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資料3 松田参考人提出資料 <公開> (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75738.html
出典情報 厚生科学審議会 がん登録部会(第37回 8/24)《厚生労働省》
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住民ベースの欧州登録データにおける
大腸がんの病期別生存率と
再発率の比較 ⇒ 臨床継続データ




大腸がん切除後の再発は、一般集団ではほとんど記録さ ◼
れていないが、患者の生存率を左右する重要な臨床的
決定因子である。2010ー13年の間に診断され、2020年ま
で臨床的に追跡された大腸がん患者8785例を、7つの欧
州諸国(ブルガリア、スイス、ドイツ、エストニア、フランス、
イタリア、スペイン)の15のがん登録から特定した。累積
超過ハザードモデルを用いて、世界年齢調整純生存率を
推定した。6カ国において、初回切除時の病期がI期、II期、
またはIII期の患者を対象に、生命表法を用いて再発率を
算出した。
非転移性切除大腸がんの割合は、国によって58.6%から
78.5%の範囲で変動した。国別の5年純生存率の全体
的な範囲は60.8%から74.5%だった。5年生存率の最大
値と最小値の絶対差は、ステージIIで12.8ポイント(ブル
ガリア対スイス)、ステージIIIで19.7ポイント(ブルガリア対
スイス)、ステージIVおよび非切除症例で14.8ポイント
(ブルガリア対スイスまたはフランス)であった。

International Journal of Cancer,
2024, Volume155, Issue5 1
September 2024 Pages 807-815

ステージI~IIIの切除患者における5年累積再発率は17.7%
であった。全コホートの平均と比較すると、再発リスクは国間
で差異が認められなかった。ただし、イタリアではステージI/IIお
よびステージIIIがともに低リスク、スペインではステージIIIが高リ
スクであった。生存率は対象欧州諸国間で差異が見られた
が、再発率の差はわずかだった。大腸がんフォローアップのエビ
デンスに基づく管理を強化するためには、住民ベースでのがん
再発情報の収集が極めて重要である。