よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1 外来医療の提供体制について (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26195.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第9回 6/15)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療機器の効率的な活用等について


「医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会 第2次中間取りまとめ」 (平成29年12月)において、医療設備・機器
等の共同利用等の、医療機関間での連携の方針等について協議を行い、地域ごとに方針決定すべきである、とされ、医療法上も
医療施設に備えた施設・設備の効率的な活用に関する事項について、協議の実施及び協議結果の公表を行うこととされた。
○ 今後、人口減少が見込まれる中、医療機器について共同利用の推進等によって効率的に活用していくべきであり、医療機器の共同利
用のあり方等について、情報の可視化や新規購入者への情報提供を有効に活用しつつ、必要な協議を行う必要がある。
医療機器の効率的な活用のための対応
医療機器の配置状況に関する情報の可視化
○ 地域の医療ニーズを踏まえ、地域ごとの医療機器の配置状況を医療機器の種
類ごとに指標化し、可視化。
地域の医療機器の台数
調整人口当たり台数 =

医療機器の配置状況に関する情報提供
○ 医療機器の配置状況に関する指標に加えて、医療機器を有する医療機関につい
てマッピングに関する情報や、共同利用の状況等について情報を公表。
※ 医療機関の経営判断に資するような、医療機器の耐用年数や老朽化の状況等についても、適切な情報を提
供できるよう検討。

地域の人口
× 地域の標準化検査率比
10万
※ CT、MRI、PET、放射線治療(リニアック及びガンマナイフ)、マンモグラフィに項目化してそれぞれ可視化。
※ 医療機器のニーズが性・年齢ごとに大きな差があることから、地域ごとの人口構成を踏まえて指標化。

医療機器の効率的活用のための協議
○ 医療機器の効率的活用のための協議の場を設置。
※ 基本的には、外来医療機能の協議の場を活用することが想定されるが、医療機器の協議のためのワー
キンググループ等を設置することも可能。

医療機器を二次医療圏内で効率的に共同利用している例 「あまくさメディカルネット」
○ 地域の医療機関をネットワークで繋ぐことにより、共同利用施設のCT, MRI等の医療機器を共同利用施設の医師と同じ
感覚で使用可能。
○ 天草医療圏に存する80診療所のうち61診療所(76.3%)が加入。
○ 必要に応じて、共同利用施設の専門医と同じ画像を見ながら、治療方針等も相談可能。

○ 医療機器の種類ごとに共同利用の方針について協議を行い、結果を公表。
※ 共同利用については、画像診断が必要な患者を、医療機器を有する医療機関に対して患者情報ととも
に紹介する場合を含む。

○ 共同利用の方針に従い、医療機関が医療機器を購入する場合や、当該機
器の共同利用を新たに行う場合には、共同利用に係る計画(以下、「共同
利用計画」)を作成し、定期的に協議の場において確認。
○ 協議に当たっては医療機器の効率的な活用という観点だけでなく、
・CT等放射線診断機器における医療被ばく
・診断の精度
・有効性
等の観点も踏まえ、適切に医療機器が使用されているかについて、検討が必
要。
天草地域医療センター放射線部技師長 緖方隆昭氏より提供資料を改変

18