-
2014年04月24日(木)
[後発品] 後発品の品質に関する信頼性確保に向け、厚労省が情報発信開始
- 厚生労働省は4月24日に、「後発医薬品品質情報No.1」を公表した。 厚労省は、医療費適正化の一環として「後発医薬品の使用促進」を掲げている。しかし、たとえば「平成24年度に後発品の使用割合30%以上」という目標が未達成に終わるなど、後発品使用は、必ずしも十分とは言えないのが実際だ。 この1要因として、一部の医師・患者が「後発品は先発品に比べて効き目が低いのではないか」等と噂するように、「信頼性が十分ではな・・・
-
2014年03月31日(月)
[薬価] 差支えある場合除き、処方せん『変更不可』チェックしないよう要請
- 厚生労働省は3月31日に、「処方せんの『変更不可』欄の取扱い等」に関する事務連絡を行った。 後発医薬品の使用を促進するため、銘柄別に処方された場合には、医師が処方せんの「(後発品への)変更不可」欄にチェックを入れない限り、薬局において後発品に変更することが可能とされている。 この点に関連し、総務省は、後発品への変更をしても支障のない場合にも「変更不可」欄へのチェックがなされていると問題視。平成25年3・・・
-
2014年03月28日(金)
[改定速報] 26改定通知訂正、地域包括ケア病棟の初期加算は転棟でも算定可
- 厚生労働省は3月28日に、「平成26年度診療報酬改定関連通知の一部訂正及び官報掲載事項の一部訂正」に関する事務連絡を行った。 これは、以下の11本の改定関連通知の誤りを正すもの。(1)平成26年度診療報酬改定について(平成26年3月5日付・保発0305第1号)(p2参照)(2)基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて(平成26年3月5日付・保医発0305第1号)(p3~p76参照)(3)特掲診療料の施・・・
-
2014年03月05日(水)
[改定速報] 26年度の薬価算定ルール見直しに基づき、新たな薬価基準公布
- 厚生労働省は3月5日に、平成26年度薬価改正に基づく通知「使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部改正について」を発出した。 これは新たに設定された薬価算定ルールに基づき、薬価を見直したもの。 薬価収載されている医薬品は、内用薬9092(前回改定時と比べて463増)、注射薬3721(同99減)、外用薬2465(同39増)、歯科用薬剤25(同2減)の、合計1万5303銘柄(同401増)となっている(p1参照)(p4~p166参照)。 資料と・・・
-
2014年02月27日(木)
[医薬品] 一般用薬ネット販売の原則解禁は6月から、薬局等は3月に届出
- 厚生労働省は2月27日に、平成25年度の「全国薬務関係主管課長会議」を開催した。会議では、厚労省幹部から都道府県や政令指定都市の薬務施策担当者に向けて今後の重点施策などが説明された。 薬務関係の重要事項として、ここでは(1)薬事法改正(2)医薬品の迅速な提供、承認審査(3)医療機器の迅速な承認(4)後発品の使用促進―などを取上げたい。 (1)の改正薬事法は平成25年12月に成立し、指定薬物に関する規制強化につ・・・
-
2014年02月12日(水)
[改定速報] 主治医機能評価する「地域包括診療料」は月1回・1503点に設定
- 厚生労働省は2月12日に、中医協総会を開催した。 速報でもお伝えしたとおり、平成26年度診療報酬改定に向けて答申を行っている。◆7対1の重症度、医療・看護必要度見直し等、経過措置は半年間に限定 7対1一般病棟入院基本料等については、「特定除外の原則廃止」「重症度、医療・看護必要度の項目見直し」などが行われる。これらは医療現場に与える影響が極めて大きいため経過措置が設定されるが、その期間は平成26年9月末まで・・・
-
2014年01月29日(水)
[改定速報] 26年度改定短冊提示、亜急性期を「地域包括ケア病棟」に改組
- 厚生労働省は1月29日に、中医協総会を開催した。 この日は厚労省当局からいわゆる「短冊」が示され、これに基づいた議論を行った。 「短冊」とは、新点数を除いた点数表の新旧対照表という位置づけだ。改定(新設を含む)される点数項目について、現行の内容(点数、算定要件、施設基準)と改定案を整理している。 ポイントを絞って眺めてみよう。◆7対1・10対1一般病棟、経過措置おいたうえで絞込みへ●7対1・10対1一般病棟入・・・
-
2014年01月27日(月)
[意見募集] 第2期全国医療費適正化計画の策定に向けて、告示改正
-
- 高齢者の医療の確保に関する法律第8条第1項の規定に基づき定める計画(告示)の全部を改正する告示(案)に関する御意見の募集について(1/27)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 総務課 カテゴリ: 保健・健康 医療制度改革 医療保険
-
2014年01月24日(金)
[改定速報] 26年度改定に向けて公聴会、災害時には小回りきく有床診が重要
