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資料6-2_概要(施策目標Ⅰ-11-3) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00152.html
出典情報 政策評価に関する有識者会議 医療・衛生WG(第18回 7/14)《厚生労働省》
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【概要】令和6年度実績評価書(案)(施策目標Ⅰ-11-3)
基本目標Ⅰ: 安心・信頼してかかれる医療の確保と国民の健康づくりを推進すること

施策大目標11: 妊産婦・児童から高齢者に至るまでの幅広い年齢層において、地域・職場などの様々な場所で、国民的な健康づくりを推進すること

施策目標3: 総合的ながん対策を推進すること

現状(背景)

○ がんは、日本で昭和56年より死因の第1位(年間で約38万人(約4人に1人)ががんにより死亡)。生涯のうちに約2人に1人ががんに罹患すると推計。
○ 「がん対策推進基本計画」(第4期:令和5年度~令和10年度)に基づき、①がん予防、②がん医療の充実、③がんとの共生 を柱として取り組んでいる。

1.がん検診等の推進
● 科学的根拠に基づくがん検診の受診や
精密検査の受診は、がんの早期発見・
早期治療につながるもの。
● がん検診等の受診率は中長期的には増
加傾向にあるが、多くのがん種で十分
とはいえない。
● がんの早期発見等につなげ、死亡率を
減少させるため、レセプト等を活用し
たがん検診の精度管理について、自治
体に対し技術的支援を実施。

課題1
がんの死亡者は依然として多く、がん検
診受診率・精密検査受診率は不十分
達成目標1

がんの早期発見・早期治療の促進による
がんの死亡者の減少
【測定指標】太字・下線が主要な指標





2.がんの医療提供体制の均てん化・集
約化
● 拠点病院等(各都道府県に整備)を中心
として、医療の質向上や均てん化を進め、
全国で質の高いがん医療の提供体制の整備
を推進。
● 他方で、少子高齢化・人口減少が一層進
み人口動態が変化。医療の高度化も進む中、
地域の実情に応じた均てん化の推進ととも
に、持続可能ながん医療の提供に向け、拠
点病院等の役割分担を踏まえた集約化の推
進が求められている。

がん検診受診率(アウトプット)
精密検査受診率(アウトプット)

※主に思春期(15歳~)から30歳代までの世代

がん医療の高度化や今後の人口動態の変化
を踏まえた、がん医療提供体制の整備を進
める必要

課題3
がん患者・経験者の生活の質の向上に向け、
・ 治療と学業・仕事との両立支援やアピアランスケア等の
サイバーシップ支援
・ 小児・AYA世代の妊孕性の温存に関する支援 が重要

達成目標2

達成目標3

課題2

地域の実情に応じた均てん化の推進と
拠点病院等の役割分担を踏まえた
集約化の推進

がんの年齢調整死亡率(75歳未満)

(アウトカム)

3.がん患者等の生活の質の向上
● がん患者の約4人に1人は、20歳から64歳までの年齢でがんに罹
患。20歳から64歳までのがん罹患者数は増加(平成14年:約19万
人→令和3年:約24万人)。
● がん医療の進歩により、全がんの5年相対生存率は上昇。がん患
者・経験者が長期生存し働きながらがん治療を受けられる可能性も
増加。治療後も同様の社会生活を維持する上で、がんの治療に伴う
外見の変化に対する支援(アピアランスケア)も重要。
● がんは小児・AYA世代(※)の病死の主な原因の一つ。将来こど
もを産み育てることを望む小児・AYA世代のがん患者にとっては、
妊孕性の温存は大きな課題。



がんの年齢調整死亡率(75歳未満)

(アウトカム)【再掲】

5 役割分担に関する議論が行われてい
る都道府県の数(アウトプット)

ライフステージに応じたがん対策の推進による
がん患者とその家族等の生活の質の向上
6 仕事と治療の両立ができる環境と思う人の割合(アウトカム)
7 がん診療連携拠点病院等において、「治療と仕事両立プラン」
等を活用して支援した就労に関する相談件数(アウトプット)
8 現在自分らしい日常生活を送れていると感じるがん患者の割合
(アウトカム)

9 「小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事
業」に係る助成の実施件数(アウトプット)
10 外見の変化に関する相談ができた患者の割合(アウトカム)
5