に向けた現時点の骨子が示され、これに基づいた議論を行った。
次回(1月18日)総会に、この日の議論を踏まえた骨子の修正版を示し、その後、再調整を行ったうえでパブリックコメントに付す予定だ。
[病院全体に関係する事項]
新設・引上げとなる事項を見てみると、(1)超重症児(者)、準超重症児(者)入院診・・・
-
2012年01月12日(木)
[医療費] 医療費と自己負担等比較すると、生涯では医療費が自己負担に勝る
-
厚生労働省は1月12日に、平成21年度の年齢階級別1人当たり医療費(医療保険制度分)を公表した。
これは、医療保険給付の対象となる医療費について、5歳刻みで調査分析したもの。
医療費全体を見ると、15~19歳を底にしたU字カーブを描き、70歳を超えたあたりで急増することが分かる(p1参照)。医科に限っても同様の傾向だが、80歳台に乗ると入院外医療費の割合が高くなっている(p1参照)。
次に、医療費を3要素・・・
-
2012年01月11日(水)
[健保組合] 財政状況悪い健保組合を支援する補助金、追加申請等期日を短縮
-
厚生労働省は1月11日に、「平成23年度健康保険組合給付費等臨時補助金の交付申請について」の一部改正に関する通知を発出した。
健康保険組合給付費等臨時補助金とは、(1)保険財政の基盤がぜい弱な保険者の支援(2)小規模組合、または地域型健康保険組合の合併促進―の2点を目的とした補助金である。つまり、財政的に厳しいであろう健保組合の支援を行うものである。
今般の改正では、補助金の追加申請・変更申請期日が、・・・
-
2012年01月10日(火)
[意見募集] ポイント付与で患者を自己の保険薬局等に誘導することを禁止
-
- 「保険医療機関及び保険医療養担当規則」及び「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則」並びに「高齢者の医療の確保に関する法律の規定による療養の給付等の取扱い及び担当に関する基準」一部改正(案)について(1/10)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
健康保険法には、保険調剤に係る一部負担金について、支払の際のいわゆる「ポイント」の提供、および「ポイント」の使用自体を直接規制する規定はない。しかし、一部の薬局では、調・・・
-
2012年01月06日(金)
[社会保障] 一体改革素案決定、消費税14年4月から8%、15年10月から10%へ
-
内閣官房が1月6日に開催した、政府・与党社会保障改革本部で配付された資料。この日は、社会保障・税一体改革素案(案)が当局から提示され、これを了承した。
素案は、一体改革成案(平成23年6月閣議報告)を具体化したもの。社会保障改革のうち、医療・介護改革について見てみると、(1)医療サービス提供体制の制度改革(2)地域包括ケアシステムの構築(3)市町村国保の財政基盤強化と財政運営の都道府県単位化(4)短時間・・・
-
2012年01月05日(木)
[介護] 介護予防・日常生活支援総合事業創設に伴い、特別会計の区分を改正
-
厚生労働省は1月5日に、介護保険最新情報Vol.255を公表した。今回は、「介護保険特別会計の款項目節区分について」の一部改正に関する事務連絡を掲載している。
平成24年4月1日より、「介護予防・日常生活支援総合事業」が実施される。この事業は、要支援1や2の方への予防給付サービス、二次予防対象者への介護予防事業を、総合的かつ一体的に行うことができるよう新たに創設されるもの。それに伴い、平成11年10月5日付の事務・・・
-
2012年01月05日(木)
[医療保険] 健保組合の24年度予算、保健事業等の積極的な推進を
-
厚生労働省は1月5日に、健康保険組合の平成24年度予算の編成に関する通知を発出した。
通知では、重点事項として、(1)医療費の動向や標準報酬の直近水準を踏まえた保険料率を設定する(2)特定健康診査・特定保健指導、健康教育等の保健事業に積極的に取組む(3)レセプト情報を活用し、重複・頻回受診等の是正指導に積極的に取組む(4)医療費通知やレセプト点検、後発品の使用促進などを通じ保険給付の適正化に取組む―など・・・
-
2012年01月05日(木)
[診療報酬] 復興特区での認定特養ホームへの医師訪問、初再診料は算定不可
-
- 「厚生労働省関係東日本大震災復興特別区域法第二条第四項に規定する省令の特例に関する措置及びその適用を受ける復興推進事業を定める命令」に基づく特別養護老人ホームにおける特例措置の取扱いについて(1/5付 事務連絡)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
東日本大震災からの復興に向けて特区が設定され、内閣総理大臣が認定した特別養護老人ホームについては、病院、診療所、介護老人保健施設等との密・・・
-
2011年12月27日(火)
[病院] 国立病院と労災病院、統合におけるメリットとデメリットを整理
-
厚生労働省が12月27日に開催した、国立病院・労災病院等の在り方を考える検討会で配付された資料。この日も、論点・課題の整理などを行った。
資料では、前回会合で宿題事項となっていた(1)労働者健康福祉機構確定給付企業年金(DB)への移行(2)国立病院と労災病院の統合メリット・デメリット―について、厚労省当局の見解が整理されている。
(2)では、国立病院と労災病院を「組織統合」した場合のメリットは、(i)本・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。