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2016年_全国がん登録5年生存率報告書 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_68515.html
出典情報 「2016 年全国がん登録生存率報告」の結果について(1/14)《厚生労働省》
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3. 全国がん登録情報の処理過程
1) 国際疾病分類腫瘍学
死亡をコーディングするための国際分類は 1893 年から存在していた。第二次世界大戦後
に国連が組織され、世界保健機関(WHO)の創立に際し WHO がこの分類の刊行を担当するこ
とになった。ICD は、診療録に記載された数々の病名の蓄積、検索のためのコード化及びそ
れらの集計に使用されることとなり、その第 2 章は常に新生物にだけ割り当てられてきた。
専門家は、新生物の分類に関して、腫瘍の形態と組織型に対するコードの必要性を強調し、
詳細な組織型分類を必要とする腫瘍学の専門家の利用を目的として ICD-O を作成するよう
勧告した。
WHO は 1976 年に国際疾病分類-腫瘍学(International Classification of Diseases for
Oncology: ICD-O)第 1 版を刊行し、ICD-O 第 2 版は、WHO/IARC の作業班によって作られた。
この第 2 版は、がん登録機関やがん専門機関の病理学部門及び(関連する)他の部門が利用
することを目的として、1990 年に WHO より刊行された。局在と形態の両方に対して二重の
分類とコード化が体系づけられている。局在コードは ICD-10 の悪性新生物(C00-C80)と同
じ 3 桁及び 4 桁分類項目が使われ、ICD-10 より更に詳細に非悪性新生物の局在を明示する
ことが可能となっている。ICD-O 第 2 版は広く世界中で使われ、多くの言語に訳された。
ICD-O 第 3 版は、IARC/WHO によって招集された作業班によって 2000 年に作成され、リンパ
腫及び白血病に対応する新生物の形態コードが追加された。IARC が編集する WHO 分類の改
訂に対応し、2011 年に、IARC/WHO は、ICD-O-3 改定第一版(ICD-O-3.1)を刊行した。国際
がん登録協議会(International Association of Cancer Registries, IACR)の推奨のも
と、世界のがん登録では ICD-O-3 ががんの分類コードとして用いられており、我が国におい
ても、平成 30 年に厚生労働省が編集し、国立がん研究センター監修により ICD-O-3.1 の日
本語版冊子を刊行した。その後、IARC/IACR は、WHO Classification of Tumours 第 5 版
の更新に対応させるために、ICD-O-3 改訂第 2 版(ICD-O-3.2)を 2019 年に公表した。
(1) コーディング
病院等において、院内がん登録を実施している場合は、届出を担当する実務者が、病理報
告を含む病院情報システムから、がんの診断に関する情報を抽出し、整理する過程において、
診断されたがんのより確からしいコード(局在・形態)を国際的に統一された新生物のため
の分類である国際疾病分類-腫瘍学第 3 版(ICD-O-3)に準拠して付与する。電子届出票 PDF
(2-3)参照)を利用する、主として小規模の病院や診療所においては、届出票上の大分類
及び詳細分類から、診断に相当する局在や形態を選択することで、自動的に ICD-O-3 コード
が付与される仕組みとなっている。
(2) 変換
死亡統計との比較可能性を担保することから、ICD-O-3 から ICD-10 へ変換した上で集計
を行っている。変換表は、IACR/IARC が整備し、米国 NCI 等でも電子媒体の形で配布してい
る。

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