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資料6 新型コロナウイルス感染症の影響 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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念されることから、規則正しい生活の中でバランスのよい食事をとることや高齢者のフレイルを予防す
ること等を呼び掛けるお知らせを発出した。国⽴研究開発法⼈医薬基盤・健康・栄養研究所国
⽴健康・栄養研究所では、新型コロナウイルスに関連した情報を整理した特設サイトを開設すると
ともに、「新型コロナウイルス感染症対策としての栄養・身体活動(運動)について」(一般向けリ
ーフレット)を作成し、健康管理のための栄養と身体活動(運動)についてのポイントを紹介した。
新型コロナウイルス感染症拡大の栄養・食生活への影響の研究から、環境変化に対する栄養・食生
活面での対応⼒には人による違いがあり、格差が拡大することが示唆された。健康にとって良くない
方向に栄養・食生活が変化することに、経済的な要因や知識・態度・スキルの要因が関わっていた
ことから、それらの要因に対する対策が必要である。
別表第五(2)身体活動・運動
【新型コロナウイルス感染症と身体活動に関する日本人を対象とした研究報告】
○ 令和2(2020)年4月に国内の高齢者 1,600 人を対象に実施したインターネット調査による
と、新型コロナウイルス感染症拡大前後(令和2(2020)年1月との比較)で1週間当たり
の身体活動時間が約 60 分(約3割)減少していることが報告された(Yamada M et al. J
Nutr Health Aging,2020)。
○ 第1波収束後の令和2(2020)年 6 月に上記 1,600 人を対象に再度実施したインターネッ
ト調査によると、身体活動時間はほぼ元の状態に回復していたが、独居で近隣住⺠との交流が少
ない高齢者の回復が遅いことが報告された(Yamada M et al. J Nutr Health Aging,2020)。
○ 横浜市⺠ 18,817 人の歩数を緊急事態宣言前後で比較したところ、男性より⼥性、高齢者より
非高齢者が減少していたことや、高齢の⼥性においては大きい公園の近くに住んでいると歩数減少
の影響が少ないことが報告された(Hino K and Asami Y. Health Place, 2021)。
○ 働く人 1,239 人を対象に令和2(2020)年7月〜8月に実施したインターネット調査による
と、テレワークを実施している人はテレワークを実施していない人と比較して⾝体活動量が少なく、勤
務時間中の座位⾏動が⻑いことが報告された(Fukushima N et al. J Occup Health, 2021)。
【充実・強化すべき取組】
○ 国内外の研究報告をレビューし、外出自粛や⾏動制限が人々の健康にどのような影響を与えたの
かを確認するとともに、身体活動・運動の分野において今後取り組むべき対策について検討する。
○ 「新しい生活様式」に対応した情報発信・普及啓発について、継続的に取り組んでいく。
(実績)
● e-ヘルスネットにおいて「新しい生活様式」における体を動かす工夫として、⾃宅でできる運動の動
画やテレビ番組、リンク集、リーフレットを紹介する。
● 健康増進普及月間オンラインイベント「おうちで+10超リフレッシュ体操」開催する。
別表第五(3)休養
○ 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、在宅勤務をする者、遠隔授業を⾃宅で受ける者の割