- 厚生労働省は1月24日に、宮城県仙台市で中医協総会を開催した。 この日は「公聴会」という位置づけで、平成26年度診療報酬改定に向けて一般市民からの意見を聴取した。 公聴会は、中医協委員と厚生労働省保険局医療課の担当者が地方に赴き、直接、一般市民の意見を聞くものだ。厚労省では1月16日~24日にかけてパブリックコメントも募集しており、公聴会で発表された意見と合わせて、審議の参考にする考えだ。 意見陳述に立っ・・・
-
2014年01月22日(水)
[意見募集] 高齢者医療法に基づく保健事業指針、データヘルス計画策定を
-
- 高齢者の医療の確保に関する法律に基づく保健事業の実施等に関する指針(案)に関する御意見の募集について(1/22)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 高齢者医療課 カテゴリ: 医療保険 保健・健康
-
2014年01月22日(水)
[26年度改定] 「難治性眼疾患に対する羊膜移植術」など先進医療8件保険導入
- 厚生労働省は1月22日に、中医協総会を開催した。 この日は、平成26年度診療報酬改定に合わせて新規に保険収載する医療技術について議論したほか、DPC制度の対応や市場拡大再算定などを議題としている。◆先進医療のうち「難治性眼疾患に対する羊膜移植術」など8件を保険導入 診療報酬改定においては、たとえば入院料や各種加算などの診療報酬項目の見直しや新設・廃止などのほかに、新規の医療技術導入も行われる。 新規の医療・・・
-
2014年01月21日(火)
[薬局] 薬局・薬剤師に「最適な薬物療法を提供する医療提供者」の役割期待
- 厚生労働省は1月21日に、「薬局の求められる機能とあるべき姿」の公表に関する通知を発出した。 チーム医療の推進や在宅医療の推進、介護保険制度の普及など、薬局や薬剤師を取巻く状況はかつてとは大きく変化している。たとえば、在宅医療の推進によって、在宅患者の医療必要度・重症度が高まる中では、薬剤師による服薬等の管理指導の重要性が非常に高くなっている。 こうした点を背景に、一般社団法人日本医療薬学会では「・・・
-
2013年12月26日(木)
[医療改革] 病院対象のヘルスケアリート活用に向け、26年度中に環境整備
- 政府は12月26日に、産業競争力会議「医療・介護等分科会」の中間整理を公表した。 これは、前日(12月25日)の分科会において大筋で了承された中間整理案の文言整理を行ったもの。 中間整理では、(1)効率的で質の高いサービス提供体制の確立(p4~p8参照)(2)公的保険外のサービス産業の活性化(p8~p11参照)(3)保険給付対象範囲の整理・検討(p11~p13参照)(4)医療介護のICT化(p13~p14参照)―などの個別・・・
-
2013年12月25日(水)
[改定速報] 「うがい薬のみ処方された場合」の保険適用除外案、委員は反論
- 厚生労働省は12月25日に、中医協総会を開催した。 この日は、これまでの宿題事項等について議論したほか、各側からの見解発表、DPC評価分科会・薬価専門部会・保険医療材料専門部会からの報告受領など、非常に幅広い内容について検討を行った。 今回で年内の中医協開催は最終となり、ほぼすべての改定内容が出揃ったことになる。年明けからは、いわゆる「短冊」(点数部分を空欄にした項目ごとの新点数表)が五月雨式に出され・・・
-
2013年12月20日(金)
[改定速報] 26年度改定率、消費増税対応除くと「ネット」でマイナス1.26%
- 政府は12月20日に、平成26年度の診療報酬改定率を決定した。 これまでの概念であったネット(薬価の引下げ分と診療報酬本体引上げ分との差引き)で見ると、消費増税対応分を加味すればプラス0.1%となったが、消費増税対応分を除いた実質はマイナス1.26%という状況だ(p2参照)。◆消費増税加味すると、いわゆるネットで0.1%のプラス改定だが・・・ 改定率をめぐっては、早い段階から財務省が「マイナス改定」「薬価の引・・・
-
2013年12月18日(水)
[改定速報] DPCの後発品指数、「使用割合60%以上を満点」とすること再確認
- 厚生労働省は12月18日に、診療報酬調査専門組織の「DPC評価分科会」を開催した。 この日は、平成26年度のDPC制度改革に向けた追加検討事項について議論を行った。◆後発医薬品使用割合の評価、「60%を満点とする」考え方を確認 平成26年度のDPC制度改革に向けては、これまでの分科会の検討結果(中間まとめ)が12月13日の中医協総会に報告された。 そこでは概ねの了承を得られたが、(1)新設される「後発医薬品指数」(2)見・・・
-
2013年12月16日(月)
[行政改革] 国立病院機構に、管理業務の本部等への集約化検討を勧告
- 総務省は12月16日に、政策評価・独立行政法人評価委員会を開き、平成25年度見直し対象の14独立行政法人の「勧告の方向性」の素案などについて議論した。 厚生労働省分の「勧告の方向性」の素案を見てみよう。 厚労省所管で平成25年度見直し対象となっている独立行政法人は、(1)労働者健康福祉機構(2)医薬品医療機器総合機構(3)国立病院機構(4)年金・健康保険福祉施設整理機構―の4法人(p2~p3参照)。 (1)の労働・・・
