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2008年10月28日(火)
公立病院の産科・小児科・救急、財政措置等について論点整理 総務省検討会
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総務省は10月28日に「公立病院に関する財政措置のあり方等検討会」を開催し、検討会報告に向けた各論部分の論点整理を行った。
各論部分に関する論点整理メモでは(1)過疎地等に関する財政措置の充実(2)産科、小児科、救急医療等に関する財政措置の充実(3)公立病院の経営形態多様化を踏まえた財政措置(4)公立病院改革推進に係る措置―等に関して、財政措置のあり方の論点整理案および地方公共団体からの主な意見等を一覧・・・
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2008年10月28日(火)
妊婦受入拒否の8病院に関する救急医療・搬送の問題を議論 自民党調査会
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自由民主党が10月28日に開催した「社会保障制度調査会医療委員会」で配布された資料。この日は、都内8病院に関する救急医療と搬送を巡る問題について議論された。
資料では、東京都が10月22日に報道発表した「母体搬送事案に関する経過について」に基づき「東京都における妊婦死亡事案と対応」をまとめ、都が実態把握のため、医療機関等に対する実地調査及び周産期母子医療センターに対する緊急アンケート調査を行ったことなど・・・
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2008年10月28日(火)
周産期母子医療センターの運用状況等、都道府県が厚労省へ報告
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厚生労働省は10月28日付けで都道府県の衛生主管部(局)と母子保健主管部(局)宛てに、周産期母子医療センターの運用状況について報告を求めるにあたり、報告様式を送付した(p1参照)。
資料には、(1)周産期母子医療センターの運用(p2~p10参照)(2)周産期救急情報システム及び救急医療情報システム(p11~p19参照)(3)周産期医療体制の確保(p20~p24参照)―について報告するための様式が示されている。
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2008年10月28日(火)
周産期医療体制、東京都が国と連携して抜本的な改革を 江東区要望書
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江東区は東京都に対し10月28日に、周産期医療体制の充実に関する要望書を公表した。これは、江東区内の産婦人科医院から緊急搬送の受入れ依頼が8医療機関から断られ、新生児は出産したものの、母親は3日後に死亡するという悲惨な事故が発生したことを受けてのもの。
江東区は、周産期医療に従事する医師等の体制が不十分であったことに起因するものであり、妊産婦や区民の不安を払拭することが喫緊の課題であるとしている。
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2008年10月28日(火)
総合周産期母子医療センターの医師数、電話等で聞き取った速報値を公表
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- 総合周産期母子医療センターについて(電話等で聞き取った速報値)(10/28)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 医療提供体制
速報値によると産科・産婦人科の常勤医師数(研修医、レジテントも含む)が3人以下なのは、1施設だけだった。また、東京都都立墨東病院は6人と回答していることが明らかになった(p1参照)。
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2008年10月27日(月)
東京都の妊婦死亡事案を受け、都道府県担当者に通知 厚労省
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厚生労働省は都道府県の衛生主管部(局)と母子保健主管部(局)宛てに、10月27日付けで、東京都の妊婦死亡事案を受けた周産期救急医療体制の確保について通知を出した。
これは、東京都で産科救急患者が死亡するという事案を踏まえ、都道府県担当者に周産期母子医療センターにおける診療体制の確保、院内の周産期医療部門と救急医療部門の連携の確保、地域の医療機関(地域周産期医療関連施設、救命救急センター等)との連携・・・
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2008年10月27日(月)
平成19年度決算、国立大学病院の62%が赤字 国立大学附属病院長会議
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- 国立大学病院の現状と使命遂行に向けた今後の取り組みについて(10/27)《国立大学附属病院長会議》
- 発信元:国立大学附属病院長会議 カテゴリ: 医療提供体制
この会議は、毎年度6月に定例会議を開催しているが、国立大学病院の取り組みについて現状把握と今後取り組むべきことを検討し、社会に説明していく必要があることから、同日に臨時会議を開催したと報告している(p1参照)。
資料には、国立大学病院の現状や第2期中期目標・計画期間中の運営費・・・
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2008年10月27日(月)
平成21年度開設予定大学等、11校中8校が保健医療分野 文科省報道発表
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文部科学省が10月27日に公表した、平成21年度開設予定の大学設置等認可の答申等に関する報道発表資料。
資料では、平成21年度開設予定の大学等の認可申請があった案件について、「可」として答申が行われたものについて一覧が示されている(p3~p15参照)。新設される11大学のうち、千葉県立保健医療大学(健康科学部)、愛知県立大学(看護学部)、弘前医療福祉大学(保健学部)、日本赤十字秋田看護大学(看護学部)、東都・・・
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2008年10月27日(月)
肝機能障害の身体障害認定について検討開始 厚労省検討会
