よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1 外来医療の提供体制について (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26195.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第9回 6/15)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

外来医師多数区域


外来医師偏在指標の上位1/3に該当する二次医療圏を、外来医師多数区域と設定。



主に大都市圏や西日本の二次医療圏に外来医師多数区域が設定されている。
外来医師偏在指標の計算式

外来医師多数区域

○ 外来医療については、診療所の担う役割が大きいため、診療所医師数を、新たな医師偏在指標と同様に
性別ごとに20歳代、30歳代・・・60歳代、70歳以上に区分し、平均労働時間の違いを用いて調整する。
○ 従来の人口10万人対医師数をベースに、地域ごとに性・年齢階級による外来受療率の違いを調整する。
外来医師 =
偏在指標

標準化診療所医師数
地域の人口
10万

× 地域の標準化受療率比(※1) ×地域の診療所の外来患者対応割合(※3)

性・年齢階級別平均労働時間
・標準化診療所医師数 =Σ性・年齢階級別医師数× 全診療所医師の平均労働時間
・地域の標準化外来受療率比(※1)=

地域の期待外来受療率
全国の期待外来受療率

(※2)

・地域の期待外来受療率(※2) = Σ(全国の性・年齢階級別外来受療率×地域の性・年齢階級別人口)
地域の人口
地域の診療所の外来延べ患者数
・地域の診療所の外来患者対応割合=
地域の診療所と病院の外来延べ患者数
(出典)性年齢階級別医師数:平成28年医師・歯科医師・薬剤師調査
平均労働時間:「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」(平成28年度厚生労働科学特別研究「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査研究」研究班)
外来受療率:第3回NDBオープンデータ(平成28年度診療分)、人口推計(平成28年10月1日現在)
性年齢階級別受療率:平成26年患者調査 及び 平成27年住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査
人口:平成29年住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査
外来延べ患者数:平成26年度医療施設静態調査※患者流出入は、流出入発生後のデータ(診療行為発生地ベース)を分母で用いることにより加味している(平成26年患者調査より)

医師偏在指標との相違点
・ 標準化診療所医師数を使用。
・ 受療率に外来受療率を使用。
・ 診療所を受診した患者を対象とするため、診療所での外来患者数を
病院・診療所での外来患者数で除して補正。



外来医師多数区域のない都道府県

青森県、岩手県、秋田県、山形県、
福島県、茨城県、千葉県、神奈川県、
新潟県、富山県






「外来医療に係る医療提供体制の確保に関するガイドライン」
11
第35回医師需給分科会 参考資料3より作成