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参考資料2 能力がシームレスに積み上げられていく看護師の教育・研修について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65723.html
出典情報 医道審議会 看護師特定行為・研修部会 看護師の特定行為研修制度見直しに係るワーキンググループ(第3回 11/10)《厚生労働省》
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看護師人材育成過程における共通科目に係る到達目標と学ぶべき事項
〈臨床推論〉
看護基礎教育

新人看護職員研修

特定行為研修

到達目標

○健康状態のアセスメントに必要な客観的・主
観的情報を系統的に収集する。
○情報を整理し、分析・解釈・統合し、看護課題
の優先順位を判断する。
○根拠に基づき対象者の状況に応じた看護を
計画する。
○急速に健康状態が変化する(周術期や急激
な病状の変化、救命救急処置を必要としてい
る等)対象の病態や、治療とその影響につい
て理解する。
○慢性的経過をたどる人の病態や、治療とその
影響について説明する。
教育内容
(人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の
促進)
・生化学
・栄養学
・微生物学
・臨床判断能力の基盤となる演習
(基礎看護学)
・臨床判断能力の基盤となる基礎的理論や
基礎的技術
(成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性
看護学、精神看護学)
・臨床判断を行うための基礎的能力を養うため
に専門基礎分野で学んだ内容をもとに看護実
践を段階的に学ぶ。

○患者のニーズを身体・心理・社会的側面から
○看護師が適切に臨床実践するに際して、多
把握することができる。
様な臨床場面において必要な治療を理解す
○患者を一個人として尊重し、受容的・共感的
る。
態度で接することができる。
○主要な症候から疾患の診断ができるようにな
○患者・家族に分かりやすい説明を行い同意を
るために、知識を統合し、関連する病態整理
得ることができる。
を理解し、根拠に基づく医療(EBM)を患者の
○家族の意向を把握し、家族にしか担えない役
診断・治療に活用する能力を身につける。
割を判断し支援することが指導の下でできる。 ○症状の変化に対して必要となる各種臨床検
○守秘義務を厳守し、プライバシーに配慮する
査、身体診察を受ける患者や家族に必要な
ことができる。
支援ができる。
○看護を患者中心のサービスであることを認識
し、患者家族に接することができる。
○バイタルサイン(呼吸・脈拍・体温・血圧)の観
察と解釈ができる。
学ぶべき事項
○身体計測ができる。
○静脈血採血と検体の取扱いができる。
(臨床診断学、臨床検査学、症候学、臨床疫
○動脈血採血の準備と検体の取扱いができる。 学)
○採尿・尿検査の方法と検体の取扱いができる。 ・診療のプロセス
○血糖値測定と検体の取扱いができる。
・臨床推論(症候学を含む)の理論と演習
○心電図モニター・12誘導心電図の装着、管理 ・医療面接の理論と演習・実習
ができる。
・各種臨床検査の理論と演習
○パルスオキシメーターによる測定ができる。
心電図/血液検査/尿検査/病理検査/微
生物学検査/生理機能検査/その他の検査
・画像検査の理論と演習
放射線の影響/単純エックス線検査/超音波
検査/CT・MRI/その他の画像検査
・臨床疫学の理論と演習
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