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資料3-1 医薬品の使用上の注意の改訂について[850KB] (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64439.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和7年度第2回 10/24)《厚生労働省》
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No.

一般名

薬効
分類

改訂内容
現行

25-32

11. 副作用
11.1 重大な副作用
(新設)
ペムブロリズマブ(遺伝子組換 429 その他の腫瘍用
え)


国内副作用症例の集積状況
【転帰死亡症例】
血管炎関連症例を評価した。症例の因果関係評価 血管炎関連症例 ※の国内症例の集積状況は以下の
及び使用上の注意の改訂要否について、専門委員 通り。
の意見も聴取した結果、本剤と血管炎との因果関係 35 例(うち、医薬品と事象との因果関係が否定できな
が否定できない症例が集積したことから、使用上の い症例 11 例)
注意を改訂することが適切と判断した。
【死亡 1 例(うち、医薬品と事象による死亡との因果関
係が否定できない症例 0 例)
改訂理由

改訂案
11. 副作用
11.1 重大な副作用
血管炎
大型血管炎、中型血管炎、小型血管炎[抗好中球細胞質抗体
(ANCA)関連血管炎、IgA 血管炎を含む]があらわれることがあ
る。

※:医薬品医療機器総合機構における副作用等報告
データベースに登録された症例

令和7年9月9日発出
現行
11. 副作用
11.1 重大な副作用
血管浮腫
顔面、口唇、舌、咽・喉頭等の腫脹を症状とする血管浮腫があら
われることがある。

改訂案
11. 副作用
11.1 重大な副作用
血管性浮腫
顔面、口唇、舌、咽・喉頭等の腫脹を症状とする血管性浮腫があ
らわれることがある。また、腹痛、嘔気、嘔吐、下痢等を伴う腸
管血管性浮腫があらわれることがある。

アジルサルタン
アジルサルタン・アムロジピン
ベシル酸塩
カンデサルタン シレキセチル 214 血圧降下剤
25-33
カンデサルタン シレキセチル・ 217 血管拡張剤
アムロジピンベシル酸塩
カンデサルタン シレキセチル・
ヒドロクロロチアジド

現行
11. 副作用
11.1 重大な副作用
血管浮腫
呼吸困難を伴う顔面、舌、声門、喉頭の腫脹を症状とする血管浮
腫があらわれることがある。
25-34 アラセプリル

214 血圧降下剤

改訂案

25-35 アリスキレンフマル酸塩

214 血圧降下剤

25-33と同じ。

11. 副作用
11.1 重大な副作用
血管性浮腫
呼吸困難を伴う顔面、舌、声門、喉頭の腫脹を症状とする血管性
浮腫があらわれることがある。また、腹痛、嘔気、嘔吐、下痢等
を伴う腸管血管性浮腫があらわれることがある。

現行
11. 副作用
11.1 重大な副作用
血管浮腫
呼吸困難、嚥下困難及び顔面、口唇、咽頭、舌、四肢の腫脹等が
症状としてあらわれることがある。

アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシ 腸管血管性浮腫関連症例※3、4の集積状況は以下
ンⅡ受容体拮抗剤、アンジオテンシン受容体ネプリ の通り。
ライシン阻害剤及び直接的レニン阻害剤(以下、レ ①アジルサルタン
ニン-アンジオテンシン系阻害剤)の腸管血管性浮 0 例
腫について、国内外症例、WHO 個別症例安全性報 ②カンデサルタン シレキセチル
告グローバルデータベース(VigiBase)※1を用いた 1 例(うち、医薬品と事象との因果関係が否定できない
不均衡分析結果を評価した。現行電子添文で腸管 症例 0例)
血管性浮腫に関する注意事項がないレニン-アンジ 【死亡 0 例】
オテンシン系阻害剤については、専門委員の意見も
聴取した結果、以下の内容を踏まえ、使用上の注意 ※3:医薬品医療機器総合機構における副作用等報
を改訂することが適切と判断した。
告データベースに登録された症例で、以下の条件に合
 レニン-アンジオテンシン系阻害剤においては、
致する症例
「血管浮腫」自体は「11.1 重大な副作用」に記載して 1)MedDRA ver.28.0 PT 腸管血管性浮腫、PT 消化管
おり既知のリスクである。血管性浮腫の一種である 浮腫の症例
腸管血管性浮腫についても、潜在的なリスクである 2)MedDRA ver.28.0 PT 血管性浮腫のうち、腸管血管
性浮腫に関連する可能性のあ
可能性があること
 国内外副作用症例において、腸管血管性浮腫に る腹痛、下痢等の症状が認められる症例
関連する報告が認められていない薬剤もあるもの 3)上記 1)2)に該当する症例のうち、転帰欄又は経過
の、複数の薬剤において腸管血管性浮腫との因果 欄の情報より関連事象の転帰不明の症例を除く
※4:因果関係評価は、単剤を対象に行った。
関係が否定できない症例が認められていること
 医薬品医療機器総合機構で実施した VigiBase を
用いた不均衡分析において、複数のアンジオテンシ
ン変換酵素阻害剤及びアンジオテンシンⅡ受容体
拮抗剤で「腸管血管性浮腫」に関する副作用報告数
がデータベース全体から予測される値より統計学的
に有意に高かったこと※2
※1:VigiBase は、医薬品の有害事象報告の WHO
のグローバルデータベースを情報源とする。データ
が限られているため、事象と医薬品との因果関係を
明らかにすることは困難である可能性がある。
※2:作成された情報、結果及び結論は、ウプサラモ
ニタリングセンター/国際医薬品モニタリング WHO
協力センター又は WHO の意見を反映するものでは
ない。

改訂案
11. 副作用
11.1 重大な副作用
血管性浮腫
呼吸困難、嚥下困難及び顔面、口唇、咽頭、舌、四肢の腫脹等が
症状としてあらわれることがある。また、腹痛、嘔気、嘔吐、下
痢等を伴う腸管血管性浮腫があらわれることがある。

2

腸管血管性浮腫関連症例※3、4の集積状況は以下
の通り。
0例
※3:医薬品医療機器総合機構における副作用等報
告データベースに登録された症例で、以下の条件に合
致する症例
1)MedDRA ver.28.0 PT 腸管血管性浮腫、PT 消化管
浮腫の症例
2)MedDRA ver.28.0 PT 血管性浮腫のうち、腸管血管
性浮腫に関連する可能性のある腹痛、下痢等の症状
が認められる症例
3)上記 1)2)に該当する症例のうち、転帰欄又は経過
欄の情報より関連事象の転帰不明の症例を除く
※4:因果関係評価は、単剤を対象に行った。

25-33と同じ。

25-34と同じ。