-
2013年12月13日(金)
[改定速報] 麻生大臣「医療費自然増を放置し消費税を何%上げるつもりか」
- 麻生財務大臣は12月13日の閣議後に記者会見を行い、平成26年度診療報酬改定についてコメントしている。 診療報酬についての関係閣僚協議については、同日の記者会見で菅官房長官が閣議前に行ったことを明らかにした(p5参照)。 菅官房長官は「本日(12月13日)の閣議前に『診療報酬に係る関係閣僚の協議』を開催をし、関係大臣間で意見交換を行いました。診療報酬については『予算編成の基本方針』に基づいて、関係大臣間・・・
-
2013年12月13日(金)
[薬価] 分子標的薬のイマチニブ錠などを保険収載
- 厚生労働省は12月13日に、「使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一部改正」に関する通知を発出した。 今回は、後発医薬品を薬価収載している。具体的には、内用薬553品目(アカルボース錠など)、注射薬81品目(アシクロビル点滴静注液など)、外用薬60品目(アシクロビル軟膏など)を薬価基準に収載している。 あわせて、一部医薬品について留意事項も付記している。 たとえば、2型糖尿病治療薬であるアカルボース錠については、・・・
-
2013年12月13日(金)
[改定速報] 26年度DPC改革案を了承、病院の合併・分割時のルールも設定
- 厚生労働省は12月13日に、中医協総会を開催した。 この日のテーマはDPC制度改革で、一部を除き了承されている。 DPC制度改革については、下部組織であるDPC評価分科会で検討が進められ、12月9日に改革案がまとめられた。 詳細は既にお伝えしたとおりだが、大枠を改めておさらいしてみよう。【基礎係数(医療機関群のあり方)】(p3~p6参照)●II群(大学病院本院なみの医療を行っている病院)の要件のうち「診療密度」につ・・・
-
2013年12月09日(月)
[改定速報] DPC改革案の大枠固まる、DIC請求では診断根拠をレセに添付
- 厚生労働省は12月9日に、診療報酬調査専門組織の「DPC評価分科会」を開催した。 この日は、26年度におけるDPC制度改革に向けて詰めの議論を行った。◆データ提出指数、適切な保険診療実施への取組み評価する「保険診療指数」に改組 26年度のDPC改革は、前回(24年度)に大きな見直しを行ったことなどから「小幅修正」にとどめることとされ、現在、次のような方向が固まっている。●機能評価係数IIのうち「データ提出指数」「救急・・・
-
2013年12月06日(金)
[意見募集] 生活保護受給者には原則、後発医薬品の使用・調剤を
-
- 「指定医療機関医療担当規程の一部を改正する件(案)」に関する御意見募集(パブリックコメント)について(12/6)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 社会・援護局 保護課 カテゴリ: 医薬品・医療機器 医療提供体制
-
2013年12月05日(木)
[診療報酬] 平成26年度診療報酬改定はマイナスに抑えるべき 経済同友会
- 経済同友会は12月5日に、診療報酬の改定に関する意見を表明した。 安倍政権として初の診療報酬改定の時期を迎え、11月の経済財政諮問会議において総理は「平成26年度予算において講じる措置が、新たな国民負担につながらないよう、診療報酬の在り方をはじめ、自然増を含む社会保障の歳出の合理化・効率化に最大限取組んでいく必要がある」と指摘している。 これらを踏まえ経済同友会は、持続的な社会保障と経済成長を実現する・・・
-
2013年12月05日(木)
[改定速報] 26年度予算編成基本方針案、マイナス改定方針を明確に打出す
- 内閣府は12月5日に、経済財政諮問会議を開催した。 この日は、事務局から「平成26年度予算編成の基本方針」案(p2~p15参照)が提示され、これに基づいて議論を行った。 大方針として「社会保障をはじめとする義務的経費を含め、『聖域なく予算を抜本的に見直し』たうえで、経済成長に資する施策に重点化を図る」ことを打出している(p3参照)。 注目される26年度診療報酬改定については、「自然増を含む医療費の合理化・・・
-
2013年12月04日(水)
[改定速報] 運動器等の維持期リハ、介護保険への移行は延期 中医協総会
- 厚生労働省は12月4日に、中医協総会を開催した。 本日の議題は、大きく次の3点●リハビリテーション●有床診療所●調剤報酬◆運動器等の維持期リハ、介護保険への移行は延期 リハは、疾患の種類に応じて(1)心大血管疾患リハ(2)脳血管疾患等リハ(3)運動器リハ(4)呼吸器リハ―のそれぞれに報酬が設定されている。 これらの疾患別リハビリテーション料は、算定できる日数が制限されており、たとえば(1)の心大血管疾患リハで・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。