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厚生労働省が10月27日に開催した「肝機能障害の評価に関する検討会」の初会合で配付された資料。この検討会は、薬害肝炎訴訟を契機に、ウイルス性肝炎を起因とする肝機能障害の中で、どういうものを身体障害として位置づけることができるかどうかについて、専門家による検討を行うために設置された(p4参照)。
厚労省は新しい肝炎総合対策についてまとめた資料を提示している(p17~p25参照)。この中で、肝疾患診療に・・・
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2008年10月27日(月)
患者の意志を尊重した望ましい終末期医療のあり方、本格的に検討開始
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厚生労働省が10月27日に開催した、「終末期医療のあり方に関する懇談会」の初会合で配布された資料。この懇談会は、患者の意志を尊重した望ましい終末期医療のあり方について検討を行うため設置された。
検討事項には、(1)終末期医療の現状の問題点と課題を整理し、望ましい終末期医療のあり方を検討(2)国民、医療従事者及び介護・福祉施設職員の終末期医療に関する意識調査とその検討(3)関係者からのヒアリングを実施―・・・
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2008年10月24日(金)
がんに関する普及啓発について、本格検討開始
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厚生労働省が10月24日に開催した「がんに関する普及啓発懇談会」の初会合で配付された資料。この懇談会は、がんの病態、検診の重要性、がん登録、緩和ケア等に対する正しい理解の普及・啓発のための方策について検討するために設置されている(p4参照)。
資料では(1)がんに関する統計(p6参照)(2)がん対策基本法の概要(p7~p9参照)(3)がん対策関連予算の概算要求(p14~p15参照)(4)がん対策に関する・・・
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2008年10月23日(木)
所在地変更の健康保険証再作成廃止等に対応方針 構造改革特区推進本部
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- 構造改革特区の第13次提案等に対する政府の対応方針(10/23)《内閣府》
- 発信元:内閣府 構造改革特別区域推進本部 カテゴリ: 医療提供体制
医療に関連するものは、全国において実施する規制改革事項として「所在地変更による健康保険証の再作成の廃止」「被用者保険資格喪失時の喪失情報通知の義務化」「医療従事者の労働派遣」が提案されている(p5参照)。対応方針としては、規制改・・・
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2008年10月23日(木)
妊婦搬送拒否事案、厚労省等からヒアリング 民主党厚生労働部門会議
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民主党は10月23日に厚生労働部門会議を開催し、東京都内で妊婦が搬送拒否され死亡した事案について、厚生労働省と消防庁からヒアリングを行った。
資料には、10月4日に発生した、東京都内における母体搬送事案を取り上げた新聞記事が掲載されている(p2~p7参照)(p21~p22参照)。妊婦は、7病院に受入を拒否され、再度、受入要請を受けた都立墨東病院へ搬送されたが、帝王切開術で児娩出したものの、3日後の10月7日に脳・・・
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2008年10月23日(木)
救急業務高度化推進検討会、各作業部会の検討状況を報告 総務省
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総務省が10月23日に開催した、救急業務高度化推進検討会で配布された資料。この日は、各作業部会での検討状況が報告された。
トリアージ作業部会からは、「コールトリアージ検証における通信指令員マニュアル」が提示されている(p40~p55参照)。
また、公立救急医療機関に対する財政措置についてまとめた資料が提示されている(p27~p28参照)。
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2008年10月22日(水)
周産期母子医療センター受入れ拒否で妊婦死亡、東京都が経過説明
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東京都は10月22日に、10月4日に発生した母体搬送事案に関する経過を明らかにした。
今回の母子搬送事案は、10月4日の午後7時頃、江東区の産婦人科にかかっていた患者の転院搬送に関し、都立墨東病院を含めた8医療機関に連絡をとったが、受入可能病院が見つからず、1時間以上経って再度、墨東病院に受入要請を行い搬送されたもの。患者は、脳卒中が疑われたため帝王切開術にて児娩出したが、3日後の10月7日に死亡した・・・
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2008年10月21日(火)
院内感染対策サーベイランスの参加希望医療機関を追加募集 厚労省
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厚生労働省が10月21日付けで都道府県の衛生主管部(局)長宛てに出した通知で、「院内感染対策サーベイランス」に係る参加医療機関の追加募集。
「院内感染対策サーベイランス」は、各医療機関内において実施される改善方法を支援する観点から、平成12年より実施しており、平成20年10月現在、約600医療機関が参加している。今回の通知は、前回(平成19年10月)の募集終了後も、多くの医療機関から参加希望があったため、追加で・・・
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2008年10月21日(火)
求められる精神保健福祉士の役割、具体的な業務を示す 検討会中間報告書
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- 精神保健福祉士の養成の在り方等に関する検討会 中間報告書(10/21)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部精神・障害保健課 カテゴリ: 医療提供体制
