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参考資料2 能力がシームレスに積み上げられていく看護師の教育・研修について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65723.html
出典情報 医道審議会 看護師特定行為・研修部会 看護師の特定行為研修制度見直しに係るワーキンググループ(第3回 11/10)《厚生労働省》
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看護師人材育成過程における共通科目に係る到達目標と学ぶべき事項
〈医療安全学/特定行為実践〉①
看護基礎教育

新人看護職員研修

特定行為研修

到達目標
○実施する看護の根拠・目的・方法について対
○医療倫理・看護倫理に基づき、人間の生命・
象者の理解度を確認しながら説明する。
尊厳を尊重し患者の人権を擁護することがで
○看護職としての倫理観を持ち、法令を遵守し
きる。
て行動する。
○看護行為によって患者の生命を脅かす危険
○対象者の尊厳を守る意義を理解し、価値観、
性 もあることを認識し行動することができる。
生活習慣、慣習、信条等を尊重した行動をと
○職業人としての自覚を持ち、倫理に基づいて
る。
行動することができる。
○対象者の選択権及び自己決定権を尊重し、
○患者・家族にわかりやすい説明を行い、同意
対象者及び家族の意思決定を支援する。
を 得ることができる。
○対象者の状態に合わせて、安全・安楽・自立/ ○守秘義務を厳守し、プライバシーに配慮する
自律に留意しながら看護を実施する。
ことができる。
○ 実施した看護の結果を評価し、必要な報告
○病院及び看護部の理念を理解し行動するこ
を行い記録に残す。
とができる。
○看護の業務を法令基づいて理解するとともに、 ○病院及び看護部の組織と機能について指導
その役割と機能を説明する。
の下、理解できる。
○ リスク・マネジメントを含む医療安全の基本
○チーム医療の構成員としての役割を理解し協
的な考え方と看護師 の役割について説明す
働する。
る。
○同僚や他の医療従事者と適切なコミュニケー
○関係法規及び各種ガイドラインに従って行動
ションをとる。
する。
○自己評価及び他者評価を踏まえた自己の学
○保健・医療・福祉チームにおける看護師及び
習課題を見つけることができる。
他職種の機能・役割を理解する。
○課題の解決に向けて必要な情報収集し解決
○対象者をとりまく保健・医療・福祉関係者間の
に向けた行動が指導の下にできる。
協働の必要性について理解する。
○指導の下で、学習の成果を自らの看護実践
○ 対象者を含むチームメンバーと連携・共有・
に活用できる。
再検討しながら看護を実践する。
○施設における医療安全管理体制について理
○看護実践に新たな技術やエビデンスに基づ
解できる。
いた知見を活用し、批判的吟味をすることの
○インシデント(ヒヤリ・ハット)事例や事故事例
重要性を理解する。
の報告を速やかに行うことができる。

○医療安全の原理・原則を理解し、多様な臨床
場面において患者の安心に配慮しつつ、必
要な特定行為を安全に実践するための能力
を身につける。
○医療事故発生のメカニズムについて理解し、
防止するための情報収集・分析・対策立案・
評価・フィード漠の方法を理解し、事故後の対
処ができる。
○問題解決に向けて多職種と効果的に協働す
る能力を身につける。
○多職種と協働しながら必要な特定行為を安
全に実践し、自らの看護実践を見直しつつ標
準化する能力を身につけることを目標とする。
○多様な臨床場面において問題解決に向けて
多職種と効果的に協働する知識と実践能力
を身につける。
○特定行為にまつわる関連法規・法的責任に
ついて理解し応用できる。
○医療者、患者・家族がともに納得できる医療
を行うための意思決定支援を実施できる。
○手順書を医師、歯科医師等とともに作成し、
実践後手順を評価し見直すプロセスを習得す
る。

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