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【資料4】科学的介護情報システム(LIFE)について(報告) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_62797.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第247回 9/5)《厚生労働省》
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令和6年度介護報酬改定に関する審議報告での指摘事項
令和6年度介護報酬改定に関する審議報告(令和5年12月19日)(抄)

【LIFE を活用した質の高い介護】


今回の介護報酬改定において、科学的介護の推進に向けた入力項目の見直し等を行ったが、項目の見直しに際しては、介入に係る情報
を充実させるべきである という指摘等も踏まえ、介護現場及び学術的観点から提案される情報を、専門家等による活用可能性等の検討を
経て、介護給付費分科会へ提案するサイクルの構築に向けて検討していくべきである。



また、介護情報基盤の整備に向けて、LIFE については関係者間で共有される情報の1つとして検討が進められていることも踏まえ、引
き続き、入力項目やフィ ードバックについて検討していくべきである。



今回の介護報酬改定において、事業所フィードバックにおいては自事業所と平均要介護度が同じ事業所との比較や、利用者別フィード
バックにおいては同じ要介護度の方との比較、全国集計値だけでなく地域別等のより詳細な層別化、複数の項目をクロス集計するなど、
フィードバックの充実に取り組むこととしたが、 科学的介護のさらなる推進に資するフィードバックとなるよう、引き続き介護事業所に
おける活用状況等を踏まえ検討していくべきである。



今回の介護報酬改定において、褥瘡マネジメントや排せつ支援等においてアウ トカム評価の充実に向けた見直しを行ったが、LIFEで蓄
積されたデータも活用し、介護保険制度における適切なアウトカムについて引き続き検討していくべきであ る。



特に、ADL 維持等加算については、ADL 利得をアウトカムとして評価を行って いるが、生活期におけるアウトカムとして妥当ではな
いという指摘も踏まえ、より適切なアウトカムについて検討し、それに応じて当該加算の算定要件等の見直しについても検討していくべ
きである。

【LIFE 関連加算の対象となるサービスの範囲】


今回の介護報酬改定においては、LIFEの入力項目の見直しや負担軽減、フィー ドバックの改善等に取り組むこととし、対象サービスは
拡大しないこととしたが、LIFEのさらなる推進に向けて、訪問系サービスや居宅介護支援等の評価の対象と なっていないサービスに適し
た評価項目や、同一の利用者に複数の事業所がサー ビスを提供していることを踏まえ、各サービスをどのように評価すべきか等の課題に
ついて、引き続き検討していくべきである。
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