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資料6 新型コロナウイルス感染症の影響 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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可能性がある。
○ デジタルデバイドを緩和するための体験講習会や公的施設の Wi-Fi 環境の整備等が勧められて
いるが、これらの効果を検証しつつ、インターネット利⽤の普及を加速することが今後の課題と思われ
る。
別表第五(1)栄養・食生活
○ 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出自粛や新しい生活様式の適用等により、国⺠
の栄養・食生活の状況が変化している可能性があることから、その影響等を把握するために、令和
2(2020)年度厚⽣労働⾏政推進調査事業費補助⾦(厚生労働科学特別研究事業)に
おいて栄養・食生活に関する調査研究を実施したところ、世帯所得が少ない集団や自身の食生活
の状況が悪くなったと評価している集団において、栄養・食生活の状況に課題が生じている可能性
が示唆された(図 25、26)。
(図表は略)
図 25︓新型コロナウイルス感染症流⾏前後における親子の栄養・食生活の変化及びその要因の
解明のための研究
図 26︓新型コロナウイルス感染症の影響による国⺠の⾷⾏動等の変化とその要因研究
○ 栄養格差の縮小に向けては、都道府県等の健康増進部局だけではなく、福祉部局等他の部局
との連携による取組が必要になることから、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う生活の変
化を踏まえた栄養・食生活支援の推進について(依頼)」(令和3(2021)年9月8日事
務連絡)を発出し、部局間の連携を図り、⺠間団体等の協⼒も得ながら、地域の実情に応じた
栄養・食生活支援が推進されるよう依頼した。
○ 令和2(2020)年度「食育に関する意識調査」の結果を公表。新型コロナウイルス感染症の
拡大で、「⾃宅で食事を食べる回数」が「増えた」と回答した人の割合が高い等、特に若い世代の
食生活が変化したと報告。
○ 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対応するため栄養・食関係の団体から様々な情報発信
が⾏われた。公益社団法人日本栄養士会では、例えば一般の方向けには栄養バランスのとれた食
事をとることの⼤切さや感染症の予防に役⽴つ食事としての「予防めし」の提案等、食事の面から
感染症を予防することの重要性を広く呼びかける取組を、専門家向けには国連⾷糧農業機構
(FAO)が示した「健康な食生活を維持する方法」についての日本語訳と補足情報を加えてウェ
ブサイト上で紹介した。特定⾮営利活動法⼈⽇本栄養改善学会では、「新しい生活様式」への
提案として、栄養学のエビデンスに基づいた情報「 家で食事をつくると、こんないいこと あるよ︕ 」を
発信し、食事を作る経験は子供の⾷意識と自尊感情を高めることや、子供の頃から調理をしてい
ると大人になってより健康的な食生活が送れること等を紹介した。公益社団法人日本栄養・⾷糧
学会では、「新型コロナウイルス感染症への栄養面での対処〜日本栄養・⾷糧学会からのお願い
〜」として、が外出自粛により室内で過ごすことが増えることによって栄養状態が悪化する状況が懸