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資料6 新型コロナウイルス感染症の影響 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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参考資料︓各領域ご担当委員の記載
別表第一 健康寿命・健康格差
○ 新型コロナウイルス感染症の流⾏下において、健康格差が拡大しているという懸念があり対策の
検討が必要。
○ 健康寿命の延伸は、生活習慣病の予防及び社会生活を営むために必要な機能の維持・向上
等により達成を目指すものであるから、新型コロナウイルス感染症の流⾏下における各分野の動向
を注視していく必要がある。
○ 新型コロナウイルス感染症による死亡は、令和2(2020)年の平均寿命を男性で 0.03 年、
⼥性で 0.02 年、短縮する方向に寄与したと考えられる。(令和2(2020)年簡易⽣命表)
別表第二(1)がん
○ 検診実施機関等により令和2(2020)年度のがん検診件数の減少が、がん治療施設から治
療件数の減少が報告されるともに、院内がん登録全国集計によって、がん治療開始件数の減少も
確認されている。医療機関・検診受診控えに対してはリーフレットやホームページ等を通して受診推
奨を啓発する取組を引き続き実施する。
○ 実際の新型コロナウイルス感染症の影響を測るには、全国がん登録によるがん罹患数、罹患時の
進⾏度、死亡数から確認する必要があると考える。全国がん登録による罹患数の確定や死亡数へ
の影響が及ぶまでには、タイムラグもあるが、断片的なデータだけで判断するのではなく、様々なデー
タを踏まえて影響を評価することが重要であると考える。
〇 一方、院内がん登録に基づく罹患数は、全国がん登録より早く集計が可能であるが、感染症の
影響をよりタイムリーに把握するためには、新たな罹患情報の集計システムについて、検討する必要
があると考える。
別表第二(2)循環器疾患
○ COVID-19 は、感染⼒が強く、法令では新型インフルエンザ等感染症とされているためその診療
には制度的な制約が多く、何よりも通常診療の遂⾏を妨げるという点で大きな問題を抱えている。
がんと循環器病(脳血管疾患と心臓病)で毎日 2000 人弱の国⺠が死亡していることを踏まえ
ると、これらの疾患に対する医療に大きなしわ寄せがいかないようにすることが必要である。
○ COVID-19 感染症による健診受診控えに対してリーフレットを通して受診勧奨を啓発。
○ 新型コロナウイルス感染症に対応した健診に関して厚生労働科学研究を通じて実施。
○ 日本脳卒中学会・日本循環器学会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する
現状に対し、脳卒中・循環器病の救急医療体制維持に強い危機感を抱き、令和2(2020)


4 月に学会共同声明を発出している。 そこには、①地域医療圏における医療供給情報の

共有と 有効利⽤、②COVID-19 の発生数を減らす有効な対策の実現、③脳卒中・循環器病
救急医療施設間での院内感染対策を含む情報共有 COVID-19 対策に必要な、感染症に限
らない幅広い診療科間での密な連携、が記載されている。