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○外来(その1)について-3 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00097.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第482回  7/7)《厚生労働省》
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慢性疾患におけるかかりつけ医の役割の例
○ 例えば、慢性心不全や慢性腎臓病等の慢性疾患の診療については、かかりつけ医における、日常
的な医学管理と重症化予防、専門医療機関や介護等との連携、在宅医療の提供等を含む、継続的か
つ全人的な医療の提供が求められている。
(例)
慢性心不全
• 日本における死因については、心疾患による死亡は悪
性新生物(癌)に次ぎ2番目に多く、そのなかでも心
不全による死亡は最も多い。
• 心不全は心収縮力に関わらず、経時的に進行しかつ入
院を繰り返しやすい慢性疾患であり、症候性心不全の
予防や、再発・重症化予防が必要な疾患である。
• 日常診療においては、生活習慣病を含む基礎疾患に対
する治療を継続しながら、生活指導と薬物療法による
継続的な加療が求められている。

慢性腎臓病(CKD)
• 日本人のCKD患者数は約1,330万人と推計され、ま
た、慢性透析患者数は令和元年末で34万人を超えてい
る。
• CKDは進行すると末期腎不全に至り透析療法等が必
要となる他、心血管疾患や死亡リスクを上昇させるこ
とから、重症化の予防が必要な疾患である。
• CKD診療においては、基礎疾患の治療、生活習慣の
改善、ステージに応じた食事療法、血圧・血糖・脂質
等の管理など、集学的治療が求められる。

参照:「地域のかかりつけ医と多職種のための心不全診療ガイドブック」(厚生労働科学研究費補助金「地域におけるかかりつけ医等を
中心とした心不全の診療提供体制構築のための研究」研究班)、「急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)」(日本
循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン)、「CKD診療ガイド2012」(日本腎臓学会)、「CKD診療ガイドライン2018」 (日
本腎臓学会) 、「わが国の慢性透析療法の現況(2019年12月31日現在)」(日本透析医学会)

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