中間報告では、(1)求められる精神保健福祉士の役割及び必要となる技術(2)求・・・
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2008年10月21日(火)
物価高騰、建築資材の高騰を受け、経営安定化資金を融資 福祉医療機構
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- 医療貸付事業における経営安定化資金の取扱い及び建設費高騰への対応について(10/21付 通知)《福祉医療機構》
- 発信元:独立行政法人福祉医療機構 カテゴリ: 医療提供体制
通知では、物価高騰の影響により一時的に資金不足が生じている医療関連施設に対して、融資条件の優遇措置(最優遇金利の適用など)を行うとしている。また、建築資材の高騰等を受け、事業の推進に支障をきたしているとの指摘が寄せられていることを・・・
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2008年10月20日(月)
がんによる疼痛、完全除痛率はがん専門病院でも約50% 精神研シンポジウム
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東京都医学研究機構の東京都精神医学研究所は10月20日に、第37回精神研シンポジウムを開催し、緩和医療研究の動向を討論した。
今回のシンポジウムは、「がんの痛みをやわらげる」がテーマで、駿河台日本大学病院院長等の司会のもと、5名のパネリストにより、「がんの痛みとは何か」「現在の薬物療法」「痛みの治療における今後の展望」について、発表が行われた(p2~p12参照)。
抄録では、わが国における疼痛治療の現状・・・
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2008年10月20日(月)
認知症の医療依存度に応じた対応を議論 東京都認知症対策推進会議
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東京都が10月20日に開催した、認知症対策推進会議の医療支援部会で配付された資料。この日は、「中等度の段階」と「高度~終末期」で必要とされる医療について議論された。
資料では、認知症に関する医療依存度と身体に関する医療依存度に応じた対応が示されている(p4~p5参照)。
また、紹介型と逆紹介型の認知症患者情報の共有のために用いる共通フォーマット案や(p6参照)、東京都認知症専門医療機関実態調査の抜・・・
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2008年10月17日(金)
地域における相談支援体制の強化等を検討 精神保健医療福祉検討会
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厚生労働省が10月17日に開催した「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」で配布された資料。この日は、相談支援について議論が行われた。
資料では、これまでの議論の論点整理(p5参照)、相談支援の全体像(p6参照)、相談支援事業の現状(p7参照)を示した上で(1)地域における相談支援体制(p8~p25参照)(2)ケアマネジメントのあり方(p26~p39参照)(3)自立支援協議会・・・
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2008年10月16日(木)
医師臨床研修マッチング、第1希望でのマッチは全体の78.0%
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厚生労働省は10月16日に、医師臨床研修マッチング協議会がまとめた「医師臨床研修マッチングの結果」を公表した。研修医マッチングは、研修希望者と研修プログラム(研修病院)とを効率的に組み合わせるためのシステムで、参加者数は8416名、参加病院数は1091病院となっている(p2参照)。
全体のマッチ率は96.2%で、第1希望でマッチした登録者の割合は全体の78.0%、第3希望までにマッチした登録者の割合は全体の96.7%・・・
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2008年10月16日(木)
臨床研修制度について医科大学学長や医学部長からヒアリング
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文部科学省と厚生労働省が10月16日に開催した、臨床研修制度のあり方等に関する検討会で配布された資料。この日は、臨床研修に関するヒアリングが行われた。
資料には、札幌医科大学の臨床研修医の推移(p34参照)や医師派遣システム(p35~p37参照)、長崎大学の卒前卒後教育体制(p46~p47参照)などが掲載されている。また、医師の引き上げを取り上げた新聞掲載記事が添付されている(p31~p32参照)・・・
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2008年10月16日(木)
遠隔医療の推進方策、4つの提言について意見募集開始 総務省
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総務省と厚生労働省は10月16日に、7月31日にまとめた「遠隔医療の推進方策に関する懇談会」の中間取りまとめについて、意見募集を開始した。
中間取りまとめでは、遠隔医療について、地域医療の充実に役立つ遠隔医療技術の活用方法とその推進方策等がまとめられている。そのうち、意見募集を行っているのは、(1)遠隔医療のニーズ・有効性・適用範囲(2)遠隔医療の位置付け(3)診療報酬の適切な活用(4)補助金、地方交付税・・・
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2008年10月14日(火)
急性期病院に偏った医療資源の投入には反対 日医要望
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日本医師会は10月14日に、社会保障国民会議の最終報告とりまとめに向けての要望を公表した。要望としては(1)社会保障費の機械的抑制の撤回(2)医療費全体の水準の引き上げ(3)必要な医療が受けられる体制の維持―があげられている(p1~p2参照)。
日医は、中間報告の「専門的医療提供を行う中核的病院(特に急性期病院)を中心とした人員配置の思い切った拡充・機器装備の充実」という文言に対し、急性期病院に偏った医・・・
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