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資料4 鈴木参考人提出資料 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59984.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第123回 7/28)《厚生労働省》
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プラットフォームに関する今後の議論の方向性(期待)
○ プラットフォームは地域における多様な介護人材確保の取り組みを創出し、地域特性に応じて実
行していくための仕組み。そのためには、単なる形式的な情報共有の場ではなく、実践的な取組が可
能となる複数のネットワーク(重層性)が必要である。
○ ネットワークを機能させるためには、取組に応じた規模やメンバーに柔軟性をもたせ、フォーマ
ル、インフォーマルの性質を高める運営が必要。特に、ネットワークの関係性の中で、柔軟性・即効
性をもった活動を行うには、インフォーマルな形で取組を推進していくことの方が有効な場合が多い
が、一方で、人材確保施策として持続可能性を高めるためには、その取組のPDCAサイクルを組織
的に回し、評価していくことも必要であり、この点において、コーディネーターの存在や、行政等の
フォーマルな関与も欠かせず、地域ごとの実情に応じたネットワークの構築が重要である。
○ 加えて、プラットフォームの機能については、どのような規模で、どのような地域で、どのよう
な団体が、どのような動きをすることで何が生まれたのか、設定した課題や目標の評価においては、
成果までのプロセスを、ロジックで見ていくことが必要である。つまり、ロジックモデル等を活用し
て事例検討を重ねていくことが重要であり、こうした実践例を収集し、類似する地域性や課題をもつ
地域等で展開できるよう、モデル的な取組を提示していくことも含めて検討することが求められる。
○ また、ネットワーク機能のねらいに応じた規模やメンバー(フォーマル・インフォーマル)の重
層的な仕組みは、介護人材以外の例でも非常に有効であると考えるため、介護だけでない福祉分野全
体の仕組みとして考えることも必要である。

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