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○個別事項(その4)について-7-2 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00120.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第497回  11/17)《厚生労働省》
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透析患者における運動について
○ 透析患者について、運動を行わない場合、生命予後に影響する、との報告がある。
○ CKDを有する透析患者に対する運動は、様々な効果があることが指摘されている。
○ 具体的には降圧薬必要量の減少や低栄養・炎症・動脈硬化(MIA)症候群の改善、透析効率の改善が
ある。














最大酸素摂取量の増加
左心室収縮能の亢進(安静時・運動時)
心臓副交感神経系の活性化
心臓交感神経過緊張の改善
降圧薬必要量の減少(Miller BW et al. Am J Kid Dis 39: 828-833,2002. )
低栄養・炎症・動脈硬化(MIA)症候群の改善
貧血の改善(Reboredo MM et al. Artif Organs 34: 586-593, 2010 Goldberg AP et al. Kidney Int 18: 754-761, 1980)
睡眠の質の改善
不安・うつ・生活の質(QOL)の改善
日常生活活動(ADL)の改善
前腕静脈サイズの増加(特に等張性運動による)
透析効率の改善(Vaithlingam I. AJKD 43: 85-89, 2004)
死亡率の低下
上月正博 臨床栄養 118: 334-335, 2011
Kohzuki M. Hemodialysis (InTech) Chapter 35, 743-751, 2012

(出典)日本腎臓リハビリテーション学会理事上月正博医師、同理事武居光雄医師提供

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