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資料4-8   カベルゴリン (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》
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2) How to Prepare the Egg and Embryo to Maximize IVF Success.23)
以下のように記載されている。
8 つの無作為化比較試験を対象としたシステマティックレビューにおいて、本薬 500 µg
を週 1 回投与することで、早期の OHSS 注 7)発症割合が低下することが報告されている。
本薬の忍容性は良好であるものの、主な副作用である起立性低血圧については、服用する
女性への注意喚起が必要である。
注 7)hCG 投与日から 8 日以内に発症する OHSS。
3) Principles and Practice of Assisted Reproductive Technology.24)
以下のように記載されている。
OHSS 発症のリスクが高い女性を対象とした無作為化比較試験において、本薬 0.5 mg/日
を hCG 投与日から 8 日間投与することにより、プラセボと比較して、血管透過性、血液
濃縮及び腹水の減少が認められた 13)。Youssef らによるメタ・アナリシス 25)では、本薬投
与例の OHSS 発症割合は統計学的に有意に減少するエビデンスが示されている(絶対リス
ク:12%減少)

<国内における教科書等>
1) 生殖医療の必修知識 202026)
以下のように記載されている。
本薬の OHSS 予防効果が立証され、アルブミン製剤より有効で経済的負担が少ないとの
報告もある。
(4)学会又は組織等の診療ガイドラインへの記載状況
<海外におけるガイドライン等>
1) Prevention and treatment of moderate and severe ovarian hyperstimulation syndrome: a
guideline. (Fertil Steril 2016; 106: 1634-47)3)
以下のように記載されている。
hCG による最終的な卵胞成熟の誘発時からドパミンアゴニストを数日間投与すること
により、OHSS の発症割合が低下するという質の高いエビデンスが存在する。
2) ESHRE guideline: ovarian stimulation for IVF/ICSI.(Hum Reprod Open 2020; 2020: hoaa009)
20)

以下のように記載されている。
GnRH アゴニストを最終的な卵胞成熟の誘発時に使用した場合注 8)には、OHSS に対す
る追加の予防策としての本薬又はアルブミン投与は推奨されない。

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