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資料3-1 医薬品の使用上の注意の改訂について[850KB] (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64439.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和7年度第2回 10/24)《厚生労働省》
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No.

一般名

薬効
分類

改訂内容

改訂理由

現行
11. 副作用
11.1 重大な副作用
血管浮腫
顔面、口唇、咽頭、舌等の腫脹があらわれることがある。
ロサルタンカリウム
25-44 ロサルタンカリウム・ヒドロクロ 214 血圧降下剤
ロチアジド

改訂案
11. 副作用
11.1 重大な副作用
血管性浮腫
顔面、口唇、咽頭、舌等の腫脹があらわれることがある。また、
腹痛、嘔気、嘔吐、下痢等を伴う腸管血管性浮腫があらわれるこ
とがある。

現行
11. 副作用
11.1 重大な副作用
(新設)

25-45

メサラジン
サラゾスルファピリジン

改訂案
11. 副作用
11.1 重大な副作用
抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎
発熱、倦怠感、関節痛、筋痛等の全身症状や、皮膚(紅斑、紫
斑)、肺(血痰)、腎臓(血尿、蛋白尿)等の臓器症状があらわれ
ることがある。

239 その他の消化器
官用薬
621 サルファ剤

25-33と同じ。

国内副作用症例の集積状況
【転帰死亡症例】
腸管血管性浮腫関連症例※3、4の集積状況は以下
の通り。
①ロサルタンカリウム
0例
※3:医薬品医療機器総合機構における副作用等報
告データベースに登録された症例で、以下の条件に合
致する症例
1)MedDRA ver.28.0 PT 腸管血管性浮腫、PT 消化管
浮腫の症例
2)MedDRA ver.28.0 PT 血管性浮腫のうち、腸管血管
性浮腫に関連する可能性のあ
る腹痛、下痢等の症状が認められる症例
3)上記 1)2)に該当する症例のうち、転帰欄又は経過
欄の情報より関連事象の転帰不明の症例を除く
※4:因果関係評価は、単剤を対象に行った。

血管炎関連症例を評価した。症例の因果関係評価 血管炎関連症例※の国内症例の集積状況
及び使用上の注意の改訂要否について、専門委員 ①メサラジン
の意見も聴取した結果、5-アミノサリチル酸製剤と抗 17 例(うち、医薬品と事象との因果関係が否定できな
好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎との因果関 い症例 6 例)
係が否定できない症例が集積したことから、使用上 【死亡 0 例】
の注意を改訂することが適切と判断した。
②サラゾスルファピリジン
4 例(うち、医薬品と事象との因果関係が否定できない
症例 2 例であるが、1 例は承認効能・効果外の症例)
【死亡 1 例(うち、医薬品と事象による死亡との因果関
係が否定できない症例 0 例)】
※:医薬品医療機器総合機構における副作用等報告
データベースに登録された症例で、MedDRA ver.28.0
SMQ「血管炎」(広域)で抽出した症例のうち、症例票
中に抗好中球細胞質抗体(ANCA)陽性であることが
示されている症例

アダリムマブ(遺伝子組換え)
アダリムマブ(遺伝子組換え)
[アダリムマブ後続1]
アダリムマブ(遺伝子組換え)
25-46 [アダリムマブ後続2]
アダリムマブ(遺伝子組換え)
[アダリムマブ後続3]
アダリムマブ(遺伝子組換え)
[アダリムマブ後続4]

現行

399 他に分類されな
い代謝性医薬品

11. 副作用
11.1 重大な副作用
(新設)

改訂案
11. 副作用
11.1 重大な副作用
自己免疫性肝炎

現行
8. 重要な基本的注意
(新設)

25-47 イピリムマブ(遺伝子組換え)

429 その他の腫瘍用
11. 副作用

11.1 重大な副作用
(新設)

改訂案
8. 重要な基本的注意
腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、血清中電解質濃度
測定及び腎機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察するこ
と。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
腫瘍崩壊症候群
異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置(生理食塩
液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状
が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。

5

自己免疫性肝炎症例を評価した。症例の因果関係 「自己免疫性肝炎」症例※の集積状況は以下の通り。
評価及び使用上の注意の改訂要否について、専門 4 例(うち、医薬品と事象との因果関係が否定できない
委員の意見も聴取した結果、本剤と自己免疫性肝 症例 0 例)
炎との因果関係が否定できない症例が集積したこと 【死亡 0 例】
から、使用上の注意を改訂することが適切と判断し
た。
※:医薬品医療機器総合機構における副作用等報告
データベースに登録された症例

腫瘍崩壊症候群の症例を評価した。症例の因果関 「腫瘍崩壊症候群」症例※の集積状況は以下の通り。
係評価及び使用上の注意の改訂要否について、専 10 例(うち、医薬品と事象との因果関係が否定できな
門委員の意見も聴取した結果、ニボルマブ(遺伝子 い症例 3例)
組換え)及びイピリムマブ(遺伝子組換え)と腫瘍崩 【死亡 1 例(うち、医薬品と事象による死亡との因果関
壊症候群との因果関係が否定できない症例が集積 係が否定できない症例 0 例)
したことから、使用上の注意を改訂することが適切と
判断した。
※:医薬品医療機器総合機構における副作用等報告
データベースに登録された症例のうち、症例票内に尿
酸、カリウム、リン又はカルシウムのうち 2 項目以上
の血液検査結果に関する情報がある症例